Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

まだまだ粘るぞ!!

2021-09-30 00:10:00 | コラム
あすから、愛飲煙草セブンスターが1箱600円に値上げ。

きゃー!! みたいな。

その昔、いつかは1000円になるのでは? とジョークみたいにいっていたけれど、いよいよ現実味を帯びてきた。

喫煙者同士の友情を深める台詞「一本、ちょうだい?」も、気軽にいえないよねぇ、もう。。。

けれども。
まだやめませんよ。
粘りますよ。

何度もいっているように。
もはや美味いとかそういうレベルではなく、よいモノを書くために「まじない」として吸っているようなところがあるので。

とはいえ。
つらいものは、つらいんだけどね(TдT)(TдT)(TдT)(TдT)(TдT)



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明日のコラムは・・・

『「にぎやかし」として。。。 + 9月コラムの目次』
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「芯」が抜けたぜ!!

2021-09-29 00:10:00 | コラム
数ヵ月前に右足裏に「でっかい魚の目」が出来て、歩くたびになかなかの激痛が走っていた。

最寄りのドラッグストアで「イボコロリ」を購入、
しかし塗った数日は痛みが和らぐものの、なかなか「魚の目の芯」が弱ってくれず完全に抜くことが出来ない。

イボコロリを塗って塗って塗って塗りまくる日々がつづく。
塊を剥がすたび、くそ、またも芯だけ残っちゃう!! の繰り返し。

イボコロリの量もだいぶ減ってきて、次で最後。
えっ、1瓶使っても退治出来ないの?
また買うわけ??

ウンザリしながら、祈りながら最後のイボコロリを塗る。

で、やっとこさ芯が抜けた!

やったぁ!!


それにしても。
歯もそうだが、あんなに小さいものが1日のコンディションをも左右するのだからね、たいしたものですよ。


※トップ画像と動画は、北野武の傑作『ソナチネ』。
個人的最高傑作は『3-4X10月』だと思っているけれど、どちらにせよ、あぁ映画の神に愛されたひとなんだなぁと思える出来で、やはり、ほかの異業種監督とモノがちがったのだよなぁと再認識。


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明日のコラムは・・・

『まだまだ粘るぞ!!』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(392)

2021-09-28 00:45:51 | コラム
りいまじねー「しょん」→「しょん」べん

洗濯機のことを「せんたくき」ではなく「せんたっき」といってしまうのと同様、
小便を「しょうべん」ではなく「しょんべん」といってしまうひと、、、訂正、基本は男だよね、男が多い。

あっ、洗濯機とは少し意味合いがちがうか。
なぜなら「せんたっき」は単なる「いいまちがい」に過ぎないが、「しょんべん」は俗語として「認められている」から。

自分も「しょんべん」というし、長渕の歌詞にだって「しょんべん」とあるし、

♪ 泣きっ面にしょんべん、ひっかけられた夜 ♪

※みんないうけど…
70年代との見た目の差が・笑


それにほら、ションベン横丁(現・思い出横丁)だってあるじゃないか!


しょうべんしょんべんうるせーな! 下品だよ!!
あぁそうさ自分は品がないさ、それのなにが悪い!?

と自分ツッコミをしたところで(^^;)、映画の話を。


『どこまでもいこう』(99)

友達と「連れしょん」しにトイレに入ったはいいが、結局は「くそっ、出ないよ!」となる男子あるある的描写。

こういう、なんてことないシーンを描けるかどうかで、じつは映画のリアリティって決まってくる。



『メジャーリーグ』(89)

罰則など契約ににないことを指摘する選手に対し、監督はその契約書を地面に放り、その上からしょんべんをひっかける。

「くそ」ではないが、「くそくらえ」描写として最高のひとつ。




『皆月』(99)

花村萬月の小説を映画化、奥田瑛二・吉本多香美・荻野目慶子、そして北村一輝が出演。

吉本多香美が「野しょんべん」する姿を奥田が覗き、吉本が恥ずかしがるというポルノチックなシーンがあって、けっこうゾクゾクする。

とはいえ最も印象に残るのは、北村の「鬼」「キチガイ」っぷりだろう。
演技賞モノですよ。



この3つが、映画のなかで印象に残る「しょんべん」シーンかな。

映画好きでも、こんな3傑を挙げる「しょんべん小僧」は自分くらいなものでしょう。

いやいや、そんなことないよね。
みんな隠しているだけで、こういうことが好きなはずだから。


次回のしりとりは・・・
しょん「べん」→「べん」とう。

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『「芯」が抜けたぜ!!』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(391)

2021-09-27 00:10:00 | コラム
いか「り」→「り」いまじねーしょん

リメイク(=remake)は、オリジナル作品を新たに創り直すこと。

似ているけれど「ちょっと」、いや作品によっては「だいぶ」異なるのがリ・イマジネーション(=reimagination)。

リブート(reboot)という用語もあって、少し前は「リ・イマジネーションとリブートはちがう」などという声もあった気がするけれど、はっきりいって同意だと思う。

rebootとは再起動を意味していて、
リメイクがオリジナルの設定や構造を「どちらかというと」尊重して創作されるのに対し、
リ・イマジネーションやリブートは、そのことに重きを置かず「一から仕切り直す」ことにより、固定ファンだけでなく、新たなファンを獲得することを目的としている。(それだけじゃないだろうけれど)

