詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

スイッチ

2012-11-16 | 子供のこと、子供のことば
Tちゃんは、よくしゃべる。

車の後部座席に乗せていた時、それまで
しゃべっていたTちゃんが、少しの間、
静かになった。

車窓にひろがる見慣れた街路樹が、
美しい紅葉に変わり、
「きれいだね」
「すごい たくさん色があるね」などと
話していた時だ。

平和な静けさに、ホッとしていると、
「俳句できた」と言いだした。
『はっぱのじゅうたん』という一句を
聞かせてくれた。

Tちゃんは、学校の授業で俳句をならってから、
俳句にはまっている。
担任の先生に、俳句ガールズ、俳句女王の称号を
時々もらっている。
この間は、俳句名人だったっけ。

一句、披露してくれた後、
「今、だまっているな、と思ったでしょう」
と付け加えた。
本人も、自分がよくしゃべるのを自覚している
らしいことが、おかしかった。

美しい景色などを見ると、即興で俳句をつくる。
おもしろいスイッチができたなぁ、と思う。


ありがとうございます。応援してネ♪
にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。