詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

春の色彩

2013-03-31 | Photo-ry (写真)



数日前にこの辺りでも、桜の花が満開になりました。
花冷えのする中で、
例年より2週間程早く、桃の花も咲きました。

カメラの中に残っている1ヶ月位前のデーターは
一面が雪景色。
短い間に様変わりしてしまう景色には、驚かされます。





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「路上のソリスト」

2013-03-22 | トークタイム
「路上のソリスト」をレンタルショップで借りて、
子供達と観る。

「路上に暮らす天才音楽家ナサニエル・エアーズと
ロサンゼルス・タイムズの記者スティーヴ・ロペスの
心揺さぶる魂の交流を描いた」映画‥。

ところが、残念なことに、吹き替えも字幕もないDVD
だったので、会話の妙がわからない。
映像を追いながら、ストーリを推し量るのみ。

ナサニエル・エアーズ役のジェイミー・フォックスの
川の早い流れのような、早口で、次から次へとつながる
途切れない言葉。
それを受けるスティーヴ・ロペス役のロバート・ダウニー Jr.の
包みこむようなまなざしと、やはり早口な言葉。

意味を理解できない言葉の感触を聞き続けながら、
いかに言葉というものが、ふだん私達に感動をもたらしてくれて
いるか、ということが、わかったのだった。




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何を観る?

2013-03-17 | 子供のこと、子供のことば
肌寒い日と、初夏のような日を、交互に繰り返す3月。
決算処理も、子供の入試も、卒業式も終わった。
花粉も黄砂も、何もかもが大急ぎでやってくる。

そんな、めまぐるしい3月だが、子供が次のステージに
立つまでの貴重な短い休みに、何か良い映画を観せて
おきたいと思い、連日レンタルショップに行く。

ところが、最近思い悩むことがある。
子供に読ませておく本。
子供に観せておきたい映画。
といった時に、いったい何を選んだらいいのだろう、と。

自分達の時代には、金字塔のように、揺るぎない名作と
いわれたものがある。
しかし、枕草子とか松尾芭蕉とか、明らかに時代設定の
違う古典はともかく、明治、大正、昭和の名作は、
今読むと、時代のリアリティが違いすぎて、肝心なことが
伝わらないで、ぼやけてしまうようだ。
‥とすれば、どうしたらいいのだろう。

映画も、何を観せたらいいのだろう。
もちろんステキな映画はたくさんある。
店で、タイトルを見ながら、しばし問答する。
昔感動したミュージック映画を見つけ、懐かしい思いが去来
するが、しかし今子供に見せるには、音楽性がはるかに違い、
感動が少々薄いだろうなと思われる。
ダンスも現代のクオリティの高さは、進化の一途だし。

ああでもない、こうでもないと、いろいろあって、
一緒だった家人が、一本は、チャップリンの「ライムライト」を
借りた。勇気ある親の選択かもしれない。

深夜、一緒に観終わって、子供はよくわかんない。という。
「普遍的なものは変わらないけれど、表現方法が変わらないと、
伝わらないんだね。」
というのが、家人の出した結論だった‥。
それでも、今、何かを観せたり、読ませておきたいと思うのだ。



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おめでとう

2013-03-13 | ショートPoem
ゆっくり歩いてもいいし
はやく走りだしてもいい

スタートラインに着いたのなら
進んでいける

たっぷりと まどろみ
ふくらんで
光の世界に 芽をだした

さぁ 今日はどんな色の光を
身につけようか
明日は 何になっていようか




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詩集のごあいさつ

2013-03-05 | 小林万利子/Arimの詩と音楽について〜お知らせ
春の足音が、近づいてきました。
いつも「詩の現場」にお越し頂きまして、
誠にありがとうございます。

このたび、新詩集「永遠のポンプ」を、上梓いたしました。
私にとっては、第3詩集となります。

3.11後、しばらく経ち、私は詩集を出そうと決めた時に、
刊行予定の半年~1年先に、実際に詩集が出せる社会状況
であるのか、不安でした。
ですから、平穏に詩集が発行でき、ホッとし、貴重に感じて
おります。
自然環境や世界情勢は、ほんの数年前とは比べものにならない
位、緊張感があります。
希望へつながることばを選びながら、一方では、現代日本人の
置かれている危機感を、拭い去ることができない毎日を
生きています。
特に次の世代の、子供たちが、幸せに生きていける世の中で
あってほしいと、思わずにいられないのです。

私の求める詩は、社会思想ではなく、「詩-poesy」です。
どれくらい、詩のことばがはばたけるか、1篇1篇書いて
いくしかありません。

多くの方の心に届く詩、誰かのことばになれるような
詩のことばでありたい、と思います。

52篇の詩を収録しております。
ご興味をお持ちの方は、お手数をおかけ致しますが、
ご購読頂けましたら、幸いでございます。
何か1篇でも、お好きになって頂ける詩がございましたら、
とてもうれしいです。

これからも、長いおつきあいを、
どうぞ、よろしくお願い致します。


小林万利子詩集 「永遠のポンプ」



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