田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道ツーデーマーチ 運営編

2010-09-20 20:07:02 | 札幌ウォーク & Other Walk

 今回は時系列的には全く逆からレポートしている。ツーデーマーチ初日、私は洞爺湖畔から噴火湾沿いの町豊浦町までのワンウェイ20キロのコースに挑んだ。コース上に配備された警備陣、各ポイントで待ってくれていたサービス陣など、運営の充実ぶりを感じたウォーキング大会だった。

        
        ※ 洞爺湖畔に設置されている安田侃さんの作品を横目にスタートです。        
 
 大会初日の20キロコースは最初の5キロは洞爺湖畔沿いを、そこから約4キロに及ぶ激しい上りが待っていた。
 そこからは淡々とした田舎道をウィンザーホテルを巻くようにして進み、最後は噴火湾沿いの豊浦町に向かい長い下り道を経てゴールするという20キロだった。
 昨日同様、ウォーキングの様子については写真レポに委ねるとして、参加者の一人として感じたことをレポートすることにする。

        
        ※ 風光明媚な洞爺湖を眺めながら前半は快調です。

 私がこの手のウォーキング大会に参加し始めたのは3年前からである。
 以来、出場した大会は札幌、函館、旭川、そしてこの洞爺湖畔の大会である。
 私は良く分かってはいないのだが、これらの大会は日本ウォーキング協会と連携、あるいは承認されている大会のようである。北海道では前述の大会のほか網走・北見大会がある。(皮肉なことに私が人生の大半を過ごした地の大会だけが未出場である)

        
        ※ 歩道のない上り道、コーナーコーンを置いて安全に配慮してくれています。

 それらの大会に参加してみて、今回の北海道ツーデーウォークの大会運営の素晴らしさが際立つのだ。
 最もそのことを感じさせてくれたのが交通の要衝に必ずと言って良いほど配置されていた交通指導員である。交通指導員は確かボランティアのはずだが、私たち参加者を安全に優しく導いてくれた。交通指導員ばかりでなく、交通の激しいところには関係者が配置されていて参加者に声を掛けてくれていた。

        
        ※ こうしたサービスステーションがおよそ5キロ毎に設けられていました。

 次にサービスステーションの充実ぶりである。
 基本的に5キロに一ヶ所ずつサービスステーションが配置され、トイレが準備され、給水が受けられるようになっていた。
 20キロ、30キロのコースでは途中のサービスステーションでバナナの差し入れがあり、20キロでは最後に、30キロでは途中のステーションでブタ汁のサービスもあった。

        
        ※ 秋の訪れを感じさせるようにススキがたくさん目立ちました。

 ゴール後も初日は地元産牛乳が、二日目は取れたて・茹でたてのとうきびが振舞われ疲れを癒してくれた。その他にも地元関係者の参加者を歓迎する心配りが伝わってきた。

        
        ※ 写真のように交通の要衝には必ず交通指導員の方がいました。
        
 他の大会でも大会関係者は懸命に準備され運営していることが伝わってくるのだが、残念ながら北海道ツーテーマーチのようにはいかないのが現状のようだ。
 その要因は、私の見るところ他の都市開催の場合は地元のウォーキング協会とか、歩こう会が中心となっての開催である。それに対して北海道ツーデーウォークは官民が一体となって運営している点が大きな違いのような気がする。それも洞爺湖町だけではなく、壮瞥町、豊浦町(伊達市が関わっていないのは何故か?)が揃って実行委員会に名を連ねているのだ。

        
        ※ 丘の下に豊浦の街が見えてゴール間近しです。

 都市においてはたかがウォーキング大会くらいに行政が主体的に関わるなどということは難しいことなのかもしれない。
 しかし、参加者からみて交差点や横断歩道で交通指導員の方が安全に導いてくれるのは何より安心だった。
 他都市においても、関係当局に働きかけて協力を得られるような大会運営を目ざしてほしいと思ったのだが…。
 たかがウォーキング大会かもしれないが、人々の健康維持に果たす役割はけっして小さくはないのだから…。

        
        ※ ゴールではブタ汁、そしてスイカが振舞われました。
        
 来年、残っている網走・北見の大会に出場しようと思っている。はたしてどのような大会運営がなされているのだろうか?