悲しみの終わらない世界に
とうとう大きな木は
一本となりました。
ここをねぐらにしている鳥たちが
おりました。
月の明るい晩になると
3羽4羽
5羽6羽と
帰ってくるのでした。
空に続く点線のような長い列は
いつまでも途切れずに
空の裏側までとどいているのでした。
色を失くした葉陰には
葉をめくってみますと
1枚に1羽というように
そっと小さな体が
うずくまっているのでした。
時々、ホーっとひと声鳴いては
目を光らせて眠るのです。
月夜の晩は、夜じゅう
ホーっという声音が
かわりばんこにひびきあい
点滅する赤い光が
残された大きな1本の木に
ひかりつづけているのです。
ありがとうございます。応援してネ♪
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一本となりました。
ここをねぐらにしている鳥たちが
おりました。
月の明るい晩になると
3羽4羽
5羽6羽と
帰ってくるのでした。
空に続く点線のような長い列は
いつまでも途切れずに
空の裏側までとどいているのでした。
色を失くした葉陰には
葉をめくってみますと
1枚に1羽というように
そっと小さな体が
うずくまっているのでした。
時々、ホーっとひと声鳴いては
目を光らせて眠るのです。
月夜の晩は、夜じゅう
ホーっという声音が
かわりばんこにひびきあい
点滅する赤い光が
残された大きな1本の木に
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