詩の現場

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斑(フ)入りの葉みたいになって

2013-10-06 | Photo-ry (写真)
   


  独特の濃い緑の精彩を見せていた葉が
  日ごとに、“斑(フ)入りの葉”みたいになってきた。

  室内の、掛花入れに活けられて
  数日間、凛と、美しい深緑色を
  放っていたが
  風や光や雨が恋しかったのだろう。

  白い縁取りが拡がりだし
  葉脈部分に緑色は残り
  ハッとするくらい、
  それは綺麗ではあるのだけれど
  少し、かわいそうな気がする。

  葉っぱたちは、しっかりとした木の幹に
  押し合うように葉を繁茂させ、
  土壌から、充ち満ちた時間の糧を吸い上げて
  色を積み重ね、結晶させていたのだな、と
  あらためて、気づかせてもらった。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (渡辺葉)
2013-10-08 10:07:25
万利子さま
ここしばらく仕事で修羅場続き、心に水を遣りたくて尋ねてみれば、葉っぱの逸話ではありませんか!
(自分の名前が「葉」なので葉っぱ族はmy peopleだと思っています)
葉っぱ族への優しいまなざしに、心の「水」をいただきました。潤。
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