ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

東京都中央区日本橋室町にある三井記念美術館に「花鳥」を見に行って来ました

2018年02月02日 | 日記
 東京都中央区日本橋室町にある三井本館内にある三井記念美術館に「花鳥」を見に行って来ました。

 現在、三井記念美術館では「国宝雪松図と花鳥」という展示会が開催されています。そのうたい文句は「美術館でバードウォッチング」です。

 その展示会の内容を伝えるポスターです。



 このポスターに載っているオスのニワトリ(?)の絵は、江戸時代に円山応挙が北三井家からの依頼で描いた“6曲1双”の一部です。

 この日本画「雪松図屏風」は国宝です。当時の京都に店を構えていた豪商だった北三井家は、絵師の円山応挙と親しく、交流があり、いくつかの絵を描くように依頼しています。

 三井記念美術館内の展示品は撮影できないので、展示品は画像ではご紹介できません。主に江戸時代に京都に居を構えていた北三井家、室町三井家、新町三井家などが所有する絵画や陶磁器などが展示されています。

 北三井家が収拾した中国の清の乾隆帝の時代に制作された花鳥動物図の「枇杷寿帯図」などのシリーズが展示されていました。

 また、江戸時代に絵師の渡辺始興が描いた「鳥類真写図巻」という巻物は、さまざまな野鳥を模写して、かなり丁寧に描いた“図鑑”風です。

 この図巻は、予想する以上に写実的な日本画があったことを学びました。カケスやスズメ、メジロなどが写実的に描かれています。細部まで、動物学的に解析的に描かれています。アカゲラやノゴマも描かれています。

 三井本館を目指して、日本橋室町の三越デパートに向かう途中に、日本橋を通りました。その欄干の飾りです。



 また、日本橋の三越デパートの外側の地下街には、江戸時代の日本橋風景を描いた絵が展示されていました。





 当時は、江戸の庶民が集まる楽しい場所だったことが、巧みに描かれています。江戸の下町の繁華街です。