詩の現場

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何を観る?

2013-03-17 | 子供のこと、子供のことば
肌寒い日と、初夏のような日を、交互に繰り返す3月。
決算処理も、子供の入試も、卒業式も終わった。
花粉も黄砂も、何もかもが大急ぎでやってくる。

そんな、めまぐるしい3月だが、子供が次のステージに
立つまでの貴重な短い休みに、何か良い映画を観せて
おきたいと思い、連日レンタルショップに行く。

ところが、最近思い悩むことがある。
子供に読ませておく本。
子供に観せておきたい映画。
といった時に、いったい何を選んだらいいのだろう、と。

自分達の時代には、金字塔のように、揺るぎない名作と
いわれたものがある。
しかし、枕草子とか松尾芭蕉とか、明らかに時代設定の
違う古典はともかく、明治、大正、昭和の名作は、
今読むと、時代のリアリティが違いすぎて、肝心なことが
伝わらないで、ぼやけてしまうようだ。
‥とすれば、どうしたらいいのだろう。

映画も、何を観せたらいいのだろう。
もちろんステキな映画はたくさんある。
店で、タイトルを見ながら、しばし問答する。
昔感動したミュージック映画を見つけ、懐かしい思いが去来
するが、しかし今子供に見せるには、音楽性がはるかに違い、
感動が少々薄いだろうなと思われる。
ダンスも現代のクオリティの高さは、進化の一途だし。

ああでもない、こうでもないと、いろいろあって、
一緒だった家人が、一本は、チャップリンの「ライムライト」を
借りた。勇気ある親の選択かもしれない。

深夜、一緒に観終わって、子供はよくわかんない。という。
「普遍的なものは変わらないけれど、表現方法が変わらないと、
伝わらないんだね。」
というのが、家人の出した結論だった‥。
それでも、今、何かを観せたり、読ませておきたいと思うのだ。



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