Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ひざのうら

2015-08-31 05:35:18 | コラム
好みが変わった。

訂正、「ほんの少し」変わった。


たとえば居酒屋で。
30代までは、酒のつまみはきまって揚げ物だったのだが、そこに野菜やら焼き魚が加わった。
いやもちろん中心は肉々しいものである、ただ追加として冷やしトマトだとか、もろきゅうだとかも頼むようになったと。

40代にして、バランスを考えるようになった?

うーん、そういうのではなくって、単にそれも望むようになったと。

やっとこさ、精神に毛が生えてきたのかもしれない。


女子の肢体を眺めるにせよ愛でるにせよ、いままでは「ふくらはぎ」がいちばん好きだった。

見るだけで性的興奮を得て、触れたりなんかしたらアクメに達した。

いまでも好きだが、それ以上に「ひざ」が好きになった。

熟女大好き芸人のひとり、ロバート秋山は「トシを取った女性のひざは、ガクンと落ちている」といっている。

あぁ分かる分かる、膝頭のことね。
分かるが、自分は「ひざのおもて」ではなくて、「ひざのうら」が好きなんだ。


「ひざのうらなんて、ちがいがある?」と、知り合いの女子。

なにいっちゃっているんだ、どこ見て生きてきたんだ、それぞれちがうじゃないか!!

理想は白くてすべすべの肌に刻印? されている、ひざのうらの折れ目? だが、その子にあっているのであれば、どんなひざのうらだっていい、、、という話である。

「それ見て、ゾクゾクするわけ?」
「そうよ」
「分かんない」
「そのうち、分かるよ」
「じゃあエッチのときは、ひざのうらを重点的に攻めるの?」
「そうだね~、ずっとペロペロ舐めて、結果、自分のヨダレの味しかしないっていうね」
「益々分かんない」

※人気女優、クロエ・モレッツのキレイなひざのうら




どこかを愛撫した場合、自分はきまって「おいしい」というのだが、そうすると「味がするの?」と返される。

「するよ」
「なんの味?」

返しは、その子の出身地だ。

だから「八王子」と答える場合もあるし、「鵠沼」とも「佐野」とも「湯布院」とも答えたことがある。

即答すればするほど、向こうは笑ってくれる。

エッチの最中は、こんなコミュニケーションこそ大事。


・・・と、いつにも増してくだらないことを書いているので、結局は変わっていないということ、、、なのかもしれない。


※内容とは関係のない、有吉ラジオの替え歌コーナー…あぁ元気出る!!




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明日のコラムは・・・

『あせも + 8月コラムの目次』

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シネマしりとり「薀蓄篇」(136)

2015-08-30 05:38:14 | コラム
れーざーびー「む」→「む」かでにんげん(ムカデ人間)

3~4人つながっている「ように、見える」映像なら、AVで観たことあるけど?

いやいや、これはマッドサイエンティストの物語。

『ムカデ人間』の第一弾(2009)は、ミニシアター系の狂った映画らしく「ひっそりと」公開された。

「ひとを、つなげてみたかった」というキチガイ医師に囚われた男女が「肛門と尻」を接合され、どんどんつながっていく。

設定上、陽のあたる場所で堂々と語られることのない映画ではあるものの、人体の改造そのものは珍しいものではなく、
広義の意味で捉えれば、『鉄男』(89)や『イグジステンズ』(99)も同じような世界を描いていた。

いったい、どんなひとが観にきているのだろう―興味本位で劇場を覗いてみたらば・・・
あれれ、ほぼ満席状態、しかも、そこらへんを歩いているような「フツーの」若い男女が多いじゃん!!

このヘンタイめ!! とニヤニヤしながらこころのなかで罵倒したものである。

2011年、パート2が上陸。
つなげる人間の数を増やし、エログロ描写もエスカレート。

こんどはどうだ? と劇場を覗くと、驚くべきことに、第一弾よりも入っているのであった。

ちなみに自分は、このパート2がいちばん好き。

現在公開中のパート3は、歯止めが利かなくなったというか、この手の映画が持つべき「ぎりぎりのルール」を破ってしまっていて、明るいコメディになってしまっている。


※ひとが増えればいいってもんじゃない!!




主要キャストの顔は「あんなにおぞましい」のに、最初から最後まで真面目に観ることが出来ない。
なんだか、笑ってしまうのである。

とはいえ。
話題が話題を呼び、『ムカデ人間3』はシリーズ最大のヒットを記録。
「誰にも知られない」ように劇場に集っていたはずの観客は堂々と行列に並んでいた。

これでは、ヘンタイ!! と罵ることが出来ない。

とても健全な映画に成り下がってしまった―ことの証明として、AKBグループを脱退したばかりの川栄李奈(写真中央)が



公開前キャンペーンに登場、「この映画に出たい。ただし、つなげるほうとして」と発言して話題になっていた。

つなげるほう、かい!?

