天命を知る齢に成りながらその命を果たせなかった男の人生懺悔録

人生のターミナルに近づきながら、己の信念を貫けなかった弱い男が、その生き様を回想し懺悔告白します

『セックス・アンド・ザ・シティ2』で名画『或る夜の出来事』を観たキャリーが、脚線美で仲間の窮地を救う

2010-06-20 21:00:17 | 日記
今日の続編日記は、アメリカ映画『セックス・アンド・ザ・シティ2』(マイケル・パトリック・キング監督 サラ・ジェシカ・パーカー キム・キャトラル クリスティン・デイヴィス シンシア・ニクソン主演)私の鑑賞記です。
本日この映画を、いつも利用しているワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘の第一回目上映で、私は鑑賞しました。やはり、この映画の観客は、若い人から私みたいな年配者まですべて女性ばかりでした。
この作品は前作『セックス・アンド・ザ・シティ』仲良し4人女性の、2年後の姿を描いた映画です。4人のリーダー的存在キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)は、ビッグ(クリス・ノース)と結婚し平穏に生活をしています。でも、そのビッグは、彼女と外に出かけることより、自宅のテレビで往年の名画を鑑賞するのが良くなってしまいます。なんか二人の夫婦関係が、ギクシャクしていくような予感を起させる映画の展開です。
そのビッグの観ていた往年の名画が、ここに添付した写真です。映画では、その映画の題名までは紹介していませんでしたが、映画ファンの私には、観てすぐに判りました。これは、アメリカ1934年製作『或る夜の出来事』(フランク・キャプラ監督 クラーク・ゲーブル クローデット・コルベール主演)というロマンチックな恋愛映画でした。
添付した写真は、そのヒッチハイクしている男女の内、女性のクローデット・コルベールがスカートをまくりあげて、自らの脚線美で運転手を魅了して、その車を停める有名なシーンです。映画では、このシーンを観ていたビッグを、キャリーがとても時代遅れだと冷かします。
しかし、映画のこのシーンを劇場で今日観た時、昨日の日記で紹介した『女は男の指を見る(竹内久美子著・新潮新書刊)』の記述を、私はふと思い出しました。その記述とは、『男性は女性のどこを見ているのか?竹内さんは「まず胸を見て、次に脚を見ます。」』のことです。このように竹内さんの指摘は、1934年製作のアメリカ映画『或る夜の出来事』で既に実証されていたのでした。
そして、脚線美を愛でるビッグを時代遅れだと冷かしたキャリーが、その脚線美で中東のアブダビで仲間たちの窮地を救います。そして、最後に、ビッグと一緒に往年の名画を観るキャリーに『白黒映画もいいけど、実際の人生はカラーの方がいいわ!』と語らせています。
マイケル・パトリック・キング監督の計算されたとても心憎い脚本と演出でした。
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『鬼平犯科帳1995年小野田嘉幹監督』で迷うな、ためらうな、一歩もひくな!すべての責めは平蔵が持つ!

2010-06-20 18:12:22 | 日記
今日の日記は、昨日フジテレビで放映した土曜プレミアム2夜連続鬼平スペシャル映画『鬼平犯科帳』(1995年松竹・フジテレビ 小野田嘉幹監督 中村吉右衛門主演)のことです。
この映画の放送時間がサッカーW杯のオランダ戦と重なってしまい、私はサッカー前後半の休憩時間と試合終了後しか、映画を観ることが出来ませんでした。しかし、私は以前からこの映画をビデオで観ており、映画内容をよく知っています。とても出来の良い時代劇の映画でした。
共演者が豪華で、その配役がとても良いです。共演の岩下志麻と主演の中村吉右衛門は、1969年製作『心中天網島』で遊女小春と紙屋治兵衛を演じた以来、26年ぶりの顔合わせとなりました。そして、鬼平の敵役で大坂の元締・白子の菊右衛門に今年亡くなられた私が大好きな藤田まことが扮しています。藤田さんは存在感のある名演技で、とても圧倒されました。さらに、既に鬼籍に入られた高橋悦史、御木本伸介、三代目江戸家猫八、峰岸徹(敬称略)の姿も観ることができて、私はとても嬉しかったです。
この映画の後半で、盗賊改め同心の妻や役宅の門番が盗賊方の刺客に無残に殺害された時、長谷川平蔵(中村吉右衛門)が配下の者に重要な緊急通達を出すシーンが強く印象に残りました。彼の男気を強く感じる名場面でした。その台詞は、
『今日よりは、市中見回り・聞き込み・所用の端々にいたるまで、単独では動くな。常に二人一組で当たれ。その上で、聊かでも不審の者があれば、片端から捕らえよ。迷うな。ためらうな。一歩もひくな!すべての責めは、この長谷川平蔵が持つ!』
今回も、とてもカッコイイ鬼平でした。
だから、私はその映画を中断した部分を繋ぎ合わす為、今日予定していた『セックス・アンド・ザ・シティ2』の劇場での鑑賞帰りに、再度レンタル店からこの名画を借りてきて茶の間鑑賞することにしました。
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