天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

亡くなったトニーカーティスさん「マリリンとのキスはヒトラーとするよう」にマリリン反論「彼の方の問題」

2010-10-02 22:36:02 | 日記
今日の続編日記は、先月29日、アメリカのネバダ州ヘンダーソンの自宅で、心不全のため死去したアメリカ俳優トニー・カーティス(享年85歳)さんのことです。その訃報ニュースは、娘の女優ジェイミー・リー・カーティス(女優ジャネット・リーとの間の子)の代理人が発表しました。
私が名優トニー・カーティスさんを映画で初めて知ったのは、出演作品『手錠のままの脱獄』(米1958年製作 スタンリー・クレイマー監督 トニー・カーティス シドニー・ポワチエ主演)が、淀川長治氏解説NET(現テレビ朝日)『日曜洋画劇場』でTV放映され、鎖で黒人と繋がれた脱獄囚を好演した彼を見た時です。この作品をきっかけに、それ以後の出演作品1959年製作『お熱いのがお好き』1960年製作『スパルタカス』では、その力量を遺憾なく発揮していました。
私は、その生前の彼の姿を偲んで、今その名作『お熱いのがお好き』をお茶の間鑑賞しています。添付した写真は、大富豪の息子に成りすましたトニー・カーティスさんと歌姫マリリン・モンローです。
この映画を製作している時、彼は伝説的な名言『マリリンとキスをするのはヒトラーとするようだ!』を当時、世界中の男たちに披露していました。この彼のコメントに、マリリン・モンローは次のように反論しています。
『私にキスするのはヒトラーとキスするようだと言った男優がいたけれど、それは彼の方の問題だと思うわ。私に対して本当にそんな感情を持った人と深いラブシーンを演じなければならないとしたら、想像の世界に入り込むしかないわ。つまり、彼はいないことにして、想像の世界に浸るの。彼は存在しないのよ。彼があんなことを言ったのは、私の方が綺麗なドレスを着ていたからね。』
当時の彼とマリリン・モンローは、このようにあまりいい関係ではなかったのです。しかし、彼の数年前発表された自叙伝では、マリリン・モンローとは不倫関係にあったと暴露していました。その関係は、私にはまったく信じられないことです。彼は永遠のプレーボーイの姿を、死ぬ前に自作自演したかったのでしょう。でも、私はそれをまったく非難できません。それほどまでも、女優マリリン・モンローが不出生で男を虜にするとても魅力的な女性だったからです。
私は慎んで、トニー・カーティスさんのご冥福をお祈りします。
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