田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

中島公園の彫刻

2010-09-02 13:30:35 | 札幌(圏)探訪
 これまでなんとなく訪れていた中島公園だったが、注意深く見てみると実にたくさんの彫刻作品が点在していることを再確認した。
 
 同年代の仲間で作る「オヤジの仲間づくり21の会」の基本コンセプトは「札幌(北海道)を知る」である。そのコンセプトに基づき例会を重ねているが8月例会(8月28日開催)として当番幹事が選んだのは「中島公園」だった。
 当番幹事はテーマとして次の2点をあげた。
  ① 中島公園内の歴史的建造物に触れ、歴史的価値を知る。
  ② 屋外彫刻を鑑賞し、彫刻に慣れ親しむ。

 靖国神社、豊平館、八窓庵などの歴史的建造物についてのレポートは別の機会に譲るとして、今回は公園内の彫刻作品だけの写真レポートをすることにする。

 彫刻探訪は中島公園の南側、地下鉄「幌平橋」駅のところから始まった。
まず、最も南側に位置していたのは、小田襄作「風景の夢」である。

        

 ステンレス板が周りの風景を映し出す効果も狙ったような作品であるが、鳥の糞などで汚れているのが残念だった。

 続いて、松本純一作「みどり子ファミリー」だったのだが、なぜか撮影を忘れしまった。子どもを象った作品であるが、石造りの作品の頭部分に色鮮やかな花が栽培されている野が印象的だった。
 そしてその近くの芝生の広場に山内壮夫作の4つの作品がサークル上に並べられていた。
 最初の作は「母と子の像」

         

 続いて「笛を吹く少女」

         

 三つ目が「鶴の舞」

         

 最後が「猫とハーモニカ」であった。

        

 並べられた4つの作品は素材がコンクリートのような素材のため、耐久性に問題はないのだろうかと少し心配になった。

 続いては、札幌市コンサートホール「キタラ」の前に鎮座する安田侃作「相響」である。

        

 安田氏の作品に共通する白大理石と曲線を生かした作品である。

 次に、パークホテルに近い菖蒲池の縁に立っていたのは小野健尋作「のびゆく子等」である。

        

 中島公園の北端に近い所に二つの作品がある。
 一つは、山内壮夫作「森の歌」という大きな作品である。

        

 この作品は、1958年に開催された北海道博覧会の開催を記念した作品ということだ。

 そして最後に中島児童会館の横に設置されていたのが林正美作「ヨットと方向」という作品だった。

        

 私たちが8月28日に見た作品は以上だったが、その他にも朝倉文夫作「木下成太郎像」、會田雄亮作「春悠々」、佐藤忠良作「帽子‘92」などの作品が中島公園には展示されているという。
 中島公園は思った以上に彫刻作品の宝庫だった。