つながるほう、と発言してくれれば、ファンになったかもしれない。


この手の映画を嫌悪するひとは、いつの時代だって居るだろう。
逆に歓迎するひとだって、必ず居る。

自分はもちろん後者のほうだが、だからこそパート3の甘い創りには、ちょっと納得出来ないのであった。







次回のしりとりは・・・
むかでにん「げん」→「げん」しばくだん。

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明日のコラムは・・・

『ひざのうら』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(135)

2015-08-29 05:36:21 | コラム
ぐりーんべ「れー」→「れー」ざーびーむ(レーザービーム)

♪ ストレイト、ドキドキする 視線はまるでレーザービーム

こころをシュワりと突き刺すの、虹色のラブビーム ♪

Perfume『レーザービーム』より

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レーザーと聞いてすぐに想起するのは、手術における技術。
医療について明るくないのでよく分からないが、現代はレーザーメスとかを用いてサクサク? 切っちゃうわけでしょう皮膚を。

そういえば『フェイス/オフ』(97)で、ジョン・トラボルタの顔面をレーザーで切り取る(!!)シーンがあったっけ。

それから、イチローのレーザービーム。
捕殺、と表現してもいいかな。

新庄くんも得意だったが、イチローのそれには敵わない。




自分なんか草野球でキャッチャーをやることが多いのだが、こんなスピードで二塁まで投げられないし、そういえば盗塁を刺した記憶さえないのだった。

まぁ、体型で選ばれただけ、、、だからね。


映画の世界でレーザーといえば、やっぱりSFの世界である。

誰もが想起するであろう作品は、冬に新作が控えている『スターウォーズ』(76~)のシリーズ。

ライトセーバーのことね。
この名称に落ち着くまでは、ライトサーベルなどとも呼ばれていた。



誰もが使いこなせるわけではない、いやその前に、持つだけでも資格の要る武器のようで、あれを持つというだけで位が上、、、ということなのだ。

ハン・ソロ「爺さん、あんたなかなかの使い手だそうじゃねぇか。最近じゃあんなチャンバラは見かけなくなった」


ライトセーバー以外でいうと、ミサイル「の、ようなもの」も広義の意味で捉えればレーザービームといえそう。



レーザービームを背景に散りばめた―という表現は適切ではないが、そんな感想を抱いたのが『トロン:レガシー』(2010)である。

目に楽しい映画だが、なんか無駄に疲れたな。




いずれにしても。
自分のような「昭和脳」のままのオッサンにとっては、近未来的。SF的。
ではあるものの、じつはすでに多くの分野で実用化されていて、「平成脳」にとっては、それほど珍しくないこと―なのかもしれない。

そういえば。

「なにを見ても」「なにに触れても」驚かない、感情を動かされない平成生まれのアンちゃんに会った。

彼は自分のことを「クールでしょ」みたいな感じで表現していたのだが、いやいや、それをクールと呼ぶのであれば、自分はクールにならなくていいや、と正直思ったよ。


ダサくてもいい、新しいものに触れたときは、いっつも大袈裟に驚く・慄くオッサンであろう・・・そう決意した初秋である。





あすのしりとりは・・・
れーざーびー「む」→「む」かでにんげん。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(136)』

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死ぬまでピーカー

2015-08-28 08:27:35 | コラム
行き当たりばったり。
創り手さえ、終わりを考えずに話を進めていっている。

・・・という、物語としては致命的な欠点があるにも関わらず、自分は『ツイン・ピークス』が好きだ。



90年代前半の日本を席巻した、米発の連続テレビドラマ。
ちなみにタイトルに冠したピーカーとは、このドラマを愛するマニアが「自称する際に」用いる業界用語? である。


あのときの盛り上がりは、ちょっと異様だった。

番組を放送していたWOWOWの加入率は2倍になり、
レンタルビデオはいつも貸し出し中、
関連書籍も売れに売れ、
「最初から死んでいる」ヒロイン、ローラ・パーマーの葬儀までおこなわれ、
ジョージアの缶コーヒーのCMが制作された。





総指揮を務めたデヴィッド・リンチは、陽の目を見ないところでコソコソやっているときにこそ輝くひとのはずなのに、あまりにもスポットライトを浴び過ぎた。

だから―と結論づけていいだろうか、映画版は失敗作となった。
(でも、最後のローラの涙と、天使が出現するシーンは、ほんとうに美しかった。あれだけでも観る価値がある)


