Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画スタッフ別10傑~予告篇~

2021-02-28 00:10:00 | コラム
レギュラーで載せていた「俳優別・監督別10傑」の海外映画女優篇は前回で終了、残すは「日本女優」なのだけれど、現在「にっぽん女優列伝」を展開中であるからして、キャリア10傑はその終了後、、、2023年あたりかな、自分がくたばってなければいいな(^▽^;)

というわけで、来月からは映画のスタッフ別キャリア10傑を展開してみようと思う。

脚本家、カメラマン、作曲家、美術家エトセトラ。。。

橋本忍とか、


宮川一夫はもちろん、


編集マンやデザイナーさんも取り上げていこうかと。

可能なかぎり、マニアックになり過ぎないように、、、ね。







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明日のコラムは・・・

『花束みたいな恋をする、すばらしき世界。 + 01月コラムの目次』
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少女たちの10日間

2021-02-27 00:15:31 | コラム
かなり先鋭的で、現代を的確に撃つチェコ発のドキュメンタリー映画を先行で観た。

4月公開、『SNS 少女たちの10日間』。

童顔の成人女性が「12歳」というウソの設定でSNSを展開、友人を募集したらどうなるのか―を検証したドキュメンタリー。

成人とはいっても「こころ」が壊れる可能性もあるので、スタジオには医師や弁護士も待機、、、という徹底ぶり。

3人の「成人少女」たちに群がったのは、2000人超の成人男性だったという。




ロリコン文化が「成熟」しているとされる日本では、そのこと―文化として根付いている―について問題視されることもあるけれど、ジョンベネちゃん事件などが証明しているように、より深刻なのは海外のほうかもしれない。

いや、じつは差異はないのかな、どこも一緒だよと。

という自分だって「社会的に許される範囲内のロリコン」だとか冗談っぽくいっているけれど、これに眉をひそめる向きだって居るでしょう。

20年くらい前のテレビだったか、巨乳で話題の女子中学生が紹介されていて、煽るテレビもどうかと思ったし、そう紹介され、まんざらでもなさそうだった本人もアレなわけで。

いえるのは、いまに始まったことじゃない。
ただ昔より「はっきり見える」ようになり、また、問題意識を持ったひとも増えたのだ、、、ということでしょう。

ふとTwitterを眺めていたら、雑誌サイトの特集記事で「当時10代だったブリトニー・スピアーズが記者に処女なの? と聞かれていたセクハラ」というのが載っていたが、そんな風に告発するメディアだって、10代アイドルに必要以上に「おんな!」を強調させたりするわけでしょう。

元ハロプロの子だったかな、昔のアイドルとちがい、いまのアイドルは「おんなのこ、そのもの」を価値にしている、そのことが問題だ―みたいなことをいっていて、なるほど、それはあるのかもしれないと思った。

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『映画スタッフ別10傑~予告篇~』
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グラミーもオスカーも

2021-02-26 00:10:00 | コラム
さすが文化大国だなぁと感心することしか出来ない米グラミー賞、米アカデミー賞もコロナにより延期、やっとこさ正式な日程が発表された。

いろいろあった2020年だから、『パラサイト』の受賞がえらい昔のように感じますなぁ、すでに地上波でも放送されたし。


しかし、テレビのレーティングが現代的になったとはいえ、クライマックスの「殺害シーンじゃなくて」中盤のエロシーンが話題になるとは、隔世の感がありますね。

もっとばんばん流して、エロ耐性つけましょうよ。
(そういう意味で『鬼滅の刃 遊郭編』は、抗議なんかに負けずきっちり放送してほしい!)

それはともかく。
ノミネートが発表されたら、今年もやりますよ予想祭り。

ハズレまくりだけどね、映画小僧の面目が保てないくらい苦笑

数年前から「配信作品を映画と呼べるのか、ノミネーションの対象にすべきか」問題があったわけだが、北米の映画興行が壊滅的―きのう、やっとこさ限定的に営業開始のニュースが入る―なため、今年のノミネーションは「ほぼほぼ」配信系になることが分かっていて。

まさに緊急事態。
トップ画像のような「スターわんさか」の密会場もムリだろうし、どう展開するのだろう、紅白みたいな感じになるのかな。。。

今年もWOWOWで生放送を楽しむ予定だが、歳とってすぐ泣くようになった町山さんが楽しみ、

でもね、高島彩も好きなんだが、


ホランのほうが全方向に気が利く発言が出来るので、グラミーのこのコンビのほうが好きなんだけどね。



ともあれ、変革を迫られた音楽・映画業界の底力に期待しています。


※好きなスピーチ…みんな好きだぜ by キューバ・グッティング・ジュニア



※好きなスピーチ2…わたしは、みなさんに憎まれてうれしい by ルイーズ・フレッチャー



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『少女たちの10日間』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(366)

