天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

映画『クリスマス・キャロル』A・フィニーは34歳でC・ディケンズ同名小説初老吝嗇家スクルージを演じる

2011-12-05 21:43:31 | 日記
今日の日記は、今久しぶりにお茶の間鑑賞しているイギリス映画『クリスマス・キャロル』(1970年製作 ロナルド・ニーム監督  アルバート・フィニー アレック・ギネス ケネス・モア主演)のことです。
私は、年末イギリス旅行の勉強を兼ねて、19世紀イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの同名小説が原作のミュージカル映画『クリスマス・キャロル』をレンタル店から借りてきて、英国のクリスマス気分を味わいながら、今お茶の間鑑賞しています。
この映画は、19世紀中葉のロンドン下町でクリスマスの前日から当日にかけて繰り広げられる当時の庶民の風習がよく判り、亡霊の導きで人間の温かい心を取り戻した主人公に喝采をするヒューマンドラマです。
この映画の主人公の吝嗇家で初老の事業主スクルージを、名優アルバート・フィニー(1936年5月9日~ イギリスマンチェスター生まれ)が、34歳の時に演じています。そして、この老け役の演技を高く評価された彼は、4年後に製作された映画『オリエント急行殺人事件』(注:私の日記でも紹介している)でも、探偵ポアロ役を見事に演じています。
さらに、この映画には他のイギリス映画界の名優たちが多く出演しています。スクルージと共同経営者で、7年前に死んでしまったマーレイの亡霊をアレック・ギネス(「戦場にかける橋・1957年」「アラビアのロレンス・1962年」) が、スクルージに現在の姿を見せる亡霊をケネス・モア(「空軍大戦略・1969年」) が演じているからです。
ここに、添付した写真を、映画の各シーンで説明します。最上段の左側は、主演のアルバート・フィニーで、右側はその若い日を演じた本人(2役)と恋人だったスザンヌ・ニーブです。その下左側は、亡霊役のアレック・ギネスで、右側はアルバート・フィニーと過去に案内した亡霊役のエディス・エバンスです。
またその下は、現在の亡霊役ケネス・モア(左側)と未来の亡霊役といるアルバート・フィニーです。さらに、一番下の左側は、メリークリスマスと言ってスープをタダで渡す借金をしている男と、逆にその返済期限を早めるアルバート・フィニーです。その右側は、オモチャ店の商品を物欲しそうに覗き込んでいる従業員の息子ティム役のとても愛らしいリッキー・ボーモンです。
このように、私が長々と説明したのは、この映画ではこれらのシーンがとても重要な意味を持っているからです。また、皆さんにも、文豪チャールズ・ディケンズが描くクリスマスを祝うイギリス人の世界を、観てほしいからです。
特に、先月11月13日に、『☆もうすぐX’mas☆ 』と自身のブログ日記に投稿したあまりクリスマスの世界を知らないと思われる某踊り子嬢には、私は是非とも鑑賞してほしいです。
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