詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

少し早起きした朝は…

2018-01-04 | トークタイム
少し早起きした朝は、スケッチをしてみる。
日頃お世話になっているマグカップを描いてみる。
私は絵が好きだけれど、自分ではうまく描けない。
マグを形作っている曲線に何百という線で
話しかけてみる。
白い紙の上に生まれてきた形は、
まだまだそのものでない 。

マグの曲線に近づきたいと思った。
しかし、線で捉える訓練が出来ていないから、
存在の境界線を見つけられない。
そのものを知るためには、言葉があり、音楽があり、
絵があり、写真があり。

真をわかるためには、言葉やメロディーは、
直感が助けとなるけれど、絵は違うなと思う。
マグの輪郭線を引かなければ近づけない。
思い込みや想像ではない線。
対象の呼吸に合わせるように寄り添い、線を投げかける。
言語は線。線の会話。

線で近づいていくことでしか、
近づけない真理があるのだと思った。
テーブルでマグが見ていた全く知らなかった角度が
見えてくる。私はそれを教えてもらいながら、
線を引く。描いては消しを繰り返し。
マグの曲線を知りたいと思った。
自分の心が憧れる曲線の秘密を知りたかった。


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Hope

2018-01-04 | トークタイム
平和を望みます。
立場の違う人達が生きているのですから、
お互いを慈しみあい、平和を築くために
努力すべきなのです。
他者を傷つけて、そこには相手への尊敬も
平和も愛も生まれない。
平和への想像力が必要なのだと思います 。
お互いを認めあい、違いを理解し、
許しあい助けあい慈しみあえればいいのですが。
他者を愛するレッスンが必要なのだと思います。



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時々ジョン・レノンの”イマジン”を思い出すのだけれど…

2016-12-26 | トークタイム
時々ジョン・レノンの”イマジン”を思い出すのだけれど、
誰かが夢想しなければ、平和は来ないと思う時がある。
そんな夢みたいなこと、なんて言われるような
平和への夢。戦争の夢など見たくない、
いつだって平和の夢を見たいと思う。
言葉や絵や音楽を奏でられる人達の平和の夢は
大事な美しい夢だと思う。


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子供たちの前に立つ…

2016-12-26 | トークタイム
…なぜ武装しながら、子供たちの前に立つのだろう。
人々や子供たちの命を絶っていい理由などどこにもない…。
一生懸命に自分の命を生きぬいていくことが、
与えられた生命の役割だと思う…。
そして人を殺すことは生まれてきた理由ではない。
価値観の違いを生かし合える世界がいいのにと思う。



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ちょっと不思議で、

2016-12-12 | トークタイム
…ちょっと不思議で、何かよくわからないけれど惹かれるものって、時々大事に思う。自分なりにわかってしまうものばかりだと、頭の中が窮屈になってしまって。自分の価値観や判断力の届かぬものに出会うことは、どこか詩的であり驚きと静かな喜びがある。まっ更な地平線に立つような感覚。

時々、深呼吸…。そんな日がよくある…。



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鳥の飛翔

2016-09-23 | トークタイム
鳥の飛翔の姿を見ると、
空には重力がないのかな、
と思ってしまう。

翼は、地球の重力の法則を
時々破っては、
鳥を遠くまで運ぶ。

風の王国を行き来し、
鳥は自由を手に入れる…

そんな風が、
すぐ側の木立を揺らしていく。
私たちも、
同じ風に吹かれているのだ。…


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色彩に包まれて (時へのオマージュ)

2016-08-14 | トークタイム
時間には色々な意味があるけれど、
穏やかな時の中では、
せめて時計以外の姿で"時間"を見てみたい、
そんな時がある。
それは吹き渡る風の姿であったり、
鳥がねぐらへ帰る様子であったり、
雨が止む音だったり。

時間は、一方では様々な色彩を孕んでいて、
光の色を翻して進んでいくものなのだなと
思ったりする。
…時間の中で、あらゆる形は変貌していくのだけれど。
慈しむ…、そんな一瞬の時間への
祈りのような対峙を深めていければいいなと
思うのだ。


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聞く、ということは…

2016-08-14 | トークタイム
「聞く」、ということを時々考える。
前にとてもお世話になった方々がいて、
その方たちのことを時折思うのだけれど、
耳を傾けて話をよく聞いて下さった表情を
思い出す。
話を一生懸命に聞こうとする姿には、
とても尊いものを感じる。

小さな子や、猫や犬や、植物や…。
家人が辛い時には、じっとそばで
耳傾けていてくれるように思い。
寄り添い、耳をそばだてて。
気がつけば、そんなふうに見守られていて、
勇気をもらうことは、多いのかもしれない。

聞く、ということは、
とても大事なことのように思う。
見ること。見ることではわからないことに、
聞き入るのだと思う。
もちろん、言葉であり、言葉以外のものを
聞きとるのだ。

