天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『戦争と平和』F・フォンダはオードリーヘップバーンに才気ある世界一美男の独身なら今すぐ跪き君に求愛す

2010-11-13 23:23:24 | 日記
今日の続編日記は、映画『戦争と平和』(1956年ディノ・デ・ラウレンティス製作 キング・ヴィダー監督 オードリー・ヘップバーン ヘンリー・フォンダ メル・フェラー主演)のことです。添付した写真は、その主演したオードリー・ヘップバーンを囲んだヘンリー・フォンダとメル・フェラーです。
映画は19世紀初頭、帝政ロシアの物語です。ベズコフ伯爵の庶子・ピエール(ヘンリー・フォンダ)は、彼の財産目当てのクラーギン公爵の娘・ヘレーネ(アニタ・エクバーグ)と誤って結婚してしまいます。一方、妻をお産で失った彼の親友アンドレイ公爵(メル・ファーラー)は、ロストフ伯爵の娘・ナターシャ(オードリー・ヘップバーン)と愛し合うようになります。そのナターシャをヘレーネの兄で妻帯者のアナトール(ヴィットリオ・ガスマン)が誘惑し、彼女と駆け落ちしようと画策します。この企ては、ナターシャの兄の恋人ソニヤ(メイ・ブリット)の機転で直前になって防がれます。以後、自らの過ちを悔いたナターシャは、アンドレイ公爵への自責の念から、深く悩み苦しみます。そのナターシャ(オードリー・ヘップバーン)をピエール(ヘンリー・フォンダ)が励まします。とても感動的な名シーンです。
その二人の会話を、以下に引用掲載します。
・フォンダ『忘れるな!君は私の友だ!もし誰か心を打ち明けたければ、落ち着いてから 私に!喜んで力になろう!』
・ヘップバーン『よして!こんな私に』
・フォンダ『人生はこれからだよ!』
・ヘップバーン『いいえ!すべては終わったのよ』
・フォンダ『ナターシャ!よくお聞き もし私が・・才気あふれる世界一の美男で、しかも独身なら、今すぐにも、ひざまづき、君に求愛するのに!』
・ヘップバーン『(無言でフォンダの口を押えて、首を振りながら)・・』
そして、ヘップバーンは部屋を出てゆきます。彼女の屋敷の外に出たフォンダは待たせていた馬車の御者に『人生はすばらしい!』と言いながら自分の屋敷に戻っていきます。ロシアの文豪レオ・トルストイの不朽の名作“戦争と平和”を巧みに脚色した名シーンです。
でも、演じたヘンリー・フォンダはとてもハンサムな俳優でしたので、彼の発言が私にはちょっと嫌味に聞えていましたが(笑)。
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