すべての運命は第三者の手によって<操作>されている
『アジャストメント』
監督・脚本・・・ジョージ・ノルフィ
原案・・・フィリップ・K・ディック キャスト
出演・・・マット・デイモン、エミリー・ブラント、テレンス・スタンプ、アンソニー・マッキー 他
【解説】
『マイノリティ・リポート』などの原作者フィリップ・K・ディックの短編小説を、『ボーン』シリーズのマット・デイモン主演で映画化したサスペンスアクション。
第三者によって運命を支配された現実を舞台に、巨大な陰謀に立ち向かう男の奮闘を描く。
監督は『ボーン・アルティメイタム』などの脚本家ジョージ・ノルフィ。主人公と愛し合うヒロインを『プラダを着た悪魔』のエミリー・ブラントが演じる。独創的かつ衝撃的な設定と予測が困難な展開に注目だ。
【STORY】
政治家のデヴィッド(マット・デイモン)は、ある日、バレリーナのエリース(エミリー・ブラント)と恋に落ちる。しかし、突如現れた男たち、“アジャストメント・ビューロー(運命調整局)”によって拉致されてしまうデヴィッド。彼らの目的は、本来愛し合う予定ではなかったデヴィッドとエリースの運命を操作することだった。
※すこ~~しネタばれ気味です~。ご注意を・・・
パイレーツ3回目を観る前に鑑賞~~~。
これってSFかと思いきや、滅茶苦茶甘~いお話だったのですね・・・
一言言わせて頂くと、“運命調整局”緩すぎ!!
居眠りして大きな失敗しちゃうなんて、プロとして(笑)失格。
ハリーだっけ?コーヒーこぼすタイミングの大きなミス。その後の慌て方、フォローしようとして大慌て。ちょっと笑ってしまった。(車に轢かれてますから・・・)
マット・デイモン・・・毎年スクリーンで観てる。
今年はすでに3本目。
『ヒア・アフター』、『トゥルー・グリット』そして今作。
毎年、毎年スクリーンでお目にかかる俳優さんって、少ないよね。
それって素晴らしいと思う。中には時々・・・こういう役って似合うかな~?と思う時がある。
この作品は、いずれは国をしょって立つやんちゃな若手政治家・・・
結構似合っていたかな?
元々デキる方だから、演説シーンとか嵌ってるし・・・
エミリー・ブラントは『プラダを着た悪魔』でブレイクしてから
たくさんの作品で主役をはるようになりましたね~。
バレエダンサー(ナタリーのクラシックとちょっと違う)の役の為、特訓を重ねたそうだけど・・・
上手でした~~。
モダンバレエだから、クラシックよりは難しくないかもしれないけど
ふくらはぎの筋肉とか腕とかが本当にダンサーのように鍛えられてて、経験なかったとはびっくりです。
いろんな役もこなせるし、きっと器用なんでしょうね。
恋人を別れされるのが大のお得意(どんな能力やねん。いきなりの関西弁でツッコミ 笑)のテレンス・スタンプ。
最初登場した時、『運命のボタン』で左頬がない謎の男を演じた方(フランク・ランジェラ)かと思った。
よ~~く観たら、テレンスだ~!って嬉しかった。(彼の『プリシラ』が好き♪)
一人の女性を想い続ける一途さが本来の彼と被る。(本当にそうかは知らないけどイメージが 苦笑)
障害があるから、余計に燃え上がるっていうのとは違うけれど
運命調整局にどれだけ邪魔されても、絶対に彼女でなければ!という熱い想いで突っ走る。
ロマンチストな私(爆)には、ちょっときゅんってくるとこもあったけど、“本物のキス”で全てが変わる。という展開には、思わず笑ってしまう。
こんなにハッピーエンドでいいのかなぁ~~~???
調整局員が並んで歩いてるとこはカッコよかった。
途中は凄くSFっぽかったりしたんだけど
人間を停止させて、調整してるシーンとか(このへん結構怖かったし)
ドアを開けたら、全く別の場所・・・とかドキドキ・ハラハラもしたのだけど
結局は甘い甘いラブストーリーだった。
人を別れさせる時は・・・
どんな圧力をかけるより、相手のことを思いやるように仕向けるのが、有効なんですよね。
(パイレーツで人魚の涙をGETする時と同じだよね)
ツッコミどころも多かったし(楽しかったけど)、ハッピーエンドも大好きだけど、ちょっと肩透かしなとこもあって・・・
マリー的お気に入り度 ・・・ ★8個+半ってカンジかな。
道を歩くときは・・・帽子を被ってる人には注意!!←ウソ