「安春川と新川さくら並木ウォーク」という触れ込みだったが、春の早い今年は安春川こそ一部満開だったが、新川沿いは残念ながら葉ザクラ状態だった。それでも春の心地よい風を感じながらのウォーキングは快適だった。
JR北海道が鉄道利用客増と地域住民の健康増進を図って「JRヘルシーウォーキング」という取り組みを実施していることを知ってはいたが、これまで参加したことはなかった。その取り組みに今年は参加してみようと思い立った。というのも、体力の衰えを自覚し始めたことで登山は難しくなった。かといって、「北海道を歩こう」(33km)とか、各地の歩こう会が主催するツーデーマーチ(30kmとか20km)のような超長距離のウォーキングも大変である。その点、ヘルシーウォーキングはおおよそ12~13km程度の距離がほとんどである。今の私にはちょうど良い距離なのでは、と思ったのだ。
そのヘルシーウォーキングの今年度第1回目が本日実施された。コースは新川駅をS&Gとする距離11.5kmのコースだった。コースの謳い文句は「春の訪れを感じる、安春川と新川さくら並木ウォーク」というものだった。
※ 新川駅構内にはJRの担当者が受付(といってもマップを渡すだけ)をしていた。
新川駅に降り立つと、駅舎にJRの担当者がいて、コースマップを渡してくれると早速スタートである。受付が終わると参加者は次から次へと五月雨式にスタートしていく。私がスタートしたのは午前8時15分だった。まずはJR学園都市線の高架下を通って安春川に向かった。天候は薄曇り、気温はやや低めだったがウォーキングには適温に思えた。
※ 早速スタートしてJR学園都市線の高架下を歩く参加者たちです。
新川沿いはこれまで何度も歩いているが、いつ歩いてもとても整備された川沿いのコースは気持ちが良い。途中、川に覆いかぶさるように咲き誇る桜が見事だった。
※ 良く整備された安春川沿いを歩く参加者です。
※ 安春川沿いにはこうして満開に咲いたサクラを目にすることができました。
そこから周りに住宅地が広がる中に今もなお牧草を育てている(ネットで確かめてみると、小学生が見学に来た際に対応できるよう乳牛3頭も育てているそうだ)近藤牧場を横目に見ながら新川に向かった。
※ 周りが住宅街なのですが、ぽっかりと牧草地やサイロが目を楽しませてくれました。
新川はサクラ並木が札幌では有名だが、残念ながら一部を除きほとんどは葉ザクラ状態だった。主催者としては例年の開花期を狙って企画したのだろうが、特に今年は記録的な早さで開花したために、参加したものとしてはちょっと残念だった。
※ 新川沿いのサクラはご覧のように残念ながら葉サクラ状態でした。
なお、私はコースの近くに「新川皇大神社」を見つけたので、ちょっと寄り道をして「御朱印」をいただいてきた。(後日レポ)
※ 私が個人的に御朱印をいただくために立ち寄った新川皇大神社です。
長い新川沿いのコースを終えて、あとはゴールの新川駅にまっしぐら。10時45分に新川駅にゴールした。
※ 新川の最も札幌都心に近いところのサクラがまだ花を付けながらも、散り始めていました。
初めてヘルシーウォーキングに参加した印象を記しておきたい。まずは、規制がほとんどない点が大きな特徴のように思われた。参加者は地図を受け取り、基本コースか、短縮コースを選定し、誰の指図を受けるのでもなく自らの判断で、自らの足でウォーキングに取り組み、ゴールをしたら、自分のカードをスタンプ機に差し入れてポイントを加算すれば全て終了という方式である。つまりJRはコースを設定し、コースマップを用意するが、ウォーキングそのものは自己責任において行ないましょうという方式なのだ。個人の名前や連絡先さえ登録する必要はないというのだ。私と主催者側との繋がりは「JRヘルシーウォーキング会員カード」という無記名のカード一枚だけである。このカードが貴重というわけだ。私としてはおかしな規制や登録があるイベントよりはずーっと心地良い方式である。
※ コースの分岐点などにはこうした主催者の道案内のマークが設置されていました。
ヘルシーウォーキングは札幌市近郊ばかりではない。全道各地に広がっている。時間が許すかぎり、都合がつくかぎり、今年は出来るだけ参加してみたいと思っている。
次回は直ぐである。5月3日(水・祝)新札幌駅S&Gで予定されている。参加する計画である。