こういう流れがつづくと「ハリウッドもネタ切れなのか」というネガティブな声も聞かれるようになるが、実際そういうところもあるかもしれない。

それが事実であったとしても、面白いものが出来ればなんだっていい―多くの観客の本音はそんなものだと思うし、自分もそうだったりする。

ただ実際はどうかというと、なかなか「うまくいっていない」。


『ロボコップ』…87年にオリジナルが制作され、シリーズ化もされた。
2014年、リ・イマジネーション化されて公開。

子ども向けに過ぎなかったヒト/サイボーグの物語を、実際の戦場を知るポール・バーホーベンが監督―オリジナルは、だからこそ成功したといっていいでしょう。

悪はとことん悪であるし、それでいて悪側のロボットはなんとなく愛嬌さえ感じられたし。


つまりは、ケレンさえもプラスに働いたと。

2014年版、デザインは洗練されたかもしれないが、洗練がプラスに働かないこともある、、、ということを証明してしまった。


『トゥームレイダー』

2001年―人気ゲームをアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化。
じつは、このオリジナルでさえうまくいってない。
印象に残るのは、U2の主題歌だけだもんね。

2018年―『トゥームレイダー ファースト・ミッション』としてリ・イマジネーション化。

主演の子は頑張っていたし、


オリジナルの評価が「あまり」高くないぶん、本作が不評だったという声もあまり聞かない。

・・・が、だからといって好評だったわけでもないっていう。


『猿の惑星』(68)

SF映画の「大」傑作をティム・バートンが再構築してみせた『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(2001)で、おそらく初めてリ・イマジネーションということばが使用された。
しかしバートン、気負い過ぎたか不発に終わる。

収穫は、エステラ・ウォーレンくらいなもので。


ただ2011年から始まった3部作は「その前夜」を描くという発想が素晴らしく、ここに挙げた映画のなかで最も成功したリ・イマジネーションだと思う。

『猿の惑星: 創世記』



ほかに・・・
『燃えよデブゴン』(78)という邦題を受け継いだのがまずい気がする2020年の『燃えよデブゴン TOKYO MISSION』(2020)、


『ゴーストバスターズ』(84)のメンバーを全員「女性」にしてみたという発想が逆に白ける2016年度版、


・・・などなど、成功したほうが稀という結果になってしまっている。


それでもやめられないのが映画屋の博打魂というかね、そこに呆れつつ、「次こそ…」と期待してしまう自分らともども、しょーもない奴らだなぁとは思う笑


あすのしりとりは・・・
りいまじねー「しょん」→「しょん」べん。

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『空白』と、『聖なる犯罪者』と。

2021-09-26 00:10:00 | コラム
あと3か月あるので断定は出来ないが、なんとなく、今年の映画ベストテンの上位が固まってきた。

その筆頭がポーランド産の『聖なる犯罪者』、


そして、公開されたばかりの日本映画『空白』。


どちらも犯罪を背景にしている。

後者のほうは「始まりは軽犯罪」かもしれないが、結果的にひとが死んでしまい、主題は「それから」にある。

きっかけは万引き。
自分はガキのころムダに万引きを繰り返し、しかし後年、万引きGメン(正式名称は私服保安員)として働くなどしており、妙な表現になるけど、万引きに関しては一家言を有している。

Gメンとしていえば、沢山居ても困るが居ないのも困る。
店舗から契約を切られてしまうからね。
興味本位で始めた仕事でも、やっているうちに責任感みたいなものも芽生え、「俺が警備しているあいだは好きなようにはさせないぞ」と思うようになる。

とはいえヒーロー気どりなところもあった。
かわいい店員さんによいところ見せたいとかね、あと店長に感謝され褒められるのは純粋にうれしいし。

仕事のありかたとしては、まぁこのへんが落としどころ?かなぁと。

ただ店舗側はたまったものではない。
店が潰れることだってあるわけで。

しかし万引き犯を追いかけたら、ソイツが逃走中に事故に遭い死んでしまった。
10年くらい前だったかな、実際に起こった書店におけるトラブルを想起してしまうよね。

書店は大バッシングを受け、閉店に追い込まれた。

軽犯罪の被害者が加害者を死なせてしまったために罪と罰が反転し、加害者として責められる不条理。


この2本の傑作に触れて。
現実に起こった出来事から、もしこうなったらどうだったろうか? ということがまず浮かんで、物語は生まれる―みたいなことを思い出した。

ホラーやコメディにしたってそうで、まったくの想像で創られたものは「ほぼほぼ」ないといっていい。

そんなこと考えずに観ていたい―というひとが多いのも分かるが、
自分は強引にでも現実と結びつける鑑賞法を身に着けてきた、ゆえに、こういう題材が大好物なのでありました。。。

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(391)』
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