fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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心因性の咳だったのかも

2014年05月14日 | 日記

 恥ずかしいのですが、書きたいと思います。理由は、もしかしたら日本のどこかに同じような状態の人がいて、ネット検索にひっかかるかもしれないから。そういう方への情報になればいいという気持ちからです。それでタイトルにもバン! と。

 咳が出始めたのは、去年の2月くらいでした。岩手は一番寒い時期。風邪をひいたと思い内科に行き、薬をもらったのですが(舅の介護をしていたので、悪化するわけにいかなかった)治らず、でもいつもの風邪をひいたときのような他の症状はないので、そのまま放置していました。夏に東京の内科で受診。咳が出ている期間が長いのでレントゲンを撮ったところ、肺に影がありました。結核の疑いがあるということで検査、CTを撮り陰性。非結核性抗酸菌かもということで、大学病院に紹介されました。

 非結核性抗酸菌の検査、陰性。でも咳は出続けている(痰も)、肺の影はある、ということで、気管支拡張症であると診断(気管支拡張症は、治らない)。去痰剤を三ヶ月くらい飲む。が、症状は変わらず。他の症状は相変わらずなし。気管支拡張症の状態はそんなにひどくはなく、症状が出るほどではない、ということで、痰の検査をする。軽い喘息という結果がでる。

 実は痰の検査をする前に、医師から「でなければ、心因性・・」という言葉が出ていたのです。でも私は、「いいえ、今ストレスのようなものは何もありません」と即座に否定し、痰の検査をして、「喘息の咳だったのですね」ということに落ち着いてしまったのです。吸入薬をもらい、あとは近所の医院でということになりました。

 咳はそんなにひどくはなく、吸入をすると、少しはよくなった「気」がしました。でもやはり相変わらずコホコホ……。薬で悪化を防いでいるのだと思いつつ、これが今年の4月末まで続いていたわけです。

 で、このたび心因性という場合があると、友人に言われ、このときは実は思い当たることもあり、自分でちょっと調べて、確かにストレスなどで咳が出る場合があるということを確認しました。でも岩手にいるので、病院には行かず。以前更年期障害であきらかに「イライラ」していたときにもらった漢方薬を薬局で探しました。(この漢方薬を飲んだら、とても気分が晴れたのです)でもそれは売っていず、代わりに似たような症状に対応する漢方を購入。そのときは風邪をひいていて風邪薬も飲んでいたので、書いてある半分の量を飲みました。

 すると、咳が出なくなったのですよ。まだ0ではありません。東京にもどってから、かかりつけの医師に相談しようと思います。(神経内科もやっている、中国人の女医さん。更年期障害のときの漢方を処方していただいていた)でも、コホコホ言わなくなったのは、確か。

 ストレスがあるという自覚がなく、積み重なっていたものがあったのかなと、自己診断しています。で、昨年やったことを書き出してみました。ここには書きませんが、こんなに……と自分であきれてしまうほど。ひとつひとつはたいしたことではなく、自分にとっては楽しいことだったのです。イヤイヤやっていることではなかった。充実感もあった。でも元来社交的な人間ではないのに、こんなに「外」に出て、人に会って…、いくつもの会に所属して…。

 と、これはあくまで途中経過。でも、本当に人の体というのは、複雑という以上のものがあるのだと感じています。体の声、心の声に耳をすまして、ゆっくりやっていきたいと思っています。

  北上川

 冒頭に、「恥ずかしいけれど」と書いたのは、例えば鬱病というほど深刻でもない、「気のせい」程度? 的な気持ちがあり、その程度で大騒ぎしているようにも思ってしまうからです。こんな風にになるなんて、弱いなあとか、情けないとかも思いますね。一年以上「気のせい」で、咳をしていたっていうのがね。← でもそう思ってしまうことが、鬱病などでもあり、(そうじゃない)体が訴えているということは、「気のせい」程度ではないのだと、思いたいという狭間にいるわけです。これも、同じような症状を持つ人がもしいたら、「気のせい」で片付けなくていいんだよ、人は弱いものなんだよ、(反面強いけど)と言ってあげたい。(自分にもね)

 だって、ここまで読んでくださった方、「えー? なーんだ、心因性だったのかあ」と思いませんでしたか? 

* 蛙が鳴き始めています。