詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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晩秋

2011-11-22 | 詩を歩く
今年も、セイタカアワダチソウの季節が、
終わっていく。
黄色い花をつけ、姿勢よく長い肢体をのばし、
秋空を切りとるように、咲ききそっていた。

永遠を思わせるような、長い時間が、
セイタカアワダチソウの群生に流れていた。
だが、
日に日に、見まちがいと思う位、
美しい色は褪せ、
重い体は地面に倒れかかり、
大地に吸収されようとしている。

なぜ、あれ程、力強く咲くことができたのか。
今は、根っこに全てを託し、土の中に帰り、
眠りにつこうとしている。




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