詩の現場

小林万利子/Arim 「詩のブログ」 詩をいつも目の前に
小林万利子/Arimの詩とエッセイと音楽Arim songs

地球の音

2013-09-06 | 詩を歩く
それにしても、音というのは
空気を伝わって聞こえてくるのだから
今、聞こえてくる音という音は
地球に住んで、はじめて聞こえるものなのだ、
と意識した。

とすれば、宇宙は無音‥。
恒星や惑星の引力に、引き寄せられ
彗星塵、隕石も
音無く浮遊し、飛び散るのだろうか。
太陽のコロナも
また、死んでいく星、生まれていく星も
無音の中で、生成されていくのだろうか。

おだやかな光の束を投げかけられて
地上のいのちは生まれている。
時間とともに、
音は、私達を通りすぎていく過客。

ふりそそぐ光。包まれる音の世界に佇み。
間断なく、訪れては去っていくものが、
私たちを、育てている‥。



ありがとうございます。応援してネ♪
にほんブログ村 ポエムブログ 現代詩へ
にほんブログ村

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。