詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

イマジズムの詩掌編(10)

2017-08-17 | イマジズムの詩
32)
人を祝福する言葉を
言ってみるの
言葉を失い、無口になっている時に
どんな言葉を無くしているのか
どんな言葉を落として来てしまったのか

あなたにおめでとう
よかったねって、言ってみる
すると、
優しい言葉が次々に出てきて
今日という日に
間に合うように


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歌詞♪”祈り”: 小林万利子/Arim

2017-08-17 | 小林万利子/Arim songs 歌&歌詞
光さす空に きみの呼ぶ声が
僕の胸に ひびきわたり

高く高く 風が空へ
舞いあげていく

空をわたる 鳥たちよ
夢のつづきを 教えて

頬を流れる あの子の涙を
風は 拭っていく

きみの願いが 叶うように
ぼくも一緒に 祈るよ

木の葉舞うように きみへ届け
ぼくたちの Love song for you.


♪”祈り”: Arim



※…”祈り”は、昨秋、私が最初に作った歌です。
ガザの子供の顔が脳裏から離れずに、
言葉とメロディーが同時に生まれました。
Arim songsの”For Gaza, for the Children”
シリーズの始まりです。
”祈り”は私にはとても大事な曲です。
ようやくアレンジをお願いして、
形を整えて発信できますことを
感慨深く思っています。
どうぞ、お聴き頂ければと思います。


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For Gaza

2017-08-17 | ショートPoem
ガザの子供たちは
神さまから光をもらった
ガザの子供たちの
美しい笑顔は
神さまの光でできている

なぜって、悲しみの涙を
神さまはいつも
光の手で拭いにくる

ガザの人々は
世界の平和を願う
悲しみの底に
光が届きますように
虹色の光を伝播して
隣人と、歩く
幸せを信じている


#ガザ

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EP”Love For You, For Gaza, for the Children”のリリースが始まりました…

2017-08-17 | 小林万利子/Arim songs 歌&歌詞
このたび、Arim songsの中から、ミニアルバム
”Love For You, For Gaza, for the Children”を
海外へ向けてリリースが始まりました。
”I Believe”” Again””Love For You” の3曲の収録です。
収益を日本国際ボランティアセンター(JVC)さんに
全額寄付し、少しでもガザや紛争地の子供たちへ
役立てて頂けたらと願い、発信しました。
お聴き頂けましたら、とても嬉しいです。
小さな歌ですが、発信することで
少しでもガザや紛争地の子供たちの心に
希望の光が届きますように。
皆さまのご好意が、多くの方に届きますように
そんなふうに願っております。
Arim Songsは、引き続き、フルの全12曲のCD
”For Gaza, for the Children”シリーズを作っています。
あともう少しです。
どうぞ、よろしくお願い致します。Arim


ミニアルバム: Arimのアーティストページ


iTunes

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歌詞♪”あの日のうた ”: 小林万利子/Arim

2017-08-17 | 小林万利子/Arim songs 歌&歌詞
海へつづく道に
白い花が咲いている
今日は両手にいっぱい
この花を摘んでいく

この道のむこうには
少年だったあの人と
少女だった私の
金色に光る海

寄せては返す白い波
追いかけて遊んだ日
過ぎ去りし時間を
貝殻がうたいだす

今日はこの花を
海にあずけて帰る
さいごの1本を
波に手渡した

見上げると空は紅(あか)く
夕陽が海を照らす
波が私にあの日の
うたをうたいだす


♪”あの日のうた”: Arim



※…Gazaの海を思います。
…日本の福島の海を思います。
自然災害については、人智が及ばず、
時に避けられないことでありますが、
平和な時代であれば、海は豊穣の海です。
豊かな産物が得られ、人の心が癒され、
思い出が一杯できる海です。
そんな人間にとって大切な海の時間が
戻るように、美しい海の歌を、
ことばと音で絵のように描けたらいいなと
思いました。


