田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 12 神居尻山 後編

2011-06-08 14:18:38 | 北海道低山紀行 & Other
 分岐点から山頂までは厳しい上りだったが、山頂への期待が足を軽くさせた。山頂は期待以上に素晴らしかった。私は家で寛ぐ妻に山頂から「ただ今、神居尻山山頂。素晴らしい眺めを楽しんでいる」と写真付きのメールを送った。 

 分岐点からの上りは典型的な尾根コースだった。
 登山道の両脇が鋭く落ち込むコースは横を見ると足がすくむ思いがするほどである。
 ここも急な上りはしっかりと階段が造られていた。

        
        ※ ご覧のような尾根コースを往く。両側は切り立った崖だった。

 立木が低く、尾根のためか風が吹き渡り、先ほどまで汗ばんでいた体が冷やされて心地良い。
 山頂が近くなったとき、コース脇になんとヤマザクラが8分咲きくらいで咲いていた。

        
        ※ 6月のサクラを見て思わず興奮する私でした。

 それからほどなく山頂だった。時計の針は11時50分。分岐点から20分で到達したことになる。

        
        ※ 山頂にはたくさんの先客が…。

        
        ※ 山頂の標識です。

 山頂には先客がたくさんいた。
 山頂の標識をカメラに収めた後、隙間を見つけて腰をおろし弁当を広げた。弁当を頬張りながら妻にメールした。
 弁当を食べ終え、360度眺望がきく眺めをカメラに収めようと思った。
 なんとその時、私のバカチョンデジカメにパノラマ機能が備わっていることを初めて知ったのだった。2年近くも使用していて初めて知ったとは恥ずかしい!
 さっそくその機能を用いてパノラマ撮影をしてみた。


    ※ 3枚の写真を横に並べたものです。

 また、山頂直下にカタクリの花が群生しているところを見つけた。途中でも見かけたが花の終わりを迎えていたようだったが、山頂直下の花はまだまだ元気だった。(カタクリの花の写真は次回の花の特集で紹介します)

        
        ※ 正面奥に見るのが雄峰ピンネシリです。

        
        ※ Aコースの山頂近くに山小屋が見えました。

 山頂でのあれこれで約40分間滞在した後、下山を開始した。
 下山は分岐点からBコースを下りた。

        
        ※ 分岐点から下りるBコースはしばらく尾根コースでした。

 分岐点からしばらくは尾根コースでなだらかに下りが続いたが、途中から階段状の急激な下りとなり、膝に強烈に響いた。階段が急なところでは体を横にして静々(しずしず)と下りた。それでもダメージはかなりのものらしい。3日経った今も足腰の疲れが取れていない。

        
        ※ Bコースも山の中に入るとご覧のような階段の連続でした。

 下山は班の中でもそれぞれの体力に応じて自由に下山したので、ほとんど休みも取らなかったこともあり12時25分に下山を開始し、13時40分に登山口に着いた。1時間5分で下山したことになる。(分岐点で後続を待つため10分休憩した)

        
        ※ 今回の登山のゴールとなったBコース登山口です。

 主催者の配慮で道民の森の施設で風呂の提供を受け、汗を流してさっぱりして帰路に就いた。
 帰りの道すがらしみじみと「こうしたアウトドアのイベント、特に登山の場合は何より天候がすべてだなぁ」と思いながら車を走らせたのだった。(「雨もまた良し、という言葉もあります」という陰の声が聞こえるが…)

【神居尻山 登山データー】
標 高  947m
駐車場  治山の森駐車場に20台くらい駐車できる。
     Bコース登山口は駐車場の直ぐ近く。Cコース登山口は駐車場から徒歩10分
行 程  Cコースス登山口→(2時間)→分岐点→(20分)→神居尻山山頂→(10分)→分岐点→(1時間20分)→Bコース登山口
    ※ Cコース登山口から分岐点までは班行動のため標準よりは時間がかかっている。
時 間  登山(約2時間20分)、下山(約1時間05分)
登山日  ‘11/06/04