詩の現場

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朝焼け夕焼け

2012-11-26 | 詩を歩く
朝焼けと夕焼けの違いって何だろう
と、時々考える。
どちらも、本当に美しいと思う。

ある一点の時刻の比較であれば、
太陽の見せる美しさに、違いはない。

流れる時間が、一瞬の美しさを真反対のものに
変貌させてしまう。光の世界と暗闇とへ。

朝焼けと夕焼けは、日の出と日の入りの光景。
限りある生命体としての、人間が捕らえる時間と
感情に、意味づけがされていく。

どちらも荘厳さに彩られ、敬虔な気持ちを抱かせる。
そして朝焼けには、希望が内包された、明るい無常観と
夕焼けには、消え入る景色から、「もののあわれ」の
意味あいが、より鮮明に出現するように思う。



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