天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『フレンチカンカン』熱演マリアフェリクス、青年ミシェルピッコリ、美しい歌声エディットピアフに拍手

2011-01-15 15:41:49 | 日記
今日の続編日記は、映画『フレンチ・カンカン』(1954年フランス製作 ジャン・ルノワール監督 ジャン・ギャバン フランソワーズ・アルヌール主演:添付した写真は、踊り子が踊るフレンチ・カンカンの一シーン)に出演した女優マリア・フェリクス、男優ミシェル・ピッコリ、歌手エディット・ピアフのことです。
この映画には、当時のフランス映画界で活躍していた新進気鋭から往年のベテランまで多くの俳優や歌手が豪華に共演しています。その中から、私は3人の男女俳優と歌手を皆さんに紹介します。
まず、興行主ダングラール(ジャン・ギャバン)を巡って踊り子ニニ(フランソワーズ・アルヌール)と争うとても勝気な人気スター、ローラを演じたメキシコ女優マリア・フェリクスのことです。彼女の役は、当初フランスの大女優アルレッティ(1945年製作『天井桟敷の人々』に出演し名声を得た女優)が演じる予定でした。でも、より国際的な人気があると、製作者から評価されたマリア・フェリクスが大抜擢されました。彼女はその期待に見事に応えて、フランソワーズ・アルヌールとの恋喧嘩で迫真の演技を見せています。その延長なのか?、ジャン・ギャバンとのシーンでも脚本にはない彼の手を噛み付く熱演をしています。だから、とてもチャーミングが女優さんです。
次に、フランソワーズ・アルヌールの元恋人パン屋の息子パウロを演じた男優ミシェル・ピッコリです。この映画は、彼のデビュー作です。だから、後の映画『獲物の分け前』『昼顔』でみせた名優のとても渋い中年の魅力はなく、若々しく猛々しい青年を演じています。私には、とても同一人物とは思えない新鮮な味わいでした。
最後に、興行主ダングラール(ジャン・ギャバン)が見つけ出した新人歌手ウジェニー・ビュッフェ役を演じた歌手エディット・ピアフです。その素晴らしい才能に踊り子ニニ(フランソワーズ・アルヌール)が嫉妬して、ダングラールを奪われたと舞台出演を拒否する動機になるとても重要な歌手を演じています。だから、映画での彼女の美しい歌声は、とても素晴らしいものです。その歌声を聴くだけでも、一見の価値がある映画です。
私は、主演の二人を盛り上げる共演陣の熱演にも、大きな拍手を贈りました。
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