詩の現場

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たとえ話に花が咲いて

2012-03-22 | 子供のこと、子供のことば
まだ、小学校低学年の子供だと、
私の思うように、
一緒に、想像力の羽を拡げながら、
ことばのイメージ遊びや、
ことばの音遊びができる。

「ゾウがさぁ」
「歩いていたらさぁ」
などと、急に、はじめると、
子供の目が輝いてくる。
続きの話を、何パターンも作っていける。

子供にとっては、突拍子もないような
語りかけに感じているだろうけれど、
人との暮らしの中で、運搬や、
農耕の仕事をするゾウが、
日常的に歩いている国もあるんだよ、という
イメージも、そのうち、
子供に想像させたいなぁという思いがよぎる。

それはともかくとして、
ことばは、音と意味の両方から、
次のことばを呼び、新たな展開をしていく
おもしろさがある。

又、小さい子供とは、たとえ話にも花が咲く。

思ったようにいかないことに、ぶつかっている時、
「お母さんはさぁ、ピカピカの階段をえらんだよ」
「本当に、ピッカピッカのキラッキラッの階段だよ」
「大好きな階段だから、のぼっていくんだ」
と、言ってみる。

怒って聞いている時もあるけれど、
子供の心には、どんなイメージが拡がったのだろう。

まもなく、学年が進んで、
ついに、もっと現実的な話が増えるんだろうと
思うけれど、いつでも、やわらかい空気を孕んだ
風の通う思考の通路への抜け道を、
空けておきたいと思う。



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