第三日の今日は一回戦二試合と準々決勝一試合があった。試合はいずれも大味な試合展開となり、見どころも少ないように感じた。というよりも試合観戦に疲れて私の感性が鈍ってしまったようだ。それでも敢えて試合を振り返ってみることにする。
第三日目の三試合の結果は以下のとおりである。
◇第一試合 光 星 6 対 8 札日大
◇第二試合 道 栄 9 対 1 学園札(7回コールド)
◇第三試合 函有斗 11 対 3 立命館(準々決勝)
《粗さが気になった光星野球》
これが札幌地区予選で強豪といわれた札幌南、北海を連破して勝ち上がってきた北星なのか、と首を傾げてしまう光星野球だった。
どちらが試合の主導権を握るか緊張の序盤戦において、素人の私にもその粗さが気になる場面が何度もあった。
例えば2回表の光星の攻撃の場面である。
この回の先頭打者が二塁打を放って出塁した。次打者は当然バントで走者を三塁に進めるべきところをバントミスを繰り返し走者を進めることができぬまま一死を増やしてしまった。
その後後続が四球で出塁し、一死1・2塁の場面でまたまた二塁打が飛び出し、見事に先制したのだが、一塁走者も生還できるタイミングで三塁コーチャーが制止させてしまった。(スタンドからコーチャーに非難の声が)
この回、拙い攻めがさらに続く。
場面は一死2・3塁で、次打者の内野ゴロで三塁走者が飛び出してしまった。まったく間に合わないタイミングのため三本間に挟まれて狭殺されてしまった。その間に打者走者が緩慢な走りで二塁を狙い、これまたタッチアウト。
せっかく先制点を挙げ、勢いに乗るべきところを自ら打ち消してしまうような残念なプレーだった。
三回にも拙い攻めが見られた。
一死二塁の塁上で走者が牽制に刺されて二死に、その後次打者がヒットで出塁するもまたまた牽制で誘い出されてチャンスを逸してしまった。
粗さは守備でも目立った。
5回の札日大の攻撃で三塁に走者を置いて、二度もワイルドピッチを犯してしまいミスミス2点を献上してしまった。
さらに7回の守備においてもショートゴロ、ダブルプレーと思われて瞬間、ショートがセカンドに悪送球して1点を献上してしまうという具合であった。
対する札日大は相手のミスを逃さず、着々と加点し8回を終えて8対2と試合の帰趨を決めてしまった。最終9回に光星が意地を見せて4点を返したが時すでに遅し。結局8対6の敗戦となった。
光星の野球がこれほど粗いものだとは思いたくない。今日のような試合運びではとても札幌地区予選を勝ち抜けなかっただろうから…。
きっと今日はチームの中で一つのミスが負の連鎖を呼んだのではないだろうか?
光星にとっては“悔い”が残る残念な試合となってしまったが、このことを糧にしてより緻密な野球を目ざしてほしいと願う。

※ 光星高校に勝ち、大応援団をバックに校歌を斉唱する札日大ナインです。
《不可解な道栄の交代》
その交代は突然だった。
本大会の注目の投手の一人、道栄のエース大坂投手は1・2回を相手をノーヒットに抑え、無難なスタートを切った。と思った3回、大坂投手が1球を投じた後に突然ベンチに向かい、代わりの三沢投手がマウンドに上がったのだ。
「何か故障があったに違いない」そう私も思ったし、NHKの放送でもそう語っていた。
しかし、これもまた昨日の函工同様、試合後の監督インタビューで大坂投手には故障も何もなく、予定通りの交代だったと監督は質問に答えていた。
そのインタビューを聞き、真相は次のようだったと私は推測する。
三回表の攻撃で道栄は三連続三塁打などで4点を取り、二回の1点と合わせてこの時点で5対0とリードしていた。監督は明日連戦となる準々決勝に向けて大坂投手を温存させる策に出たのだと…。試合展開から大坂投手以外の投手でも十分に戦えることができると判断したのだ。
試合は監督の読み通り、大坂投手の後を継いだ三沢、若林両投手も好投して9対1で順当に勝利した。
それにしても新しい回に入って1球を投じた後で交代するとは、思わせぶりな交代ですよね。

