Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

ダブル至上主義

2016-10-31 00:10:00 | コラム
ダブルが好き、なのである。

マックのクォーターパウンダーもダブルじゃないと物足りない、

滅多に行かないサーティーワンも、絶対にコーンでダブルを頼む。

基本ハイボールだけど、ウィスキー呑むのであればダブルがいいし、

定食屋でもなんでもいいが、「ダブル」と名のつくものに弱い。


で、えらいひと、、、という表現も幼いが、とにかく位の高いひとに会う機会が増えたので、スーツを増やすことにした。

そう、きょうはスーツの話。
スーツでも、「イマドキ」ダブルにこだわる男なのだった。




少しばかり経費で出してもらえるということなので、そこそこ上等な店で新調。

いわゆる「一着買うと、もう一着タダ」にはならないところである。


「イマドキ」と強調したように、ダブルは流行ではない。

たぶん一周回って「いつの日か」お洒落になるときがくるのだろうが、いま現在、ダブルのスーツを着るというのは、イコール「堅気ではない」ということなんだ大袈裟にいえば。

昭和のヤクザというかね。

ただ自分が自覚していることとして、胸周りが異様に厚いので、ダブルのほうが似合うんだ。

そう思って店員さんに「ダブルで―」というと、不意をつかれたような表情をする。

「いいんですか」みたいな。

いいんですよ、自分がそれを着たいんだから。

生まれてこのかたシングルのスーツなんか着たことないから、違和感ありありで居心地もよくないだろうし―という表現で分かると思うが、自分は就活というものをしたことがない。
リクルートスーツを着たことがないのだよね。


それ以降も、スーツを着る必要のない仕事ばっかりしてきたので、礼服以外はほとんど着たことがないまま歳を取っていった。
(ちなみに礼服も、期待に違わず? ダブルである)

そんなクセして、ダブルというこだわりがあり、もっというと、シャツはゼッタイにボタンダウンがいいねと。




よく分からんこだわりだが、スーツはまだ出来上がっていない。

出来上がり次第、ここに載せてみますわ。

似合うか似合わないかは、そこで判断してみてね。


※ほとんど関係ないが、バットスーツは『ダークナイト』仕様がいちばん格好いい。




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明日のコラムは・・・

『トップテンの時期ですわよ。 + 10月コラムの目次』
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競る。

2016-10-30 00:10:00 | コラム
「競る」とか「拮抗する」ということばが好きでね。

だから今年のプロ野球日本シリーズは、たいへん燃える。

贔屓の選手・チームの圧勝も気持ちいいが、スポーツの醍醐味は競ることにあるでしょう、
実力差があり過ぎて、試合の前から勝敗の予想がつき、実際そのとおりの結末を迎えるなんて、出来過ぎた映画以上につまらない、

贔屓の選手・チームが接戦を落としたとき、友人などから「残念だったね~」などといわれるときもあるけれど、好試合であれば、それもいいですよ。
(これを打っているのは29日の早朝なので、この日の試合結果は分かっていないけどね、さあタイに持ち込めるかな広島は)

スポーツで失望するのは、無気力試合と、なんらかの違反が発覚したときくらいか。
(「ヌルヌル」とかね!!)


来月―マディソンスクエアガーデンで開催されるMMAの興行『UFC205』を取材観戦するために、ちょっくらニューヨークに行ってきます。

当たり前のように記しているけれど、まだ日本に根付かないMMAとは、つまり総合格闘技のこと。

その過激なルールが問題視され、ニューヨーク州ではこれまで禁止されていたスポーツなのである。

それがやっと、解禁されることとなった。


ちなみに国全体で禁止されているところもあれば、独裁者が自分の金で大会を開催するところもある。
(それで一悶着あったのが、ヒョードルとチェチェンだ)


『UFC』の創成期、『UWF』から『PRIDE』の流れを見てきたものにとっては、ドキドキワクワクよりも、感慨深さが上回って、すでに涙しそうだわよ。

いまは、この興行の成功を、ただただ祈っている。

競った好試合ばかりに、なるといいね!!




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『ダブル至上主義』
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KABE-GAMI

2016-10-29 07:31:01 | コラム
※本日は、画像まつりです※


仲良しの同業女子が居るのだが、彼女が担当するウェブマガジンで「パソコンやスマホの壁紙にアイドルとか設定しているひとは、イタい。女子は引く」みたいな記事が掲載されたという。

「まっき~、やばいんじゃない?」

知るか!!

