田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ヘルシーウォーキング㊶ オホーツクブルーの澄んだ空、太陽に愛された町・遠軽ウォーク

2024-07-19 13:51:49 | JRヘルシーウォーキング
 遠軽町のシンボル「瞰望岩」を中心とした「太陽の丘 えんがる公園」の広大さには驚いた。さらにそこが見事に整備されていたことも感動した。しかし、過疎が進行している遠軽の街の実状も垣間見せてくれた遠軽町ウォークだった。

    

 美幌町の〈イベントウォーク〉に参加した翌15日、遠軽町まで足を延ばし〈いつでもウォーク〉の対象となっている「遠軽町」のコースを歩いた。

    
 ※ 遠軽町のシンボル「瞰望岩」を撮っていたところJRの列車が通過するというシャッターチャンスを逃しませんでした。

 私は遠軽町在住の経験はないが、当時隣町だった生田原町に3年間勤務した経験があった。(現在生田原町は合併して遠軽町となっている)だから買い物などでよく遠軽町を訪れていたので、やはり私にとっては〈ふるさとウォーク〉の一つと思いながら歩いた。
 遠軽駅をスタートしたのはこの日も早く、朝7時50分にスタートした。この日の遠軽は曇っていて、気温も低く午前8時、街角の温度計は17℃と歩くには絶好のコンディションで気持ち良くスタートを切ることができた。

    
    ※ スタート & ゴールの遠軽駅は依然と同様に周りから一段高いところにありました。

 駅をスタートして直ぐに真新しい大きな建物が目に入った。マップには「遠軽町芸術文化交流プラザ(愛称:メトロプラザ)」とあった。遠軽町は音楽が盛んな街で、特に遠軽高校吹奏楽部は全国大会に何度も出場経験のある学校で、街全体でも音楽が盛んだと聞いているが、町の人たちにとってはシンボル的存在の建物ではないかと思われる。

    
    ※ 「遠軽町芸術文化交流プラザ(愛称:メトロプラザ)」の建物です。
 
 コースは遠軽駅の近くに聳える「瞰望岩」の真下に導かれる。垂直に切り落とされたような大きな岩は迫力十分である。その「瞰望岩」の真下に「遠軽神社」があった。

       
    ※ 「瞰望岩」の真下から撮った一枚です。
    
    ※  「瞰望岩」を背にして建つ「遠軽神社」です。

 「瞰望岩」を巻くようにして、「瞰望岩」の頂上に通ずる上りが続いた。歩き始めで気温も低かったために、思っていたほど困難も感ずることなく「瞰望岩」の頂上に立った。「瞰望岩」からは遠軽の街全体がパノラマのように見渡すことができる絶景を楽しむことができた。
    
    ※  「瞰望岩」の頂上から遠軽の街を俯瞰した一枚です。
※ パノラマ機能も使ってみました。

 「瞰望岩」を折り返してから、それに続く「太陽の丘 えんがる公園」に歩を進めたのだが、目的地は秋には丘全体がコスモスの花で埋め尽くされる「虹の広場管理棟」ということだったのだが、これが私を大いに迷わせた。公園内の散策路とあって目印になるものがなかったこともあり、地図読みを誤ってしまったようだ。広大な公園内を右往左往してしまうことになった。苦労して目的地には到達したものの、かなり時間を要してしまった。管理棟のところで同じくヘルシーウォーキングに取り組んでいた方から「迷ったでしょう」と声をかけられた。その方もかなり迷ったようだ。できれば分かりやすい目印のようなものがあると良いと思ったのだが…。管理棟のところから広がるコスモス園に花が満開になる様子を一度は見てみたいと思わせてもらったが、果たして実現できるだろうか???

    
    ※ 「虹のひろば」と称するコスモス広場を楽しむ施設です。
    
    ※ 前面の丘全体がコスモスの花で埋め尽くされるようです。    

 「太陽の丘 遠軽公園」を下ると、街の中心から外れた住宅街歩きとなった。退屈な住宅街の一角に、「遠軽小学校」の真新しい校舎が建っていた。

    
    ※ 真新しい遠軽小学校です。

 「遠軽小学校」を後にすると、住宅は疎らとなり変哲のない田舎道が延々と続いた。およそ4キロにわたる住宅街、それに続く田舎道は退屈なウォーキングだった。

    
    ※ このように田舎道が延々と続きました。

 やがてコースはJR石北本線を跨ぎ、国道242号線に出た。ここまで来ると見覚えのある風景となった。国道242号線を駅方向に向かって進むと、路傍に  「木楽館」と称する木工芸品の展示即売する建物が建っていた。

    
    ※ 遠軽町産の木工製品が展示即売されている「木楽館」です。

 コースは直接遠軽駅には向かわず、湧別川の堤防に導かれ、遠回りするようにゴールの遠軽駅に向かう。
 堤防沿いに「遠軽高校」があった。高校の野球グラウンドでは野球部が練習をしていた。確かこの時期、遠軽高校野球部は高校野球北北海道大会に進出を決め、大会地の旭川市に遠征しているものと思っていたのだが…。(後ほど調べてみると、1回戦に勝利し、翌日対白樺学園戦に備えて自校へ帰って調整していたようだ。翌日の対戦は残念ながら白樺学園に敗戦したとニュースが伝えていた)

    
    ※ 遠軽高校野球部が練習していました。

 遠軽高校は先に記した吹奏楽部の他に、ラグビー部、野球部など部活が盛んな高校で、オホーツク管内から生徒が集まっているとも聞いている。今後の活躍も期待したいと思う。
 堤防歩きも2キロ弱はあったのではないだろうか?この湧別川の河川敷はかなり大きく、その昔に私は3度にわたって「湧別原野オホーツククロスカントリースキー大会」に出場した経験がある。その距離85キロである。私は朝早くからまる一日かかって白滝の山の中から湧別町まで走った(滑った?)のだが、ここの河川敷も息絶え絶えに通過したことが思い出された。
 堤防歩きが終わり、湧別川に架かる「いわね大橋」を渡り、遠軽の中心街に還ってきた。

    
    ※ 遠軽の中心街と住宅街を結ぶ「いわね大橋」です。

 コース途中に私が生田原町に在住当時から営業していたショッピングセンターは健在だったが、街そのものはすっかり元気を失っているように映った。

    
    ※ 閑散とした印象があった遠軽の中心街です。

 街を歩く人にも出会わずにゴールの遠軽駅に着いたのは10時45分だった。前日の美幌町のコースより時間がかかってしまったのは「太陽の丘 遠軽公園」で右往左往してしまったことが影響したようだ。                        
 ◇ウォーク実施日  2024年7月15日(祝・月)
 ◇歩いた距離    11.0 km