詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
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黄金の大地 (連詩 3)

2010-01-15 | フリー Poem
未来が歩いてくる

音ずれがきこえる

「ブラックホールの話を知っている?」
何もかもある世界なのに
そこには 何もないのよ
黒い 重い
ボーリングの球のような
風穴のようなところに むかっていくのよ
すいこまれていくの

次に 生れでるための
暗い 暗い
エネルギーに みちているところ

あなたをとらえ
私もとらえられてしまう
すいこまれて
ペチャンコになってしまう

集められて 集められて
もう 窮屈でたくさーんと
思った瞬間に
こんどは 思いっきり放りだされるんだって

その時は 最高のジャンプをしたいわ
生まれでるためですもの

回転して 回転して
長い 長い時間がたって

私は生まれるの
どこへ、誰にって?
それは「誰か」が決めるわ

私は知らないの




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2010-01-08 | My詩集から
はるかな世界と 私の目のまえを
風にのり 雨をつたい
光と一緒に いったりきたりしている天使
今日は 特別の日
カーテンをあけると
かがやきにみちた朝がはじまった


               詩集「ひかり」より




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