詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

花のエピローグ

2016-06-28 | 詩を歩く
花のエピローグは、
まもなくその形が朽ち果てて
消えてなくなっていくだろう時間の中で、
タイムカプセルのように
見えない種となり、
無数に空中に浮かび、散らばり、
心を寄せていた者の深奥に、
着地し、浸透し、
根を伸ばしていくような
そんな錯覚を覚えます。


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優しい雨は…

2016-06-28 | 詩を歩く
優しい雨は、幻想的な時間を連れてくる。
雨は自然の美しさを洗い出す。

雨が美しい。
雨がザーザー降っていて、
1人で見上げている生き物たちの孤独は
雨音の中に集められて
かき消されていくようだ

麗しい雨。雨は風景を洗い出す。
人や動物の心も洗っていくように。
埃が溜まり、ぼんやりと隠れていたものが
洗われて、研ぎ澄まされていくような
ところがある。



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葉っぱの形、…

2016-06-28 | 詩を歩く
葉っぱの形、
鳥が描く流線型の風、
花びらの色に、囲まれる。
自然は、いつも新しいのだと思う。

身の回りの音や色や形に
気づいてみる。深い鼓動。
いつも不思議に思うこと、
雑草の葉の美しい形、種類によって
皆違い、。どうして、
こんな綺麗な形をしているのかなと
豊かな深遠を覗く。



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思考する上では、…

2016-06-28 | トークタイム
思考する上では、
アンビヴァレンツなもの、
の間を大きく揺れ動くことは、
大事なことだと思っている。

大きな大きな古時計、ではないけれど、
両極なことの間を
行ったりきたりしてみることは、
なんて豊かな時間を
経験させてくれるだろう。

先入観とか、固定観念というものが、
苦手である。
言葉に張り付いた意味やイメージを、
出来る限り取り除いて、
物事を感じたいと思っている。
赤い花を、最初に、赤い、と
発語できた時の喜びが、
いつも蘇るために。

思考は、常に新しい。
毎朝、同じ朝が来るのではなく、
地球も太陽も動いている、
そこで出会うことは、
火花が散るように、美しくて、
二度とない時間が作る景色であると。

五感があり、
すべてを感じることが出来る、
耳や目や心を澄ませてみれば、
すべてが新しい出会い。
始まることの出来る朝…


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宝物…雑感

2016-06-28 | トークタイム
少年の日は、
本当はずっと繋がっている…。

子供の日の優しい直感で、
人は、ずっと生きて行かれたら
いいと思う。
どんな場所にも
光るものを見つけられたり、
すぐに友達になれたり…。

とても大切なことを、
大人は、時々わからなくなってしまい。

宝物というのは、心に刻まれるもの。
物ではないのだなと思う。
実体ではないし、
流れている時間に、感じた風、陽だまり。
心の中に蘇生する生きもののように。

心に刻まれる宝物、というのは、
例えば木の幹に、ナイフで印を
刻みつけるようなことと似ている。
それは、記憶される甘美な、
いつまでも残る傷であると思う。

だから、時には深い傷を負いながら…。
宝物は心に増えていく。
とすれば、誰かの宝物になるものって、
凄いことであるなと思う。…

人は、人が好きだ。憧れを持ち、
信じているものだ。
どの人も、刹那の美しさを、
誰かの記憶に
深く刻んでいるのかもしれない。

人が作り出す絵や音楽は、
その人の美しい時間を知るきっかけとなり、
さらに多くの、その美しさに
触れさせてもらえるもの。
新しい記憶の部屋に入っていく鍵に
なるものであろうか。

…宝物という傷を持った、
たくさんの記憶…。
美しいものの時間に溶けていく傷。
あまりにも心が痛くなるほどの痛みを、
宝物は、光りながら何度でも手渡していく。



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晴れている日もあれば、…happy birthdayを

2016-06-28 | 小林万利子/Arim songs 歌&歌詞
晴れている日もあれば、
雨の日もあるのだけれど…。
悲しみに囚われてしまう時には、
誰かを祝福したいと思う。

…ミュージシャンって
よくhappy birthdayを歌うね。
昨日、YouTubeを見ていたら、
そんな動画を見たよ。


誰かの誕生日っていいね
耳をすませてみてごらん
今も小さないのちが
生まれているよ
誰かの誕生日

きっとこうしている間に
亡くなっていく大きないのちがあって
いのちといのちは
空でバトンタッチしている

地上に残してきた悲しみを
1つ2つと拭い去り
笑顔に変えて下さいと

大きないのちから、
小さないのちに
手紙が手渡され

happy birthday

そこには
刻まれている

最初の文字
happy birthday
去りゆくいのちと
生まれてくるいのちを
送りだす言葉

ミュージシャンのように
happy birthdayを
奏でてみたい
心を込めて
いつだって、今日に
happy birthdayを♪

(♪いつだって、今日にhappy birthdayを)


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