そんな記事、悪いが屁みたいなもんだよ、そもそも引くような女子を好きにならないし! といってやったい!!


というわけで、現在のパソコン・スマホの壁紙コレクションを。


スマホのトップページ壁紙は、ハニーに女子高生のコスプレさせた写真なのだが、顔出ししちゃうと殴られるしエッチさせてくれないので、これだけ。



2ページ目と3ページ目は、青文字系? モデルの「やのあんな」。





4ページ目は、益若ちゃん。



最終ページが、きゃりー&Perfumeである。




パソコン、ログイン前はこんな感じ。



ログイン後は、仮面女子(候補生)の美音咲月だ。




42歳のザーメンキチガイ映画小僧だけど、これで引くなら引きやがれ!! ってなものである。

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『競る。』
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にっぽん男優列伝(347)吉岡秀隆

2016-10-28 00:10:00 | コラム
70年8月12日生まれ、46歳。
埼玉出身。

公式サイト


純くん―ほとんどのひとがいうことですが、

中嶋朋子イコールほたるちゃん、吉岡秀隆(よしおか・ひでたか)さんイコール純くん。

幸か不幸か。
いや、やっぱり幸福でしょう、あれほどの当たり役を、子役時代に持ち得たのですから。



ふたりが素晴らしいのは、この当たり役のイメージを脱し、その後のキャリアをきちんと築けたこと。

それでも受け手の我々は、単純だし残酷でもあるから、未だほたるちゃん純くんが頑張っている、、、といってしまうのです。


※作詞作曲も、吉岡さん。
尾崎と親交が深かったというのもあるのか、曲の内容も、歌いかたも、なんとなく似ています。




<経歴>

元妻は、女優の内田有紀。

小学校入学前に「劇団若草」に入団、『大江戸捜査網』(テレビ東京)で子役デビューを飾る。

81年―。
フジテレビの『北の国から』で黒板純を好演、スペシャル版もあわせて2002年までつづく人気シリーズとなる。

純がタマコ(裕木奈江)を妊娠させたエピソードを観た自分の母親は、「あの子は大丈夫だろうか」と東京までやってこようとしたそうです笑


少し遡り・・・。

映画俳優デビュー作は、77年の『八つ墓村』。

萩原健一の少年時代を演じています。


『遙かなる山の呼び声』(80)、
81年より、諏訪満男(寅次郎の甥)役で『男はつらいよ』シリーズにレギュラー出演、シリーズの最後のほうは実質的な主役を演じる。

『浪花の恋の寅次郎』(81)
『寅次郎紙風船』(81)
『寅次郎あじさいの恋』(82)
『花も嵐も寅次郎』(82)
『旅と女と寅次郎』(83)
『寅次郎真実一路』(84)
『寅次郎恋愛塾』(85)
『柴又より愛をこめて』(85)
『幸福の青い鳥』(86)
『知床慕情』(87)
『寅次郎物語』(87)
『寅次郎サラダ記念日』(88)
『寅次郎心の旅路』(89)
『ぼくの伯父さん』(89)
『寅次郎の休日』(90)
『寅次郎の告白』(91)
『寅次郎の青春』(92)
『寅次郎の縁談』(93)
『拝啓 車寅次郎様』(94)
『寅次郎紅の花』(95)


またまた遡り・・・

『キネマの天地』(86)、『優駿 ORACION』(88)、
山田洋次や杉田成道だけでなく、黒澤にも好かれたようで、『八月の狂詩曲』(91)と『まあだだよ』(93)に出演、

観ているほうとしては、その熱さがちょっと気恥ずかしかった『ラストソング』(94・でもスマッシュヒット)、
『青空に一番近い場所』(94)、
山田洋次から全幅の信頼を得ており、『学校II』(96)、『学校III』(98)、『虹をつかむ男』(96)、『虹をつかむ男 南国奮斗篇』(97)と連続出演を果たす。

『鉄道員』(99)、『雨あがる』(2000)、『ジュブナイル』(2000)、『海は見ていた』(2002)、『阿弥陀堂だより』(2002)、『半落ち』(2004)、『隠し剣 鬼の爪』(2004)、『またの日の知華』(2005)。