…話すというのは、思いを手放す(放す、放つ)
ことであると思うが。
そういう意味では、話すことも大事であるし。
さらには聞く、ということが、
今はもっと必要な時代なのだと思う。
皆が違うということを、じっくり聴く。
聴く姿は仏像のお姿とも重なってきたりして。



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1日じゅう雨

2016-08-14 | トークタイム
1日じゅう雨。アメ、アメ…。
雨は、天と地を繋ぐもの。雨降りには、そう思う。
天と地を結ぶ雨の糸をくぐりながら、鳥が時々羽ばたく。

いつか神話の使いのような名前の猫の物語を、
読んだことがあった。詩のような、なにかの呪文のような、
不思議な現実を歩く猫の話。
時間とは、どこからはじまり、どこへ集約されて行くのかなと思う。

不思議な名前を持つ猫の物語は、
モノローグのトーンに、とても不思議な響きがあった。
たぶん作者の深い心の時間を一緒に歩いているような。
古代にも未来にも、思いだけで簡単に飛んでいける
マシーン(術)があるのだと思った。

現在だけが、きっと不自由な身を持って、
生きているのかなと。
想像ということが、如何に自由であるか、
不思議な名前を持つ猫の物語、過去へも未来へも、
一緒に歩いてくれそうな物語。

その作者は、とても心の深さを持っている人だと思った。
…心というものは、どんどん深くなってみたい。
遠くの湧き水の音が聞き取れるような、
星のまたたきのかすかな擦れる音がわかるような、
人の心が感じ取れるような。

物語の絵のような時間の猫達のことを思い出していたら、
どうやら雨が上がってきた。
空はまだ白い雲に覆われているけれど、
今日は月が見えるだろうか。
雨上がりの月は、ことのほか綺麗だから。


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風と

2016-08-14 | トークタイム
風は、光を翻していく。
風は、1つの時なのだと感じます。
宇宙の運行の中、地球の回転は過去から未来へ、
一定の方向への時間を私たちにもたらしますが、
風は時々、そんな時空を破り、
葉っぱや鳥や虫や雲や雨や…
予期せぬ出会いを連れてきて、
空へ続く新しい道を開いていく…、
そんなふうに思うのです。

…風に吹かれていたい、
そう思う時がありますが。
夕風、これからは夜風もいいですね。
夜の風は、森や星を近づけてくれる。
大切なものを近づけてくれる、そんな風。


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思考する上では、…

2016-06-28 | トークタイム
思考する上では、
アンビヴァレンツなもの、
の間を大きく揺れ動くことは、
大事なことだと思っている。

大きな大きな古時計、ではないけれど、
両極なことの間を
行ったりきたりしてみることは、
なんて豊かな時間を
経験させてくれるだろう。

先入観とか、固定観念というものが、
苦手である。
言葉に張り付いた意味やイメージを、
出来る限り取り除いて、
物事を感じたいと思っている。
赤い花を、最初に、赤い、と
発語できた時の喜びが、
いつも蘇るために。

思考は、常に新しい。
毎朝、同じ朝が来るのではなく、
地球も太陽も動いている、
そこで出会うことは、
火花が散るように、美しくて、
二度とない時間が作る景色であると。

五感があり、
すべてを感じることが出来る、
耳や目や心を澄ませてみれば、
すべてが新しい出会い。
始まることの出来る朝…


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宝物…雑感

2016-06-28 | トークタイム
少年の日は、
本当はずっと繋がっている…。

子供の日の優しい直感で、
人は、ずっと生きて行かれたら
いいと思う。
どんな場所にも
光るものを見つけられたり、
すぐに友達になれたり…。

とても大切なことを、
大人は、時々わからなくなってしまい。

宝物というのは、心に刻まれるもの。
物ではないのだなと思う。
実体ではないし、
流れている時間に、感じた風、陽だまり。
心の中に蘇生する生きもののように。

心に刻まれる宝物、というのは、
例えば木の幹に、ナイフで印を
刻みつけるようなことと似ている。
それは、記憶される甘美な、
いつまでも残る傷であると思う。

だから、時には深い傷を負いながら…。
宝物は心に増えていく。
とすれば、誰かの宝物になるものって、
凄いことであるなと思う。…

人は、人が好きだ。憧れを持ち、
信じているものだ。
どの人も、刹那の美しさを、
誰かの記憶に
深く刻んでいるのかもしれない。

人が作り出す絵や音楽は、
その人の美しい時間を知るきっかけとなり、
さらに多くの、その美しさに
触れさせてもらえるもの。
新しい記憶の部屋に入っていく鍵に
なるものであろうか。

…宝物という傷を持った、
たくさんの記憶…。
美しいものの時間に溶けていく傷。
あまりにも心が痛くなるほどの痛みを、
宝物は、光りながら何度でも手渡していく。



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