田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

サンドアート

2011-06-21 18:42:48 | 札幌(圏)探訪
 サウンドアートではない。サンドアート、砂の芸術である。そのサンドアートが石狩浜に展示されていると聞いて好奇心いっぱいの私は早速石狩浜まで出かけて行った。 

 サンドアートというと鳥取が有名である。
 そのサンドアートが石狩浜に展示されているという。
 人混みが予想される土日を避けて、好天だったこともあり今日(21日)行ってみることにした。

 車で走ること40分余、好天は高温を呼び、石狩浜には海水浴客ならぬ海浜客(?)がけっこう詰めかけていた。(海浜客…、私の中の定義では海には入らないが、日光浴をしたり、海辺で楽しむような人を指す)

        

                

 目ざすサンドアート(砂像)はそうした海浜客を避けるように石狩浜海水浴場“あそびーち石狩”の片隅にたたずんでいた。
 砂像は全部で5体、ちょっと寂しかった。
 大きさはおよそ2メートルくらいのものが並んでいた。
 砂像を制作したのは、私が得た情報では教育大学岩見沢校の芸術課程の学生グループ、自衛隊OBのグループ、砂像に「どり大」とあったので大通大学の関係者、といったところだった。

 なにはともあれ、その5体の作品をお見せします。

        
      ※ 自衛隊OBが作成した“石狩鍋”石狩鍋の素材が鍋の中に詰まっています。

        
        ※ この二枚は教育大生が制作した動物を著したものの裏表を写しました。

        

        
        ※ この作品は石狩川を遡上する鮭を捕まえた熊の図です。作者分からず。

        
        ※ 大通大学の関係者制作の玉手箱を背中に乗せた亀だろうか?    

 ここまで4つの作品を提示したが、残る一つの作品が傑作だった。
 教育大学岩見沢校の芸術課程の学生が制作したというただ砂を積んだだけと思える作品が何を表現しているのかさっぱり分からなかった。
 「う~ん。芸術は難しい。」などとはつぶやくことはなかったが不可解な思いで眺めていると、後からやってきた妻が「それなんだか分かる?」と問いかけてきた。もちろん私は首を振ったが、妻は「昨日のテレビでそれは“おっぱい”だと言っていたよ」と教えてくれた。
 言われてみると、なるほど豊満な乳房に見えてきた。私としたことが大きな不覚である。
 悔し紛れに遠景、中景、近景とスリーショットの大サービスでお見せすることにした。

        ※ 説明不要です。じっくり見てください!

        
        

        

        

 ロープを張って砂像は守られていたが、それとは別に手の届くところに小さな砂像があった。触ってみると手触りはコンクリートの表面のように感じた。砂像制作のために砂の凝固剤を使用しているということだった。もちろんその凝固剤は環境に配慮されたものと聞いている。

 今回の石狩浜のサンドアートは期待ほどの規模ではなかった。できれば将来はもう少し規模の大きなものになって、鳥取のサンドアートのように多彩な作品が提示されると楽しい催しになるのではないかと思ったのだが…。