またまたまた遡り―。

2003年、テレビドラマ『Dr.コトー診療所』(フジテレビ)で主人公を演じ、これが好評を博し「もうひとつの」代表作となる。

映画でも好演は多いのですが、それ以上に、テレビドラマでの当たり役に恵まれるひとなのです。

もし、映画での当たり役があるとするならば・・・

好き嫌いは「置いておいて」の話ですが、『三丁目の夕日』シリーズの茶川竜之介になるのでしょう。

『ALWAYS 三丁目の夕日』(2005)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007)
『ALWAYS 三丁目の夕日’64』(2012)


そのほかの作品に・・・
『博士の愛した数式』(2006)、『ゴールデンスランバー』(2010)、『はやぶさ 遥かなる帰還』(2012)、『小さいおうち』(2014)、『グラスホッパー』(2015)、『64 -ロクヨン-』の前編・後編(2016)。

公開控えの作品が、『海賊とよばれた男』(2016)と『追憶』(2017)。


「ひとがいい」キャラクターを得意としているので、多くのひとはあまり望んでいないのかもしれませんが、いちどくらい、サイテーサイアクなキャラクターを演じてほしいなぁ、、、と個人的には思っています。


次回のにっぽん男優列伝は、吉田栄作さんから。

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『KABE-GAMI』
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にっぽん男優列伝(346)ユースケ・サンタマリア

2016-10-27 00:10:00 | コラム
71年3月12日生まれ、45歳。
大分出身。

公式プロフィール

喋りは巧いけど、芸人ってわけじゃない。
おかしな芸名―本名は、中山裕介―だけど、芸人ってわけじゃない。

ユースケ・サンタマリアさんは、不思議なひとです。

あくまでも私見ですが、ダイアモンド☆ユカイくらい危険な? 芸名じゃないですか。

しかしギャグになっていない。
ユカイのほうは「すれすれで、結局ギャグ」になっている気がしますものね。

飄々とした感じも好きですが、大学生のころに組んだバンド名が「XYZマーダーズ」ということを知って、無条件で好きになりました。

映画好きならそうでしょう、
売れる前のコーエン兄弟が脚本を担当し、サム・ライミが監督したホラーコメディのタイトル(85)だからです。



つまり自分は、このひとを、ネーミングのセンスから気になるようになった、、、そういうわけです。




<経歴>

ミュージシャン、司会業、俳優をこなすマルチなタレント。

うつ病で苦しみ、顔がこけた時期もありましたが、いまは元気です。

上京後、バンド「BINGO BONGO」のヴォーカルとして加入する。

95年―喋りの巧さなどが評価され、当時無名だったトータス松本とスペースシャワーTVの番組を担当する。

97年―フジテレビの人気ドラマ『踊る大捜査線』に、真下正義役としてレギュラー出演を果たす。

この映画版、『踊る大捜査線 THE MOVIE』(98)で映画俳優デビューを飾る。
(『踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003)、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!』(2010)、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012)にも出演)

『冷静と情熱のあいだ』(2001)、黒沢清の『ドッペルゲンガー』(2003)。

『踊る』のスピンオフ『交渉人 真下正義』(2005)で映画初主演、これが映画小僧もビックリの興行記録をあげる。

『踊る』シリーズに対する自分のアーダコーダは本ブログで何度も展開してきたので割愛しますが、ユースケさん織田裕二さんがどうこうというのではなく、創り手に対する不信感? みたいなものを抱いていましたね。


『UDON』(2006)、『酒井家のしあわせ』(2006)、現時点における最高傑作かもしれない『キサラギ』(2007)を経た2008年、オムニバス映画『R246 STORY』で監督デビューも果たしました。

浅野忠信、中村獅童、須藤元気、VERBAL、ILMARI、そしてユースケさんという「非」映画監督による短編集ですが、じつは、ユースケさんの監督作『弁当夫婦』が、いちばん出来がよかったりします。


そのほかの作品に・・・

『少年メリケンサック』(2009)、『鈍獣』(2009)、『日輪の遺産』(2011)、『カラスの親指』(2012)、『はじまりのみち』(2013)、
『ぼくたちの家族』(2014)、『薔薇色のブー子』(2014)、『バンクーバーの朝日』(2014)、
『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』(2015)、『エイプリルフールズ』(2015)、『探検隊の栄光』(2015)、『バースデーカード』(2016)。

最新作は、来年公開予定の『あゝ、荒野』。


短編映画の出来を考えると、そろそろ長編の監督作というのも期待したいところです。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん男優列伝(347)吉岡秀隆』
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