今 水晶球に住むダレンは
ここに 来ている
私の家に 時々帰りながら
空が 白々と明けていく前に
雑踏の中に消えていく
床には 意味のわからない
記号めいたものを書き記したメモが
いつものように 落ちている
今日は だけど
妙な胸騒ぎがして 後を追う
どこへともなく走り出す
まるで誰かに道案内をされているように
ダレンの後ろ姿を見つける
大きな交差点を渡るサラリーマンの背中ごしに
通学途中の小学生の輪の中に
待って どこに行くというのだろう
駅で電車を待つ高校生の脇を抜け
見失ったと思うと
突然人ごみから現れ通りすぎる
ありがとうございます。応援してネ♪
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ここに 来ている
私の家に 時々帰りながら
空が 白々と明けていく前に
雑踏の中に消えていく
床には 意味のわからない
記号めいたものを書き記したメモが
いつものように 落ちている
今日は だけど
妙な胸騒ぎがして 後を追う
どこへともなく走り出す
まるで誰かに道案内をされているように
ダレンの後ろ姿を見つける
大きな交差点を渡るサラリーマンの背中ごしに
通学途中の小学生の輪の中に
待って どこに行くというのだろう
駅で電車を待つ高校生の脇を抜け
見失ったと思うと
突然人ごみから現れ通りすぎる
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とてもとてもとても好きです。
余分なものを削ぎ落し、濃密に並んだ言葉たちから立ち上る存在感。
万利子様の言葉から立ち上る場面の隅々が、めちゃくちゃかっこいいと思うし、すごく好きです。