詩の現場

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イマジズムの詩篇(14)

2018-02-05 | イマジズムの詩
43)
美しい青空が
どこまでも拡がる日は、
行ってごらん
木々の落とす影は
どうやら、青いらしいよ。
私たち人間の歩く影も
青く磨かれるらしい
影の世界の模様替え
青の元日。

影に住む人達が
恋焦がれる
一年に一度の
いつかの空
ポロネーズを奏でてよ、
青の元旦。



44)
深い夜がしんしんと
音を立てて
こんこんと寝息を立てて
眠ろうとしている
一緒に寝入る
夜の陰に

もうとっくに葉裏に
くるまれている
生き物たちの
ことを思いながら
月も眠る晩



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