※ 学園札に快勝し、喜ぶ道栄ナインです。
《小さな好投手八沢君健闘する!》
一回戦の立命館の試合を観戦したとき、投手の八沢君の小細工をしないけれんみのない投球に好感を抱いた。彼は非常にテンポ良く、小気味の良い投球をするのだ。
その投球の様子を紙上で再現すると、捕手からボールが返ってきたら間髪を入れず投球準備に入り、サインを簡単に確認するともう投球動作に入っているという感じなのである。
その八沢君はまた身長が低いことでも目立った。
昨日話題にした岩内の小林君ほどではないが、八沢君の身長も166cmと投手としては目立って小さいのだ。出場16チームのエースの中で170cm以下の投手は彼だけだった。(7チームのエースは180cm以上である)
今年の立命館の戦いでは八沢君が全て完投しているという。
今日の対函有斗戦でももちろん彼は登板し、最後まで投げ抜いた。
序盤、緩急をつけ、コーナーを投げ分け、怖い有斗打線をなんとか最小失点で凌いでいたのだが、中盤からは残念ながら力のある有斗打線につかまってしまった。

※ 好投手八沢君の投球の様子をバックネット裏からパチリ
今大会で私は初めてバックネット裏に陣取り、八沢君の投球を見守ったが、テンポの良さは相変わらずだった。
勤務の関係で彼の投球を最後まで見届けることができなかったが、きっと彼なら打たれても、打たれてもけれんみのない投球を続けたと思う。そのことをラジオは伝えていた…。

※ 八沢投手の投球を角度を変えてもう一枚
《最後まで見られなかった…》
勤務の関係もあり、第三試合は三回の裏表の攻防が終わったところで球場を後にしなければならなかった。残念だがしかたがない。
最近は高校野球の試合も長くなる傾向にあるようだ。(このことについてもいずれ触れてみたいと思っています)
かんかん照りではなかったが、時折太陽が顔を出し、非常に蒸し暑い一日だった。持参した500mlの飲料では間に合わず、さらに500ml買い足したほどだった。肌はできるだけ出さないようにしているが、顔のほうは赤くなっている。
観戦日程も折り返し点まで来た。なんとか皆勤できるか???
※ 大した内容でもないのに長文となってしまいました。高校野球の期間だけはお許しください。ついつい詳しく説明したくなっちゃいます。
第三日目の三試合の結果は以下のとおりである。
◇第一試合 光 星 6 対 8 札日大
◇第二試合 道 栄 9 対 1 学園札(7回コールド)
◇第三試合 函有斗 11 対 3 立命館(準々決勝)
《粗さが気になった光星野球》
これが札幌地区予選で強豪といわれた札幌南、北海を連破して勝ち上がってきた北星なのか、と首を傾げてしまう光星野球だった。
どちらが試合の主導権を握るか緊張の序盤戦において、素人の私にもその粗さが気になる場面が何度もあった。
例えば2回表の光星の攻撃の場面である。
この回の先頭打者が二塁打を放って出塁した。次打者は当然バントで走者を三塁に進めるべきところをバントミスを繰り返し走者を進めることができぬまま一死を増やしてしまった。
その後後続が四球で出塁し、一死1・2塁の場面でまたまた二塁打が飛び出し、見事に先制したのだが、一塁走者も生還できるタイミングで三塁コーチャーが制止させてしまった。(スタンドからコーチャーに非難の声が)
この回、拙い攻めがさらに続く。
場面は一死2・3塁で、次打者の内野ゴロで三塁走者が飛び出してしまった。まったく間に合わないタイミングのため三本間に挟まれて狭殺されてしまった。その間に打者走者が緩慢な走りで二塁を狙い、これまたタッチアウト。
せっかく先制点を挙げ、勢いに乗るべきところを自ら打ち消してしまうような残念なプレーだった。
三回にも拙い攻めが見られた。
一死二塁の塁上で走者が牽制に刺されて二死に、その後次打者がヒットで出塁するもまたまた牽制で誘い出されてチャンスを逸してしまった。
粗さは守備でも目立った。
5回の札日大の攻撃で三塁に走者を置いて、二度もワイルドピッチを犯してしまいミスミス2点を献上してしまった。
さらに7回の守備においてもショートゴロ、ダブルプレーと思われて瞬間、ショートがセカンドに悪送球して1点を献上してしまうという具合であった。
対する札日大は相手のミスを逃さず、着々と加点し8回を終えて8対2と試合の帰趨を決めてしまった。最終9回に光星が意地を見せて4点を返したが時すでに遅し。結局8対6の敗戦となった。
光星の野球がこれほど粗いものだとは思いたくない。今日のような試合運びではとても札幌地区予選を勝ち抜けなかっただろうから…。
きっと今日はチームの中で一つのミスが負の連鎖を呼んだのではないだろうか?
光星にとっては“悔い”が残る残念な試合となってしまったが、このことを糧にしてより緻密な野球を目ざしてほしいと願う。

