Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(40)井上晴美

2018-01-08 00:10:00 | コラム
74年9月23日生まれ、43歳。
熊本出身。

公式サイト


20歳のころでしたか、バイト先の女子大生に、井上晴美(いのうえ・はるみ)さんに似ているね、、、といったら、彼女は不機嫌になりました。

あれれ。

悪い印象のない芸能人でしたが、それはグラビアや巨乳が好きな男子だけなのかな。

かとうれいこや小池栄子に似ているといっても、同じ反応だったのかもしれません。

たしかに井上さんは「巨乳タレントブーム」の中心に居ました。
おっぱいに1億円の保険をかけた―というのが、最大のトピックだったわけですし。



大好きだったわけではありませんが、嫌いではありませんでした。
ただ自分は、顔が嫌いじゃなかったんですね、そもそも巨乳好きではないので、おっぱいはどうでもよかった。

いや、どうでもよかったはちがうな・・・って、なんの話をしているのか。


女優としては「べつに・・・」だったのですが、石井隆に起用されて女優開眼。

巨乳系で括れば、女優として結果を残しているのは、このひとと小池栄子だけだと思うのです。



<経歴>

実弟は、俳優の北村栄基。

91年、アイドルグループ「桜っ子クラブさくら組」の一員として芸能界デビュー。

映画俳優デビュー作は、95年の『82分署』。
ちなみに、「わにぶんしょ」と読みます。

99年、ヘアヌード写真集を発表。
もちろん? 自分も目を通しましたが、有吉ちゃんのラジオ番組のコーナー『有吉タレント名鑑』では・・・

「ヘアヌードになるというのでポコチンを硬くしてティッシュを用意していたら、たしかにオケケを晒していたが、頭を坊主刈にするという余計な芸術要素を入れたタワケ」

と、評されちゃってます笑

まぁ気持ちは分かりますが。。。


『月光の囁き』(99)、
そして『フリーズ・ミー』(2000)で石井隆に初起用され、真正のビッチというより、まわりの男たちによってビッチにならざるを得なかったヒロインを熱演する。

『銀の男 青森純情篇』(2002)、『新・仁義の墓場』(2002)、『MAZE』(2005)。


2005年、留学先で知り合ったメキシコ人と結婚。
16年に発生した熊本地震によって自宅が全壊、それについて記したブログで「つらいのはお前だけじゃない」みたいなコメントを受け、ニュースになったのは記憶に新しいですね。

こういうコメントを書くのって、大抵が「同じ境遇には居ないひと」だったりします。

負けないでほしいですね。


ほかの映画作品に・・・

『ポチの告白』(2009)、
『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(2010)と『GONIN サーガ』(2015)。

主演ではないにしても、やっぱり石井隆の映画で輝きます。

石井映画にとっての、余貴美子みたいなポジションにあたるのかもしれません。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(41)井上真央』
コメント (2)
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