詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

空と海のこと

2015-08-08 | ショートPoem
空と海のことを考える

空と海って 全然違うのに
よく似ている
空も海も どちらも青く
空には白い雲
海には白い波頭

空には 鳥がいて
海には 魚がいて

空は 海がなければ
淋しくて
空っぽになる

海は 空がなければ
退屈して
干上がってしまうだろう

空は海なしでは 生きていけない
海は空なしでは 生きていけない
どちらがなくても生きていけないと

空の涙は 流れて海に注がれ
海の涙は 吸い上げられ空に帰る

2つの涙は生きるための涙
地球という星を作る涙

空が青いのは なぜだろう
海が青いのは なぜだろう
それは鏡のように
お互いの姿に憧れて
空が海を 海が空を
映しているからなんだ



ありがとうございます。応援してネ♪
にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村