2017年、このシリーズの新作が放送されることが決定。リンチ自らがメガホンを持つ・・・というニュースは前にも書いたが、その創りかたがユニークで、いかにもリンチらしいなぁ!! と。



何話になるのか不明だが、1本の超大作映画のように撮影・編集し、それを45分ごとに分割させるそうである。

連続テレビの世界では「当たり前のこと」のようでいて、いやいや、この発想はじつに新しい。

ともかく2年後が楽しみだ。
来年はスコセッシの『沈黙』、再来年はリンチの『ツイン・ピークス』があるので、とりあえず43歳になるまでは死ねないというわけである。


さて。
そんな『ツイン・ピークス』もリストに入っているのだが、海外ドラマ専門チャンネルのAXNが「海外ドラマ人気NoNo.1決定戦」を展開している。

『ヒッチコック劇場』や『トワイライトゾーン』から、『私立探偵マグナム』、『Xファイル』、『フレンズ』や『ER』、『ハウス・オブ・カード』まで。

投票は9月20日まで→こちらから


ちなみに、途中経過はこんな感じ。

(1)『フレンズ』
(2)『CSI:科学捜査班』
(3)『Glee』
(4)『ER 緊急救命室』
(5)『ゲーム・オブ・スローンズ』
(6)『ブレイキング・バッド』
(7)『Xファイル』
(8)『24 ―TWENTY FOUR―』
(9)『ビッグバン★セオリー』
(10)『グレイズ・アナトミー』

・・・って、あれ!? 『ツイン・ピークス』入ってないし!!


いやいや。
前述したとおり、リンチは「そういうひと」なので、15位くらいがちょうどいいのかもしれない。

好きは大好き、嫌いは大嫌い―『ツイン・ピークス』は、そんなキチガイドラマである。





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閃、光。

2015-08-27 05:41:53 | コラム
ちょうど1ヵ月後に米国の格闘技団体UFCの興行『UFCジャパン』が開催されるのだが、現在、その煽り的な番組がテレビ東京で放送されている。

そこに登場するチャラ男、石原夜叉坊(いしはら・やしゃぼう)というファイターが、キャラが「ひじょうに」立っていて面白い。



格闘技を始めた理由も「女にモテるため」と分かり易く、テレビカメラが回れば期待通りにふざけてくれる。

こういうタイプって、根はいいヤツが多いんだよね。

彼もその例に漏れないようだ。
先日の放送では、なぜ入場曲を『ライオンの子』にしたかを語り、ゲストの山本"KID"徳郁が泣いていた。

尊敬する父親がラジオかなにかでこの曲を聴き、えらく気に入った。
けれども、曲名もアーティスト名も分からない。

職場の人間にこの曲を聴かせ、「曲名と歌い手を調べてくれ」と頼んでいる―その姿を見た夜叉坊が『ライオンの子』のCDを入手し、家に戻ってくると父親は死んでいた。

とーちゃんは結局、この曲を最初から最後まで聴いたことがなかった。

だから入場曲にこれを選んだのだ、、、と。

とーちゃんに再会出来るような気がするから、、、と。

いい話だねぇ。
泣かせるねぇ。


どんな入場曲で気合が入るのかは、ファイターそれぞれだ。

一時期はエミネムの『Lose Yourself』が人気バツグンだったが、これはよく分かる。




『ロッキー』のテーマ曲は、昔も今も多くのファイターが好んで使用する。
ニルヴァーナの代表曲を少しだけアレンジした宇野薫くんの入場も格好いい。
ガックン・バージョンの『哀・戦士』を流す北岡悟も、『愛をとりもどせ』を流すジョシュ・バーネットも悪くなかった。

でもC-C-Bで気合が入るという内藤さんは、よく分からない笑
いや、C-C-Bは好きだけどね。

あと、AKBを使った石井慧は見事にスベッていたなぁ!!


プロレスを含めた格闘家の入場曲ベストを挙げろといわれれば、ベタだが・・・

(1)ジグソー『スカイハイ』…ミル・マスカラスの入場曲

(2)ウルフルズ『バカサバイバー』…青木真也の入場曲

※この動画のどこかに、自分が居るよ




のワンツーフィニッシュは不動である。


では自分が格闘家だった場合、なんの曲を流すのかって話。

Perfumeの『ドリームファイター』?
まぁ「あり。」だが、ちがうよな。

東京事変による『閃光少女』、これで決まり。

少女じゃないけどね、ただ「閃光」というのは、関節技や絞め技を感覚的に表現するのに適したことばだと思うのね。

打撃では勝ったことがない、寝技でしか勝てない自分に相応しいんじゃないか・・・そう思うわけです。




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明日のコラムは・・・

『死ぬまでピーカー』
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