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『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』&『マリーゴールドホテルで会いましょう』

2016-03-21 22:51:30 | 映画(ま行)



前作の『マリーゴールドホテルで会いましょう』は劇場鑑賞出来なかったので、DVD鑑賞。感想をちょちょっと。

『マリーゴールドホテルで会いましょう』
2013年2月公開
監督・・・ジョン・マッデン
出演・・・ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、ペネロープ・ウィルトン、デヴ・パテル、セリア・イムリー、ロナルド・ピックアップ、トム・ウィルキンソン、マギー・スミス 他
【解説】
『恋におちたシェイクスピア』のジョン・マッデン監督が、ジュディ・デンチら実力派ベテラン俳優陣を迎えた群像コメディー。人生の終盤を迎えそれぞれに事情を抱える男女7人が、快適な老後を送るため移住したインドで織り成す人間模様を描く。出演は、ジュディのほかにビル・ナイ、マギー・スミス、トム・ウィルキンソンら。豪華リゾートホテルのはずがぼろホテルだったなど、想定外の事態に戸惑いながらも、前向きにセカンドライフを謳歌(おうか)しようとする7人の姿が涙と笑いを誘う。
【STORY】
「マリーゴールド・ホテルで、穏やかで心地良い日々を-」という宣伝に魅力を感じ、イギリスからインドに移住してきたシニア世代の男女7人。夫を亡くしたイヴリン(ジュディ・デンチ)をはじめ、それぞれに事情を抱える彼らを待ち受けていたのは、おんぼろホテルと異文化の洗礼だった。そんな周りの様子を尻目にイヴリンは、街に繰り出しほどなく仕事を見つけ……。


ジュディ・デンチ、ビル・ナイ、マギー・スミス、トム・ウィルキンソン・・・出演者だけでも豪華豪華。
Mこと(笑)ジュディ演じるイヴリンを中心として、歳取ってから何故自国イギリスを遠く離れたインドで暮らすことになったのか、それぞれの簡単事情説明の段階を経て、マリーゴールド・ホテルとインドという生活に少しずつ慣れてゆく様を、恋愛模様も織り込みながら描かれています。
いくつになっても恋したい。誰かと一緒に過ごしたい・・・でも恋愛だけじゃありません。毎日をイキイキと過ごす為に仕事を見つけて働きだす。みんな超がつくほど前向きです。たった一人を除いては・・・
その一人とはビル・ナイの妻なんですが~彼女だけは毎日愚痴って過去を振り返って、新しいことに馴染もうとはしない。でも、居ますよね。絶対こんな方・・・
最後には彼女だけリタイヤ。あっ・・・もうお一方、哀しい想い出を最後に美しい想い出に変えて逝った方もいましたが・・・

ちょっとイラっとしてしまうホテル支配人ソニーが唯一の若者出演者?(笑)そんな彼でも、美しいフィアンセがいて~そちらの恋の行方も少しあります。
インドに来ること自体が不本意だったマギー・スミス演じるドネリーさんが、ラストには実力を発揮してソニーの片腕になってるのが可笑しい。
ここで生きていこうと決めた彼らのポジティブさに元気をもらえる作品でした。


そして、続編

『マリーゴールド・ホテル 幸せへの第二章』


解説等はこちら

監督・・・ジョン・マッデン
出演・・・
イヴリン・グリーンスレイド: ジュディ・デンチ
ミュリエル・ドネリー: マギー・スミス
ダグラス・エインズリー: ビル・ナイ
ソニー・カプー: デヴ・パテル
マッジ・ハードキャッスル: セリア・イムリー
ジーン・エインズリー: ペネロープ・ウィルトン
ノーマン・カズンズ: ロナルド・ピックアップ
スナイナ: テーナ・デサイー
キャロル・パー: ダイアナ・ハードキャッスル
カプー夫人: リレット・デュベイ
ラヴィニア・ビーチ: タムシン・グレイグ
クシャル・カダニア: シャザド・ラティフ
タイ・バーリー: デヴィッド・ストラザーン
ガイ・チェンバース: リチャード・ギア



監督は前作に引き続きジョン・マッデン。出演者もお馴染みのメンバーに加えてイケメンシニア?投入~リチャード・ギアが登場。
前回がM(デンチさん)中心だったのですが、今回はマクゴナガル先生(マギーさん)が主人公っぽい。

もはや無くてはならない存在となったマクゴナガル先生(しつこい。もうやめとく 笑)ドネリーさん。
いつもあたふた、オロオロしてる支配人ソニーを支え、今では実質仕切ってるぐらいの勢いになってる。でも定期健診で彼女も何か宣告されたのか(ここは最後まで明かされない)自分の幕引きを考えている風。

イヴリンとダグラス(ビル・ナイ)はお互いに惹かれあいながら一歩を踏み出せないまま・・・(若ければ勢いでいってしまうけど、若くないからこそのじれったさ)

後、二股に悩むマッジとか、パートナーとなったノーマンとキャロルのエピなどを絡ませながら物語は進んでゆく。

今回ソニーが嫉妬するスナイナの兄友達がイケメンでした♪(この映画で久々に若いイケメン見た!)

新登場のギアさんがちょっと地味でしたが・・・(もっともっと絡んでくるかと思った)

前作で唯一いや~~な印象を与えてくれたダグラス妻ジーンも再登場(まさかのまた出るとは)

ソニーの美人母も今回は重要な役ですよ~。


そうそう、前作ではお飾りっぽかったスナイナが今回はいいカンジに頻繁に出てました。ソニーとスナイナの結婚式が今作の見どころでもあるんだけど、インドの結婚式が準備に一年もかかったりするのは~
結婚式とは二つの家族が一緒になるためのもので、単に女性と男性が結婚するだけではない。個人的な行事ではないということ・・・。それぞれの人生で出会った人たちが全員、お祝いにやって来る・・・みたいな大きなことらしいです。
それがラストのあの賑やかなパーティに表れてますね~。

ラストに出演者みんなで踊るシーンもとっても楽しくて。これって監督の案なんだって。デンチさんの説明によれば「最後の最後に決まったことなの。ジョンが、皆が加わったら素敵だと言ってね」
インド映画ではないけど、いかにもインド!的なボリウッド・ダンス~スナイナのセクシーダンスも本当に見応えあった♪


いくつになっても恋愛はすべての動力源なのかしら…?
登場するシニアたちがあまりにも明るくてパワフルなので、私ももっと元気出さなきゃ!と勇気が貰える。

この映画がくれたメッセージ。人生は長いようで短い。幸せは自らの手で掴みに行こう。でも無理してはダメ。流れにまかせて・・・
凄く心に響きました。



マリー的お気に入り度・・・ ★9個

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