奄美大島編
奄美大島は思っていたよりずーっと大きな島だ。沖縄本島のおよそ 3/5 もの面積がある。そのため私は奄美大島に2泊して、少しでもたくさん島のあちこちを巡りたいと考えた。
奄美大島は意外に面積が大きかった。訪れる他の島とは違い、とても一日では回れそうではなかった。そこで奄美大島だけは二日間滞在することにした。そしてレンターカーで島を回ることにした。
奄美大島・名瀬港に着くのは早朝5時の予定である。(早い!)
助かるのは予約したホテルが早朝でもロビーを開放してくれると約束してくれたことだ。
午前9時のレンターカー会社の開店を待って、さっそく島巡りに出かけることにする。
調べてみると、奄美大島は島の北部の方が発達していて、見どころも多いようだ。
行政的にも2006年3月に中心都市だった名瀬市と北部町村が合併し、奄美市として誕生し、人口44,400余人を有するが、残りの龍郷町6,000余人(ここは北部の町)、大和村1,600余人、宇検村1,800余人、瀬戸内町9,300余人といずれも小規模町村である。
したがって、一日目は北部地方を巡ってみたいと思っている。
気になる観光ポイントは、「奄美歴史民俗資料館」・「奄美パーク」・「奄美民俗村」・「西郷南洲謫居跡」・「黒潮の森マングローブパーク」・「大島紬泥染公園」などである。
そして二日目なのだが、南部に属する大和村・宇検村・瀬戸内町には私が触手を伸ばしたくなるような観光ポイントがほとんどない。あるとすればきれいな海辺くらいか。
そこで気になっているのが、瀬戸内町の目と鼻の先にある「加計呂麻島」である。瀬戸内町の古仁屋港から加計呂麻島の瀬相港までフェリーで25分程度のようだ。島の体験が一つ増えるのは魅力だが、便数が少ないことと、見るべきところも少ないようだ。今のところは迷っているが現地へ行って情報を収集してから判断しようと思っている。
食では「鶏飯」が有名なようだ。また、島唄を聴きながら島料理を楽しめるところがあるとの情報なので、どこかで楽しみたいと思っている。
ところで旅の醍醐味は、非日常的な空間に自分を置くことであるが、それだけだと今ひとつ旅の充実感を得ることができないのでは、と思っている。
旅を豊かにしてくれるのは何といっても土地の人たちとの交流である。その土地の人たちとの交流が私の場合、歳を経るごとに少なくなってきている。どうしても自分の中で面倒なことは避けたいという思いが強くなってきているような気がする。
今回の旅では、意識的にその壁を取り壊してみたいと思っているのだが…。
この歳になっての課題としては高いハードルであるが、あえて今回の旅の一つのテーマとしてみたい。