※ 光星高校に勝ち、大応援団をバックに校歌を斉唱する札日大ナインです。
《不可解な道栄の交代》
その交代は突然だった。
本大会の注目の投手の一人、道栄のエース大坂投手は1・2回を相手をノーヒットに抑え、無難なスタートを切った。と思った3回、大坂投手が1球を投じた後に突然ベンチに向かい、代わりの三沢投手がマウンドに上がったのだ。
「何か故障があったに違いない」そう私も思ったし、NHKの放送でもそう語っていた。
しかし、これもまた昨日の函工同様、試合後の監督インタビューで大坂投手には故障も何もなく、予定通りの交代だったと監督は質問に答えていた。
そのインタビューを聞き、真相は次のようだったと私は推測する。
三回表の攻撃で道栄は三連続三塁打などで4点を取り、二回の1点と合わせてこの時点で5対0とリードしていた。監督は明日連戦となる準々決勝に向けて大坂投手を温存させる策に出たのだと…。試合展開から大坂投手以外の投手でも十分に戦えることができると判断したのだ。
試合は監督の読み通り、大坂投手の後を継いだ三沢、若林両投手も好投して9対1で順当に勝利した。
それにしても新しい回に入って1球を投じた後で交代するとは、思わせぶりな交代ですよね。

※ 学園札に快勝し、喜ぶ道栄ナインです。
《小さな好投手八沢君健闘する!》
一回戦の立命館の試合を観戦したとき、投手の八沢君の小細工をしないけれんみのない投球に好感を抱いた。彼は非常にテンポ良く、小気味の良い投球をするのだ。
その投球の様子を紙上で再現すると、捕手からボールが返ってきたら間髪を入れず投球準備に入り、サインを簡単に確認するともう投球動作に入っているという感じなのである。
その八沢君はまた身長が低いことでも目立った。
昨日話題にした岩内の小林君ほどではないが、八沢君の身長も166cmと投手としては目立って小さいのだ。出場16チームのエースの中で170cm以下の投手は彼だけだった。(7チームのエースは180cm以上である)
今年の立命館の戦いでは八沢君が全て完投しているという。
今日の対函有斗戦でももちろん彼は登板し、最後まで投げ抜いた。
序盤、緩急をつけ、コーナーを投げ分け、怖い有斗打線をなんとか最小失点で凌いでいたのだが、中盤からは残念ながら力のある有斗打線につかまってしまった。

※ 好投手八沢君の投球の様子をバックネット裏からパチリ
今大会で私は初めてバックネット裏に陣取り、八沢君の投球を見守ったが、テンポの良さは相変わらずだった。
勤務の関係で彼の投球を最後まで見届けることができなかったが、きっと彼なら打たれても、打たれてもけれんみのない投球を続けたと思う。そのことをラジオは伝えていた…。

※ 八沢投手の投球を角度を変えてもう一枚
《最後まで見られなかった…》
勤務の関係もあり、第三試合は三回の裏表の攻防が終わったところで球場を後にしなければならなかった。残念だがしかたがない。
最近は高校野球の試合も長くなる傾向にあるようだ。(このことについてもいずれ触れてみたいと思っています)
かんかん照りではなかったが、時折太陽が顔を出し、非常に蒸し暑い一日だった。持参した500mlの飲料では間に合わず、さらに500ml買い足したほどだった。肌はできるだけ出さないようにしているが、顔のほうは赤くなっている。
観戦日程も折り返し点まで来た。なんとか皆勤できるか???
※ 大した内容でもないのに長文となってしまいました。高校野球の期間だけはお許しください。ついつい詳しく説明したくなっちゃいます。