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青い鳥

2011-11-17 | おすすめPoem 記事
小さい頃に読んだ本というのは、
心の奥に、低いかすかな旋律となって、
いつまでも残っている。
何本も何本も、音色の異なる細い川となって、
流れている。

「青い鳥」、特別気にして読んだ本では
なかったと思うのだが、時々、心によみがえる。
フと、<青い鳥>って笑顔のことかなと思う。

東日本大震災で、家族や家や町を失くし、
辛い思いをしている人がたくさんいる。
世界中に、貧困や病気や悲しみにくれる人が、
たくさんいる。

身の回りを振り返っても、毎日争いや憎しみなど、
人間の負の感情はおさまらない。

でも、人間ってどんなに辛い時でも、笑顔を作る
ことができる。
被災地の人たちが、信じがたい状況の中で、
笑顔をみせる場面を見ると、
人の力って、すごいと思う。

生きていく術を絶たれて、
不安でいっぱいでも、笑顔が作れれば
なんとかできるような気がしてくる。

誰かと、笑顔で一緒にいる時間を持つことが、
「<青い鳥>つかまえた」なのかな。
<笑顔>なら、誰でも、何十羽もつかまえられる。
きっと。



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