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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌でしかできない50のこと〔22〕さっぽろ地下街

2020-10-05 17:06:49 | 札幌でしかできない50のこと

札幌の地下道は全国的にみてもかなりの普及率ではないだろうか?地下鉄大通駅を中心に近年は東西南北にかなり長くなっている。その中においても「さっぽろ地下街」は長くその中心で在り続けている。今回改めて「さっぽろ地下街」を中心に歩いてみた。                                                

   ※ 札幌市中心部の地下道全体の図です。

 「札幌でしかできない50のこと」の登録№010は雪国である札幌だからこそその優位性が際立つ「さっぽろ地下街」である。

 「さっぽろ地下街」についてはガイドマップでは「晴れの日も雪の日も潜る」と題して、次のように紹介している。

 「地下鉄大通駅周辺には長い地下道が張り巡らされており、中心部にはオーロラタウン、ポールタウンというショッピング街がある。雨や雪の日でも濡れることなく移動できる地下道は、雪国らしい発展のひとつ。」

 札幌の地下道は2011年にJR札幌駅地下と地下鉄大通駅地下が繋がって「札幌地下歩行空間(通称:チ・カ・ホ)」が完成したことにより、札幌中心街の地下道が一つに繋がった。このことはガイドブックが言う、札幌の中心街において晴れの日も雪の日も札幌人は地下に潜ったまま用件を果たすことができるようになった。

 その札幌の地下道の全体を表す図がウェブ上で見つかったので、拝借して掲載することにする。

 図が札幌中心街の地下道であるが、「地下街」となると、これは紹介文にあるように各ショップが途切れることなく繋がっているオーロラタウン(310m)とポールタウン(400m)を指すことなのであろう。オーロラタウンとポールタウンは1971年(昭和46年)に開通しているから来年で実に半世紀の歴史を刻む地下街である。その長さは( )内に示したとおりであるが、その後札幌市の地下道は伸び続け、先の図のような現況である。図をみるかぎり総延長はかなりの長さとなる。特に東西に延びる地下道は直線で1.7キロにもなり、真っすぐ伸びた地下道としては全国一を誇るそうだ。

 私は過去に札幌の地下道全てを歩き、歩測によっておおよその距離を計測してみたが、そのときは総延長が7.7キロと出た。(その時のブログの投稿はこちら)したがって、現在の札幌の地下道の総延長はおおよそ7.7キロくらいということだろう。  

 私は某日、この記事を書くために写真を撮りながら改めて地下街を中心に地下道を歩いてみた。すると、やはりコロナ禍のためか通常より人々の往来は少ないようだった。

 まず、地下鉄大通駅から札幌テレビ塔に向かって伸びる「オーロラタウン」をテレビ塔側から大通駅に向かって歩いた。オーロラタウンはポールタウンに比べると人々の往来がやや少ないと感ずる。このことはオーロラタウンに出店している経営者にとっては残念な ことと思われるが、ポールタウンが繁華街のススキノに通じているのに対して、オーロラタウンの場合はテレビ塔で行き止まりとなってしまっていることがその要因と考えられる。(もっともオーロラタウンと繋がる形で地下鉄「バスセンター前」駅まで伸びている地下道もあるが…)

   

   ※ オーロラタウンの地下鉄大通駅側の入り口です。

   

   ※ オーロラタウン東端の札幌テレビ塔に通ずる階段とエスカレーターです。

   

 ※ 朝早い(午前10時過ぎ)ためまだ閑散としているオーロラタウンを東端から写しました。

 ポールタウンに比べて、オーロラタウンの特徴は「小鳥の広場」とか、「オーロラプラザ」、「オーロラスクエア」といった店舗以外の施設の充実も図っている点だろう。一方のポールタウンの方は店舗以外に目立った施設は目に入ってこない。

   

   ※ オーロラタウンに設けられた「小鳥の広場」です。

   

   

   ※ イベントなども催される「オーロラプラザ」の空間です。

   

   ※ オーロラタウンばかりでなく、ポールタウンでも目にした閉店した店舗です。(コロナ禍の影響が出ているようです)

   

   ※ ポールタウンの地下鉄大通駅側の入り口です。

   

   ※ ポールタウンもいつもと比べると人々の往来は少なかったようです。

   

   ※ ポールタウンはもう一つの商店街の狸小路とも繋がっています。

   

   ※ ポールタウンの南端は写真の地下鉄「ススキノ」駅とも繋がっています。

 先述したが完成後50年が経とうしている「札幌地下街」を中心として、その後札幌市内の地下道は伸び続けている。特に地下鉄大通駅と地下鉄札幌駅が地下で通じたことにより、札幌の地下道は全てが通じることになった。このことによって札幌の中心街のうちかなりの範囲が地下で繋がった。このことはガイドブックの紹介文にもあるように、「雨や雪の日でも濡れることなく移動できる…」というメリットが生まれた。特に半年間深い雪に埋もれる(ちょっとオーバーな表現だが…)札幌にとっては有益なインフラである。 

    

   ※ 地下鉄大通駅と地下鉄札幌駅とを繋ぐ地下歩行空間(チ・カ・ホ)です。  

   

   ※ チ・カ・ホを通過し、地下鉄札幌駅のフロムナードの様子です。

                                                

    ※ 地下道の中では最も人通りが少ないと思われるさJR札幌駅北側の地下道です。

    ※ 今回の写真は朝早かったこともあり、いずれも行き交う人が少ない印象を与えます。また、私が意図的に人の姿を避けて撮影していたこともお断りしておきます。                                                               

《さっぽろ地下街 概要》

〔住  所〕札幌市中央区(地下鉄大通駅周辺)

〔電  話〕011-231-6060(札幌市都市開発公社代表電話)

〔営業時間〕10:00~20:00   ※一部店舗により営業時間が異なる。

〔定休日〕無

〔駐車場〕大通地下駐車場の無料駐車券の利用制度あり

 



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2 コメント

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Unknown (おなら出ちゃっ太)
2020-10-07 19:29:09
札幌地下街とは、身近すぎてわざわざ話題にしなさそうで、意外な題材ですね。
考えてみたら、ひとくちに地下街といっても、大通周辺の2つのタウン、地下歩行空間、そして札幌駅周辺とそれぞれの個性があることに改めて気付かされました。

個人的には、テレビ塔周辺から駅に直行できる第二の地下歩行空間が欲しいところ。ちょうど創成スクエア地下と、東急デパート地下周辺を結ぶ感じで!
まあ無理でしょうけども、それが通ったら、札幌駅北口から大通まで貫通する大プロジェクトですね。
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出ちゃっ太さんへ (田舎おじさん)
2020-10-25 17:22:59
 旅に出ていたために返信コメントが遅れてしまい失礼しました。
 「札幌でしかできない50のこと」は市民目線では「?」と思うこともランクインしている例があるようですが、外側から見た時に
札幌を象徴するような物事をピックアップしているんでしようね。
 出ちゃっ太さんの願いは果たして実現するでしょうか?「まあ無理でしようね」というのが正解に近い感じもしますが………。
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