田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊴ in 新十津川・滝川をめぐる、一町一市ウォーク

2024-07-07 20:38:10 | JRヘルシーウォーキング
 時折り雨が降るコンディションの中、なかなかタフな15キロだった。ただ、湿度は高いものの気温は20℃前後と、汗は一杯かいたものの気持ち良く二つの街を歩くことができたヘルシーウォーキングだった。
 
    
 
 数日前から体調を崩し、「今回はどうしょうかなぁ?」と考えていたのだが、昨日になって体調が回復したこと。そして〈イベントウォーク〉の場合は、今年はこの日しか歩くことができないという制約があるため参加を決めた。
 今回は、この「新十津川・滝川をめぐる、一町一市ウォーク」だけの参加だったので、JRの「一日散歩きっぷ」(2,540円)を利用して滝川へ向かった。
滝川駅に下車後、8時40分、直ぐにスタートした。まず感じさせられたのが滝川駅前の寂しさだった。(このことについては後述したい)
 
※ 掲載写真が雨天だったこともあり、全体に暗い感じになっていることをお断りします。
 
    
    ※ スタート&ゴール地点のJR滝川駅です。
 
 コースは駅前の住宅街(商店街ではなかった)を通過して、石狩川河畔に導かれた。その河畔には滝川市が誇る「たきかわスカイパーク」が広がっていた。滝川市は道内のスカイスポーツ(グライダー)のメッカとして有名であるが、河畔に広がる緑の滑走路が眩しかった。
 
    
    ※ 石狩川河畔に広がる「たきかわスカイパーク」です。
 
 そこから石狩川に架かる長~い「滝新橋」(滝川市と新十津川町を結ぶ橋という意味?)を渡って新十津川町に入った。
 
    
    ※ 橋上だけで直線1キロはあったのではと思われる長~い「滝新橋」です。
    
    ※ 「滝新橋」から撮った石狩川の流れです。
 
 新十津川ではマップで推奨されていた「中央公園」内にある「新十津川開拓記念館」に立ち寄った。展示物は各地にある郷土資料館と大差なく、開拓時の農機具とか、生活用品などが展示されていたが、私の目を惹いたのは開拓当時の開拓農家の住宅を再現した建物だった。ちょうど今、私たちは札幌近辺の屯田兵屋を見て歩いているが、屯田兵屋から見るとかなり粗末な住宅で生活していたことが偲ばれた。
  
    
    ※ 新十津川町の「開拓記念館」の建物です。
    
    ※ 開拓農家の住宅内を再現したものです。
 
 新十津川の街は車でよく通過する街だったが、歩くのは始めてだった。日曜日でしかも雨とあって、街中に人はほとんど見当たらなかった。新十津川の造り酒屋「金滴酒造」の横も通ったが、以前に立ち寄ったこともあり今回はパスして、石狩川に架かるもう一つの橋「石狩川橋」を渡って滝川市へと戻ってきた。
 
    
    ※ 金滴酒造の本社兼売店だと思われます。
    
    ※ 金滴酒造の倉庫群の一部です。
 
 ここからが長かった。石狩川沿いを上流に向かってひたすらサイクリングロードで遡った。このサイクリングロードが堤防上ではなく、堤防と堤防下の土地とのちょうど中間に造成されていた。そのため川面や河原を見ることできなく、堤防下の住宅の背面ばかりを眺めてのウォークだった。雨は降ったり止んだりを繰り返し、その都度傘を開いたり、閉じたりしながらウォークは続いた。
 
    
    ※ サイクリングロードは写真のように堤防の中間の高さに造成されていました。
    
 サイクリングロードは3キロくらい続いたろうか?その最後の部分で堤防上に導かれて河原の方を見ると「滝川市民ゴルフ場」のグリーンが広がっていた。
 
    
    ※ 石狩川河畔に本格的なゴルフ場が広がっていました。
 
 折り返して市街へ向かう途中「池の前水上公園」というところに導かれたが、そこに「滝川市B&G海洋センター」の建物が建っていた。その前には「ラウネ川」という石狩川の直線化工事によって生まれた川があったが、そこが流れが穏やかなこともあってカヌーやヨット・ローボートなどの海洋性レクレーション基地となっていて、それを主導しているのが「B&G海洋センター」ということのようだ。滝川市は空と海洋性スポーツと二つの特徴的スポーツを推進している街のようだ。
 
    
    ※ ラウネ川とその袂に建つ「B&Gセンター」です。
 
 その後もJR函館本線の西側(滝川市の中心市街はJRの東側と理解しているが)の住宅地を黙々と歩いた。
 そしてJR函館本線の跨線橋を潜り、中心街と思われる東側に移り歩いたのだが、東側に移っても、その寂しさは変わりがなかった。
 滝川市は調べてみると1980(昭和60)年代には人口が52,000人を数えたのが、現在は37,000人強となっていて、確かに人口減少が激しいようだ。ただ街の中心が寂しいのは国道のバイパス化によって街の中心がそちらの方へ移動したことも大きいのではないかと思われるのだが…。
 
    
    ※ これが滝川駅前の光景です。
    
    ※ アーケード街も閑散としていました。
    
    ※ 街の主要道路もご覧の通りです。
 
 15キロを歩いて帰ってきた滝川駅前の寂しさは隠しようなないほど顕著だった。そのことを一番嘆いているのは滝川市民なのかもしれないが、人口に見合った街づくりをぜひ進め、駅前にもう一度賑やかさを取り戻してほしいと願った私だった。
 この駅前でハプニングがあった。私がゴールし、昼食のできるような店を探していると、なんと「さっぽろラウンドウォーク」に一緒に取り組んでいるN氏とばったり出会ったのだ。お互いにこのヘルシーウォークに出ることを話し合ってはいなかったので、この出会いにびっくりした。私は列車の発車時間がまだ1時間以上あることを話すと、N氏は車で参加していたので「じぁ、私のクルマで帰りましょう」と誘ってくれたので、厚意に甘えることにした。N氏は苫小牧市から参加だったので、野幌駅まで送っていただき、そこから私は列車で自宅に戻った。Nさんどうもありがとうございます!                                              
◇ウォーク実施日  2024年7月07日(月)
◇歩いた距離    15.0 km