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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

私的に‘14を振り返る Part  Ⅰ

2014-12-27 11:24:26 | 私的に〇〇年を振り返る

 私にとっては年末の恒例になったかの感のある〔私的に○○年を振り返る〕シリーズを今年も綴ろうと思う。この振り返るシリーズを振り返ってみると、2008年にその原型が生れている。それ以来ずーっと継続しているのだが、現在のように5日間にわたって分野ごとに振り返るようになったのは2010年からである。 
 この企画について私自身はけっこう気に入っている企画である。これをまとめるにはけっこうな時間も要するが、自分自身の一年を振り返ることによって、「この一年間を自分はどう生きたのか?」という問いに対する一つの答えがここにあるような気がするからである。
 それではいつものようにPart Ⅰは「誰のお話を聴いたか」から始めることにする。 

【誰のお話を聴いたか】
◆竹田津 実 氏(獣医師 映画「キタキツネ物語」原作者 札幌学院大サテライト 1/14)
◆寺島 実郎 氏(日本総研理事長 「『市民が主役』の政治をつくろう!フォーラム」 京王プラザ 2/03)
◆山口 二郎 氏(北大大学院教授 「『市民が主役』の政治をつくろう!フォーラム」 京王プラザ 2/03)
◆岸  博之 氏(慶応大学教授 トランスポートセミナー「日本経済のゆくえ」 ポールスター札幌 2/14)
◆柄谷 行人 氏(哲学者  フォーラム in 札幌時計台(テーマは下段に)      札幌時計台 3/06)
◆佐藤  優 氏(作家、元外務省官僚 「グローバル化に抗する人間とコミュニティ」 札幌時計台 3/06)
          


◆蟹瀬 誠一 氏(国際ジャーナリスト「世界の潮流を読む~今後の日本の行方~」 京王プラザ 3/11)
◆郷原 信郎 氏(元検察官、弁護士 「企業はなぜ危機対応に失敗するのか」  札幌パークホテル 4/25)          
◆篠山 紀信 氏(写真家 「篠山紀信展 写真力」記念トークショー     ホテルロイトン札幌 4/25)
◆谷村 志穂 氏(作家 北海道野生基金講演会「イギリスのフットパスを歩いて」 道新ホール 4/26)
◆渡邊 芳樹 氏(元スゥエーデン大使 北海道スウェーデン協会講演会「現代スゥエーデンからの教訓」)ホテルモントレーエーデルホフ札幌 5/27)
◆福島 敦子 氏(エッセイスト 道社会教育主事研修会「私が出会った素敵な人たち」かでる2・7 6/06)
◆葛西 紀明 氏(ジャンパー、銀メダリスト 「ジャンプにかける熱き情熱」 ホテルロイトン札幌 6/19)
◆山口 二郎 氏(法政大学教授 北大講座「民意による政治の意義と限界」 北大法学研究科  7/31)
◆寺島 実郎 氏(多摩大学学長 読売北海道セミナー「世界の構造転換と日本」グランドホテル 8/05)
◆岩下 明裕 氏(北大教授 トークライブ「領土という病」 紀伊國屋インナーガーデン 9/20)
◆合田 一道 氏(ノンフィクション作家 札幌学院大講座「古文書に見る歴史の変換点」札幌学院大社会連携センター 10/09、10/16、10/23)
◆角幡 唯介 氏(作家、探検家 北海道山岳会講演会「登山と冒険」 りんゆう観光ホール 10/11)
               


◆金平 茂紀 氏(TBS報道記者、キャスター「笑顔が輝く 子どもと大人の世界」 エルプラザ 10/13)
◆春香クリスティーン 氏(タレント TPP問題を考える道民会議 ゲスト 道新ホール 11/04)
◆保阪 正康 氏(作家 現代への視点2014 道新ホール 11/24)
◆姜  尚中 氏(聖学院大学長 現代への視点2014 11/24)
               


◆なかにし礼 氏(作家 現代への視点2014 道新ホール 11/24)
◆植村  隆 氏(北星学園大講師、元朝日新聞記者 「マケルナ会」シンポジウム 北大学術交流会館 12/20)

 明日掲載予定のPart Ⅱでは受講した講演・講座やフォーラムなどをまとめた。講演・講座やフォーラムなどは全て講師が中心となって進められるのだが、ここに取り上げた方々はいわゆる全国的な知名度があると私が判断した方だけを抽出した方々であることをお断りしておきます。

 今年も多くの著名人のお話を聴くことができた。
 私にとってどの方のお話を聴くかについて特別思っていることはない。その方がどのような主張をされている方でも一応は聴いてみようというのが私のスタンスである。判断するのは私である。最初から先入観をもって講演会に臨むことは極力避けて、今年も多くの方のお話を聴いた。

 そうした中、どの方のお話も名を成した方ばかりなので魅力的であったが、特に私にとって印象的だったのは、作家の佐藤優氏と聖学園大学長の姜尚中氏、そして冒険家の角幡唯介氏の三人が印象的だった。

 佐藤氏はその難解な言い回しが印象に残る。彼の著書も少しは読んでいるが、そこでは割合分かりやすく事象を解説してくれているのだが、テーマがテーマだったこともあってだろうか、私のメモする手は止まったままだった。

 姜尚中氏は「時代の相続をどうするのか」と問うた。そして「自分は何を受け継ぎ、何を語り継ごうとしているの」と…。その意味するところは重い。さらに歴史は事実に基づかなければならないという。歴史を直視し、そこで得た平和の尊さを語り継がねばならない、と姜氏は強調した。

 角幡唯介氏は別の意味で衝撃的だった。
 彼の冒険物の著書も読んではいたが、実際の話を聴いてみて、常識人には考えられないような危険極まりない冒険に次々と挑んでいるようだ。彼の話を聴いた後、彼の著書を3冊ほど読んだが、私は彼が将来命を落とすような事態に陥るのではないかと真剣に心配している。 彼は平成27年の暮れからこれまでにないような危険な冒険に挑もうとしている。何としても生きて帰ってきてほしいと願っている。
 彼を追い続けようと思っている。

 私は常々思っている。札幌は著名人の話を聴くことのできる機会が全国的に見ても多いのではないかと…。少し大げさに言えば、ここ数年の間で日本の著名な文化人の話はおおよそ聴くことができたのではないかと思っている。
 機会があり、聴こうとする気力の衰えがないかぎり、来年もまたたくさんの方々のお話を聴きたいと思っている。



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