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歌詞♪”マイフレンド”小林万利子/Arim

2017-08-17 | 小林万利子/Arim songs 歌&歌詞
マイフレンド どんな時も
心のそばに あなたはいてくれた

1人 夜の街を
彷徨い歩きながら どこに行けば
いいのか わからずにいた

街のともしびが 消える時間まで
目を閉じて ずっと 思い出してた

あなたの 優しいまなざし
電話の向こうの あたたかい声
泣きながら 歩いて行こうと
勇気をもらい 進んでいく

空はしらじらと 明けていき 鳥は
昨日のドアを閉じ 今日を羽ばたく

ありがとう 大丈夫、心配ばかりかけて
こんど会える時には笑って
楽しい話するからね


♪”マイ フレンド”: Arim

※…生きていくというのは、なかなか楽では
ありませんね。私も大変な時には、
いろいろな方に支えて頂きます。
いろいろな方にお世話になって、
生きていけるのだと思います。
そんな感謝を込めて作った歌です。
誰かに見守ってもらうということは、
とても暖かくて、勇気をもらうことでもありますね。
そして、私もそんな誰かの友達になれますようにと
思います。
”マイフレンド”、どうぞお聴き頂ければと思います。



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Poem) 明日、天気になれ…

2017-08-13 | フリー Poem
青い色は祈りのように
私たちを包んだ
空が暗雲で覆われた日には
青い色を集めて歩いた
雨の中に
入り込んではいないか、と
小さな花の上に
足跡がないか、と
子供に持たせる傘は
青い色
カバンにサンダルにハンカチに
持ち物のどこにも
青い色を忍ばせて
青いキャンディを探して
画用紙をはみ出し
空のつづきを描く
どこまでも伸びていくように
明日、天気になれ、と
今日は
青い空の歌を歌う


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Poem) フランソワと名づけてみようか…

2017-08-13 | フリー Poem
道を歩いていると、にわかに
フランソワという名前が浮かびあがる
今日は、最初に出会った鳥に
フランソワと名づけてみよう
可憐な花を見つけたら
フランソワと呼んでみよう
細い道に差しかかり、すると
コータという名前が私を見つけた
では2番目に出会った鳥は
コータと呼んでみよう
次の可憐な花にもコータと呼んでみよう
名指すことによって、変わっていく風景がある
夜の闇に沈む木立を、月明かりの調べが
浮かび上がらせるように
静けさに包まれた家並みや、道を横切る猫、
道路の標識、置き去りにされた工事現場の
機械に、朝の指先が触れていくように
ふうっと、どこからか吹いてくる風は
彫刻刀をあてるように
古いシルエットに、いつも
新しい角度と陰影をつけていく
この風を、真似てみたいと思う時があり
私たちは名前を呼ぶことによって
目の前に横たう混沌を1つ、2つと
美しい形に取り出していくことができる
鳥は お互いをなんと呼びあっているのだろう
植物は なんと声をかけあっているのだろう
世界が輝いていくように、
世界で1つだけの、1人だけの
あなたときみを
私は今日からなんと呼ぼうか


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イマジズムの詩掌編(9)

2017-08-12 | イマジズムの詩
31)
水を撒く、
照りつける太陽に
花や葉が枯れないように
鳥の喉がうるおうように
虫が水浴びできるように
魚が干上がらないように
水の種を撒く
雨が降りやまない土地には
青空の種が大急ぎで芽吹き
天高く伸びていきますように
種には願いが込められていて、
水を撒く


30)
私たちは笑ったり
泣いたりしながら
歩いていく

悲しみがいっぱいの時は
そっと微笑んでみる
そのうち
雨みたいな涙が
止んでくる

微笑みは
神様からのプレゼント
どんな時も、開けてごらんと
手渡された
誰かに微笑み返せば
優しい音楽のつづきが
流れだすように



29)
夜が明ける前
眠っているきみの胸に
太陽は、
金色の卵を
産み落とす

あちらの家にも
こちらの家にも



28)
白い風船、というのは
あまりに絵画的
形而上学的なイマージュ、

白い吐息を詰めてごらん
徐々にまるみをおびていく
球形のふくらみに
唇をのせて

そう言ったとたん
白い風船が次々に
青空に、はじけそうになり



27)
昨日は ごめんなさい
と言ってみて
何のことだろうと
君も 私も首をひねる、
君とは 樹の上の鳥


26)
それは、はじまりである必要はなかった
いつでもよかった
星降る晩と
言い出してもよかったし
星のない晩と言っても
よかった
どちららも 私には同じことを
言おうとするための
プレリュードであったのだから、
あなたに


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