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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

うん、計画どおりです^^

2025-05-31 00:10:00 | コラム
以下、オールタイム映画ベスト101のAパート(25位まで)です。

6月末に50位まで、
7月末に75位まで、
8月には完結・・・9月末で投稿サービス終了なので、ちゃんと最後までアップ出来ますね^^

あれも出ていない、これもまだ出ていない!!
という状態ですが、今回は自分史と映画史を組み合わせた構成になってますので、それにあとまだ75本ありますからね、うまくまとまればいいかな。。。

(01)タクシードライバー
(02)ゆきゆきて、神軍
(03)アマデウス
(04)天国と地獄
(05)カノン
(06)灰とダイヤモンド
(07)愛のコリーダ
(08)レイジング・ブル
(09)モダン・タイムス
(10)TOKYO FIST
(11)豚と軍艦
(12)キャリー
(13)EUREKA ユリイカ
(14)カッコーの巣の上で
(15)第三の男
(16)トト・ザ・ヒーロー
(17)絞死刑
(18)グッドフェローズ
(19)十九歳の地図
(20)マグノリア
(21)奇蹟
(22)どこまでもいこう
(23)酔いどれ天使
(24)ブリキの太鼓
(25)クライング・ゲーム

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gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(25)

2025-05-30 00:10:00 | コラム
第25位『クライング・ゲーム』

<92年、イギリス映画 監督:ニール・ジョーダン 主題歌:ボーイ・ジョージ 出演:スティーヴン・レイ、ミランダ・リチャードソン、フォレスト・ウィテカー、ジェイ・デヴィッドソン>

IRAのテロリスト・ファーガスと、人質として捕えられた黒人兵士ジョディの奇妙な友情を描く前半。ジョディの恋人ディルとファーガスの奇妙な恋愛を描く後半―表面的には政治サスペンスだがそれは背景に過ぎず作者は政治に興味がない、
主題となるのは「時代的にはかなり早かった」といえるLGBTQの問題であり、自らの性(さが)を自覚し、それを受け入れるまでの男の物語だったりする。

最も印象に残るのは、やはりカエルとサソリの小噺だろう。
川を渡りたいサソリがカエルの背中に乗せてもらう、しかし自身だって溺れてしまうにも関わらず、サソリはカエルを刺してしまうのだ…「仕方ないんだ、これがボクの性(さが)だから」と。

後半の「秘密」が話題になったヒット作だが、そんなことよりこの小噺とエンディングに感動した自分は、生まれて初めて「英語のシナリオ」を買って繰り返し読んだものです^^

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gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(24)

2025-05-29 00:10:00 | コラム
第24位『ブリキの太鼓』

<79年、西ドイツ・ポーランド・フランス・ユーゴスラビア映画 監督:フォルカー・シュレンドルフ 原作:ギュンター・グラス 出演:ダーフィト・ベンネント、マリオ・アドルフ、アンゲラ・ヴィンクラー>

大人の世界に嫌悪と絶望を抱き、自らの意思により3歳で外的成長を止めた主人公オスカル。超音波を発し、ガラスを破壊する超能力を身につけた彼の目に近代ドイツはどう映るのか―。

初見時は心身ともにヘトヘトになり、ドイツをあまりにも知らなさ過ぎると感じ急いで原作を読んでみた…らば、映画以上に濃厚で卒倒しそうになった。
小説版は国内に向けられたものかもしれないが、その点、映画版は世界に向けられたものと感じて(エラソーだが)うまく創られている気がする。
ベンネントという少年の発見―これに尽きるかもしれない、いやそれだけではないか、映像の持つインパクトに監督は自覚的で、数々の強烈な毒気が観客を襲う。

国や歴史のうねりを個人の視点で切り取っていく映画のなかでは最高の部類に入るだろう、『ガープの世界』や『フォレスト・ガンプ』、そして『アンダーグラウンド』は間違いなくこの作品の延長線上にある。

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gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(23)

2025-05-28 00:10:00 | コラム
第23位『酔いどれ天使』

<48年、日本映画 監督:黒澤明 出演:志村喬、三船敏郎、木暮実千代、千石規子、久我美子>

酒を呑むことで生き長らえているような貧乏医師の真田と、結核に冒されている若いヤクザ松永の腐れ縁のような関係性を描く黒澤初期の代表作。

黒澤と三船の初タッグ作として語られることが多いけれど、タイトルロールは真田(志村)を指しており実質的な主人公はこっちなのだ。
個人的には頼れるリーダー・勘兵衛よりも、癌によって「再生」する渡邊勘治さんよりも、真田のほうが好きだし格好いいと思う。

そして。
黒澤は(溝口などと比較して)男を中心にして描くのが巧いとされる監督だが、この映画に登場する女性キャラクターはみんな魅力的―少しでも弱いところを見せるとすぐに失望する情婦・奈々江(木暮実千代)、未来を信じる女学生(久我美子)など―で、いやいや女も上手じゃないか!と気づかされる。
とくに女学生は掃き溜めに鶴の存在としてきらきら輝き、メタンガスが溢れる醜悪な沼地と好対照をなし作品に奥行きと救いを与えていて見事。

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gooブログ終了までに、「ひとり」映画オールタイムベスト101を完結させるぜ^^(22)

2025-05-27 00:10:00 | コラム
第22位『どこまでもいこう』

<99年、日本映画 監督:塩田明彦 出演:鈴木雄作、水野真吾、芳賀優里亜>

「男子ってさぁ、、、バカだよね」
「うん、すごいバカ」

印象に残る「ちびっこ映画」といったら、ダントツで本作だと思う。
彼ら彼女らだって、闘っているんだ―ということを、日常と、その延長で起こった「ひとつの事件」で描き切っている。

物語の転機はつらい出来事だが、ラストが可愛らしく、かつリアリティに溢れていてじつによい。

小道具は菓子のビスコ。
当時の我々(?)でも気軽に買うことの出来た、あのビスコ。
バニラとストロベリー味だったか、あんな小さなものが、主人公アキラの明日を救うのである。

一回転して「あげる♪」とだけいう芳賀優里亜は、その存在だけでオスカー級の価値があった。

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