2021-02-25 00:15:01 | コラム
りりーふらん「きー」→「きー」ふぁーさざーらんど(キーファー・サザーランド)

名優の息子、昔ヤンチャで、いまヒーロー。

・・・ってな感じで、キーファーのキャリアってほんとうに映画的で面白い。

54歳、
父親のドナルド85歳は、出てくるだけで画面が締まるコワモテであり、善人悪人どっちも出来るけど、たとえ善人だったとしてもワケアリなんじゃ? みたいな雰囲気をまとっていて素敵。


キーファーは10代後半で俳優デビューを飾り、『スタンド・バイ・ミー』(86)のヤンキーで注目を浴びるようになる。

ガキ相手にマジになんなよ! とは思うけど、このヤンチャな感じこそキーファーの魅力だったはずで。


青春ドラマに吸血鬼要素を加えた佳作『ロストボーイ』(87)も、新感覚西部劇『ヤングガン』(88)も、生と死の境界線に挑もうとする『フラットライナーズ』(90)も、
「みんなが思っているキーファー像」を演じてくれている。

だから意外だったのが、92年の『ツイン・ピークス』映画版におけるFBIの役。

FBIってだけでもエリートなのに、さらに上品っていう。


さすがリンチ、
ただ96年の『評決のとき』におけるKKKかぶれみたいなキャラクターを演じているのに触れると、たぶん監督さんもキーファーに「そういうもの」を求めているのだろうなと。

だが、しかーーーし!
異変が起こったのは2001年のこと。

1時間の時間経過を1話ずつ丸ごと見せ、24時間の物語を紡ぐ構成がウケたテレビシリーズ『24 ―TWENTY FOUR―』でジャック・バウアー捜査官を熱演、
ヤンチャ感が抜けない中年像が完全に消えて「スーパーヒーロー」の仲間入りを果たす。



ん?

全部観たのかって?

ちゃんと観たのはセカンドシーズンまでかな、
あとはCSとかでやっていれば「ながら観」はする、実際ちゃんと観ていれば面白いのでしょう、ただやっぱり超人化し過ぎるとね、興味はなくなっていくのだった。

とはいえ、キーファーは適役だったと思う。

ん?

噴飯ものとされている日本版?


いちども観たことないなぁ。

でもあれは、ネタでやっているのでしょう、たぶん。

そこまで本気で怒らなくていいと思うけど。。。


次回のしりとりは・・・
きーふぁーさざーらん「ど」→「ど」なるどとらんぷ。

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『グラミーもオスカーも』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(365)

2021-02-24 00:10:00 | コラム
でんどうい「り」→「り」りーふらんきー(リリー・フランキー)

福岡出身、57歳。

「おでんくん」のイラストレーターとして、あるいは名エッセイストとして、


「ちょいと、映画に出てみました」

くらいなスタンスだった2000年代。

しかし演技してみたら思いのほか好評で、塚本晋也や是枝裕和の映画で名演技を披露、いつの間にか「俳優」がメインになった感のあるリリー・フランキー。

立ち位置をどこに置いているのかをぼやけさせる芸名センスもバツグン、

個人的には、アイドルなどを接写するカメラマンとしての活動を最も期待していたりする。


ラジオも面白かったんだよね、こんなに「オナニー」を連呼するパーソナリティも居ないと思うし((´∀`))


ここでは、観ておいて損はないであろう映画作品を挙げることとしよう。


『ぐるりのこと。』(2008)

寡作のひと、橋口亮輔による労作。

共演に木村多江、
リリーにとっては、初主演作だった。



『凶悪』(2013)

強烈な悪人をさらりと演じ、俳優としての可能性がグンと広がった出世作。

強引にたとえれば竹中直人的というか、リリーなら、笑いながら怒るひととか上手にこなせそうだし。




『そして父になる』(2013)

是枝組に違和感なく溶け込んだのは、けっこう意外だった。

個性の強いひとなので。

このカメレオン的な器用さにより、『万引き家族』(2018)のお父さん役が決まったのだと思う。


『野火』(2015)

もともとスリムなひとだったが、極限下の兵士役なので「さらに」痩せていて、ぱっと見ではリリーと気づかないかもしれない。




公開が待たれる新作は『一茶』で、なんと小林一茶を演じる。

でも、すごく似合いそう、、、な気がしませんか?


あすのしりとりは・・・
りりーふらん「きー」→「きー」ふぁーさざーらんど。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(366)』
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