肌寒い日と、初夏のような日を、交互に繰り返す3月。
決算処理も、子供の入試も、卒業式も終わった。
花粉も黄砂も、何もかもが大急ぎでやってくる。
そんな、めまぐるしい3月だが、子供が次のステージに
立つまでの貴重な短い休みに、何か良い映画を観せて
おきたいと思い、連日レンタルショップに行く。
ところが、最近思い悩むことがある。
子供に読ませておく本。
子供に観せておきたい映画。
といった時に、いったい何を選んだらいいのだろう、と。
自分達の時代には、金字塔のように、揺るぎない名作と
いわれたものがある。
しかし、枕草子とか松尾芭蕉とか、明らかに時代設定の
違う古典はともかく、明治、大正、昭和の名作は、
今読むと、時代のリアリティが違いすぎて、肝心なことが
伝わらないで、ぼやけてしまうようだ。
‥とすれば、どうしたらいいのだろう。
映画も、何を観せたらいいのだろう。
もちろんステキな映画はたくさんある。
店で、タイトルを見ながら、しばし問答する。
昔感動したミュージック映画を見つけ、懐かしい思いが去来
するが、しかし今子供に見せるには、音楽性がはるかに違い、
感動が少々薄いだろうなと思われる。
ダンスも現代のクオリティの高さは、進化の一途だし。
ああでもない、こうでもないと、いろいろあって、
一緒だった家人が、一本は、チャップリンの「ライムライト」を
借りた。勇気ある親の選択かもしれない。
深夜、一緒に観終わって、子供はよくわかんない。という。
「普遍的なものは変わらないけれど、表現方法が変わらないと、
伝わらないんだね。」
というのが、家人の出した結論だった‥。
それでも、今、何かを観せたり、読ませておきたいと思うのだ。
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