田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 7 夕日岳

2010-09-16 11:18:02 | 北海道低山紀行 & Other
【札幌近郊低山紀行】とは、「低山」の定義を標高1,000m未満の山としてその山々を巡ろうというものである。数えたところ札幌近郊には30峰以上の登山に適した低山があるようである。そこを体力づくりも兼ねながらぼちぼちと挑戦することにした。

 「朝日岳」に続いて、定山渓温泉街を挟んで反対側に位置する「夕日岳」に登った。二つの山はどちらも600m足らずと典型的な低山である。適度なハイキングコースとはいえしっかりと汗をかかせてもらいました。

 朝日岳を終え、車を温泉街の公共駐車場からまちづくりセンター裏の駐車場に移して直ちに出発です。
 駐車場横の定山渓神社の鳥居の横に「夕日岳登山口」という立派な看板がかかっています。

        

 そこから神社の境内を通って左手奥に登山路が続いていました。
 
        

 初めは沢コースで砂防ダムが次から次と現れてきました。沢コースは水でぬかるんでいました。近日中に雨が降った記憶はありませんでしたから、もし雨が降ると相当難儀しそうな沢コースです。

        

 沢コースから山腹を巻いていくコースに出ると、ずいぶん歩きやすくなりました。朝日岳の岩戸公園コースよりはずっと整備されているように思われました。
 ところどころには手作りの案内板もあって、まったく迷う心配もありません。

        

 木の種類にも、植物の種類にも疎い私にはそれらのことについてレポートできないのが残念ですが、9月に入ったばかりというのに気の早い木の葉たちが落葉しているのを見て、秋の到来間近し!と悟らされました。

        

 やがて見晴らしの良い尾根に出ますが、そこが「見晴らし台」といって唯一林が途切れ、定山渓温泉街が見渡すことができます。近くにはNHKのテレビアンテナ塔もありました。

        

        

 ここから頂上までは尾根コースで、尾根を渡る風を感ずることができ、湿度の高い中を登山してきた身としては気持ち良く頂上を目ざしました。

 登山は突然終わりを迎えました。何の予兆もなく、登山路の前に「夕日岳頂上」という看板が見えたのです。周りは高い木に囲まれ、周囲は何も見えません。なんだかあっけない頂上到達でした。

        

 その頂上のところで面白いものを発見!
 写真のような糞です。糞の横に大きさの比較のためにミニティッシュを置いていますが、どうやら小動物のようです。いったい何の糞でしょうね?

        

 周囲が木に囲まれたところでの昼食もつまらないと考え、見晴らし台まで下りて午後2
時、定山渓温泉街を眺めながら遅い昼食を摂りました。汗をかいた後、山の中で頬張るおにぎりは最高です!
 昼食を終え、上ったコースを一気に下山しました。

 ところで「夕日岳」の命名由来ですが、ガイドブックによると夕日が落ちる山ではなくて、温泉街の日が暮れても夕日の残照に染まった温泉街の様子を見晴らし台から眺めることができるだろう、というのが命名理由のようです。(私の解釈が少し入っています)

 およそ一か月ぶりの山行でしたが、汗をたっぷりかいて体内の毒素が全部出ていったような気分(気分だけですよ)になりました。汗の量は半端ではありません。持参した二枚のタオルは汗でびっしょりです。これからは倍の数のタオルを持参しなければ…。

【夕日岳 登山データー】
標  高  594m
駐車場   登山口にある定山渓まちづくりセンターの駐車場を利用させてもらう
行  程  定山渓神社登山口→(35分)→見晴らし台→(20分)→夕日岳頂上→(15分)→見晴らし台→(25分)→ 登山口
時  間  登山(約55分)、下山(約40分)
登山日   ‘10/09/11