甲子園を目ざして戦い続けた南北海道大会を凝視し続けた私の熱気は冷めやりません。大会を今一度振り返り、私の思いを記しておくことにします。
球児たちの夏は…
南北海道の高校球児たちの夏は
八月を待たずして終わりを告げた
ただ一校小樽北照高校を除いて…
出場130校の球児たちは
遥か遠い夢甲子園を目ざして戦い続けた
しかし129校は志半ばでその夢を絶たれた
泥にまみれ雪と戯れながら
自らを鍛え続けた三年間の青春に終わりを告げた
志半ばで夢は絶たれたとしても
君たちの中に大きな財産が残ったことに君は気づいているだろうか
自らを鍛え、自らを鞭打ち、懸命に挑んだ尊さを
仲間と共に戦う中で培った友情を
師から学んだ先輩の偉大さを
君は今大きな財産を手にしながら今年の夏を終えたのだ
球児たちの夏は終わったが
高校野球に情熱を傾け続けた
君の人生の夏はこれからなのだ
一人夏が続いた北照のナインには
129校の思いを抱きながら
一日も長い夏を戦ってほしいと切に願う
須田君よ明日があるぞ!
今日の新聞記事の中で次の一文が私の目を惹いた。
札第一の菊池監督がエースに向けて言った言葉
「野球をやっていればいろいろある。人生と同じ。野球を嫌いにならないでほしい」
この言葉に私はグッときた。
札幌第一のエース須田貴一君はこの大会ずっと不調に喘いでいた。
そのことについては私もブログで触れ、25日函有斗に敗れた後には、
「思うように調子が上がらず最後の夏を終えてしまった札第一のエース須田君は何を想っているだろう…」と記した。
札第一は優勝候補の一角にもすえられ、昨年に続く甲子園連続出場を目ざしていたのだ。
事実札幌地区予選は圧倒的な力で勝ち抜き、須田君も絶好調だったようだ。
それがどうも南北海道大会では須田君の上に不調の波が襲ってしまった。
いずれの試合でも途中降板を余儀なくされ、彼はベンチで涙していたとも聞く
最後の戦いとなった函有斗戦でも彼の登板が有斗打線の火に油を注ぐ結果となった。
彼にとっては胸の張り裂けそうな思いだろう。
試合終了後、誰はばからず号泣する彼の姿を見た。
そして監督の言葉を知った。グッときた。
菊池監督こそ真の教育者ではないだろうか。
須田君よ、野球を嫌いにならないでおくれ!
君の180cmの堂々たる体躯から投げ下ろす速球に私は非凡なものを見る。
人は生身だ。
好調のときもあれば、不調のときも必ずあるのだ。
たまたま不調の波が南大会と重なってしまった不運があった。
誰も君を責める人などいないはずだ。
須田君よ 泣くな! 涙を拭いて立ち上れ!
君には明日があるんだ!
そして私…
私にとっても短い夏が終わってしまったような思いを抱く。
この六日間の戦いを凝視し続けたことで、私は濃密な時間を得ることができたと思っている。
私がこれほど高校野球に思い入れがあるなどとは思ってもいなかった。
新たな自己発見だった。
高校野球の魅力、魔力を痛いほど感じた六日間だった。
こうしておじさんの夏は終わった。
そして六枚の入場半券が残った…。
球児たちの夏は…
南北海道の高校球児たちの夏は
八月を待たずして終わりを告げた
ただ一校小樽北照高校を除いて…
出場130校の球児たちは
遥か遠い夢甲子園を目ざして戦い続けた
しかし129校は志半ばでその夢を絶たれた
泥にまみれ雪と戯れながら
自らを鍛え続けた三年間の青春に終わりを告げた
志半ばで夢は絶たれたとしても
君たちの中に大きな財産が残ったことに君は気づいているだろうか
自らを鍛え、自らを鞭打ち、懸命に挑んだ尊さを
仲間と共に戦う中で培った友情を
師から学んだ先輩の偉大さを
君は今大きな財産を手にしながら今年の夏を終えたのだ
球児たちの夏は終わったが
高校野球に情熱を傾け続けた
君の人生の夏はこれからなのだ
一人夏が続いた北照のナインには
129校の思いを抱きながら
一日も長い夏を戦ってほしいと切に願う
須田君よ明日があるぞ!
今日の新聞記事の中で次の一文が私の目を惹いた。
札第一の菊池監督がエースに向けて言った言葉
「野球をやっていればいろいろある。人生と同じ。野球を嫌いにならないでほしい」
この言葉に私はグッときた。
札幌第一のエース須田貴一君はこの大会ずっと不調に喘いでいた。
そのことについては私もブログで触れ、25日函有斗に敗れた後には、
「思うように調子が上がらず最後の夏を終えてしまった札第一のエース須田君は何を想っているだろう…」と記した。
札第一は優勝候補の一角にもすえられ、昨年に続く甲子園連続出場を目ざしていたのだ。
事実札幌地区予選は圧倒的な力で勝ち抜き、須田君も絶好調だったようだ。
それがどうも南北海道大会では須田君の上に不調の波が襲ってしまった。
いずれの試合でも途中降板を余儀なくされ、彼はベンチで涙していたとも聞く
最後の戦いとなった函有斗戦でも彼の登板が有斗打線の火に油を注ぐ結果となった。
彼にとっては胸の張り裂けそうな思いだろう。
試合終了後、誰はばからず号泣する彼の姿を見た。
そして監督の言葉を知った。グッときた。
菊池監督こそ真の教育者ではないだろうか。
須田君よ、野球を嫌いにならないでおくれ!
君の180cmの堂々たる体躯から投げ下ろす速球に私は非凡なものを見る。
人は生身だ。
好調のときもあれば、不調のときも必ずあるのだ。
たまたま不調の波が南大会と重なってしまった不運があった。
誰も君を責める人などいないはずだ。
須田君よ 泣くな! 涙を拭いて立ち上れ!
君には明日があるんだ!
そして私…
私にとっても短い夏が終わってしまったような思いを抱く。
この六日間の戦いを凝視し続けたことで、私は濃密な時間を得ることができたと思っている。
私がこれほど高校野球に思い入れがあるなどとは思ってもいなかった。
新たな自己発見だった。
高校野球の魅力、魔力を痛いほど感じた六日間だった。
こうしておじさんの夏は終わった。
そして六枚の入場半券が残った…。