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今日の日記は、映画『ローマ帝国の滅亡』(1964年製作 アンソニー・マン監督 ソフィア・ローレン スティーブン・ボイド主演)に登場したローマ皇帝マルクス・アウレリウスの子供コモドゥスのことです。
添付した写真は、アウレリウス死後次の皇帝となったコモドゥスに反抗した将軍リヴィウス(スティーブン・ボイド)と、弟を殺そうとして失敗した姉ルチッラ(ソフィア・ローレン)が、ローマ元老院前の広場で火炙り刑を受ける直前のシーンです。
でも、この刑を執行する前に、剣闘試合や競技会に夢中になっていた暴君「剣闘士皇帝」コモドゥスは、「私の息子だ」と自身の出生秘密を告白した剣闘士だった部下のヴェルルス(アンソニー・クェイル)を殺害した後ろめたさからか、執行前の囚人リヴィウス将軍に、自分との剣闘試合での決闘のチャンスをあたえます。
そして、リヴィウス(スティーブン・ボイド)は、コモドゥス皇帝(クリストファー・プラマー)との生死を賭けた試合に、見事に勝利して、ルチッラ(ソフィア・ローレン)を助け出して、元老院議員らの次期皇帝の推挙を拒絶して、愛するルチッラと共にその処刑広場を去って行きます。
このように映画では、お互いに愛する二人が結ばれてハッピーエンドでなります。ただ、題名を暗示する「これから以後、ローマ帝国の崩壊が始まった」とのナレーターが入ります。
でも、実際のコモドゥス皇帝の死は、近親者による暗殺でした。西暦192年12月31日夜、愛妾マルチアと召使エクレクトゥスと彼のレスリング教師ナルキッソスが、浴室で入浴中のコモドゥスの首を締めて殺したのです。ただ、この実行犯三人の以後の消息は、まったく分かっていません。
そして、元老院は満場一致で、この皇帝コモドゥスを「記録抹殺刑」に処しています。死後にこの不名誉な刑に処されると、肖像は破壊され業績を刻んだ碑文からは名が消去されていまいます。だから、正式皇帝名は史実に残っておらず、「コモドゥス」しか残っていないのです。
この映画『ローマ帝国の滅亡』での暴君コモドゥスの剣闘試合死の方が「剣闘士皇帝」コモドゥスには、私は相応しいと思います。そして、私は、映画の劇的効果をアピールする為、史実にはない架空の出来事へ見直すのは、ある程度はいかしたくないことだと思っています。
添付した写真は、アウレリウス死後次の皇帝となったコモドゥスに反抗した将軍リヴィウス(スティーブン・ボイド)と、弟を殺そうとして失敗した姉ルチッラ(ソフィア・ローレン)が、ローマ元老院前の広場で火炙り刑を受ける直前のシーンです。
でも、この刑を執行する前に、剣闘試合や競技会に夢中になっていた暴君「剣闘士皇帝」コモドゥスは、「私の息子だ」と自身の出生秘密を告白した剣闘士だった部下のヴェルルス(アンソニー・クェイル)を殺害した後ろめたさからか、執行前の囚人リヴィウス将軍に、自分との剣闘試合での決闘のチャンスをあたえます。
そして、リヴィウス(スティーブン・ボイド)は、コモドゥス皇帝(クリストファー・プラマー)との生死を賭けた試合に、見事に勝利して、ルチッラ(ソフィア・ローレン)を助け出して、元老院議員らの次期皇帝の推挙を拒絶して、愛するルチッラと共にその処刑広場を去って行きます。
このように映画では、お互いに愛する二人が結ばれてハッピーエンドでなります。ただ、題名を暗示する「これから以後、ローマ帝国の崩壊が始まった」とのナレーターが入ります。
でも、実際のコモドゥス皇帝の死は、近親者による暗殺でした。西暦192年12月31日夜、愛妾マルチアと召使エクレクトゥスと彼のレスリング教師ナルキッソスが、浴室で入浴中のコモドゥスの首を締めて殺したのです。ただ、この実行犯三人の以後の消息は、まったく分かっていません。
そして、元老院は満場一致で、この皇帝コモドゥスを「記録抹殺刑」に処しています。死後にこの不名誉な刑に処されると、肖像は破壊され業績を刻んだ碑文からは名が消去されていまいます。だから、正式皇帝名は史実に残っておらず、「コモドゥス」しか残っていないのです。
この映画『ローマ帝国の滅亡』での暴君コモドゥスの剣闘試合死の方が「剣闘士皇帝」コモドゥスには、私は相応しいと思います。そして、私は、映画の劇的効果をアピールする為、史実にはない架空の出来事へ見直すのは、ある程度はいかしたくないことだと思っています。