詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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子供との会話から

2011-06-16 | 子供のこと、子供のことば
「ありは、毎日お葬式をしているね」
と、娘が言った。

「え?どうして」
と、聞き返した。

子供たちは、外で蟻を捕まえて遊んでいるうちに、
蟻はよく、死んでしまうらしい。
とくに、男の子は、蟻や団子虫などの虫を見つけると、
捕まえて、手でつぶしてしまうという。

踏まれたり、つぶされたり、
蟻が毎日、何匹も死んでいるのを、
子供は知っている。

「ありは、毎日お葬式をしているね」
何度も言ってくる、子供の言葉を、
蟻の行列を思い出しながら、
聞いていた。


「じゃあ、毎日結婚をしている生き物って
なあに?」
と、尋ねてみた。

「コケコッコー」
だじゃれ遊びが好きなだけあって、
即座に、答えが返ってきた。

<今日 結婚>
「キョー ケッコン」
「コケコッコー」
ちょっと、苦しいが、
だじゃれのセンスが、冴えている!

「そうか。にわとりは、
毎日、結婚するから、
毎日、卵を産むんだね」
なんて、にわとりのおなかの中に続く
卵の列を思い浮かべ、
妙に、納得。

「あと、コーンコーンも」
やっと、小学生らしい答えが、追加された。

そろそろ、畑には、
スイートコーンが、成長する季節だ。




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