Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

かーちゃんを抜かすまで、あと………

2022-11-30 00:10:00 | コラム
あすより12月。

自分の誕生日は2月の頭で、あと3ヶ月もすると49歳になっちまう。

49歳といえば、かーちゃんが死んだ年齢。

並ぶのか!
そうして、抜かすのか!!

自分の48年と9ヵ月が長かったとか短かったとかは、ぜんぜん分からん。
それについての感慨は微塵もない。

ない。
が、かーちゃんはこのくらいの時間しか生きられんかったのか!?という衝撃はある。

なんかちょっと、申し訳なくなっちゃってね………。

とりあえず自分がやるべきは、生きることか。とマジで思います。

生きるぞ、あしたから生きるぞ!!



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明日のコラムは・・・

『12月は3分割です^^ + 11月コラムの目次』
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打ち止めの方向です^^

2022-11-29 00:10:00 | コラム
じつはハニーは2度、そして自分は先々月に初めてコロナウィルス陽性になった。

3度のワクチン接種済み、それなりのディスタンスを心がけていたのだけれど、罹るときは罹るのだろうね。

自分の症状は、けっこう重いものだった。
体温39度が、いっこうに下がらない。
たぶん5日間はその状態で、「思考すること」がこれほど難儀だった日々はない。

だからもう、考えないことにした。
なにを喰っても美味いとは感じないので、ひたすら寝る。寝る。とことん寝る。寝る。

そうしてある日、突然平熱になった。

苦しんだのは自分なのに、職場に復帰するとほうぼうに謝罪―前から思っていたことだけれど、これって日本独特のものではないかしら?


で、現在。
いろいろ考えて、4回目の接種は受けないことに決めた。

前派遣先ほど、現派遣先がそのことについて厳しくないこと。
というより、世の中全体が「ゼロ」ではなく「ウィズ」の方向に舵を切っていること。

などを踏まえての結論。

再感染は恐ろしいし、2度と罹りたくないけれど、(前述したように)罹るときは罹るんだなと理解したし!!


※コロナ以降の日本をいちはやく捉えた勇気ある作品


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明日のコラムは・・・

『かーちゃんを抜かすまで、あと………』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(438)

2022-11-28 00:10:00 | コラム
りー「く」→「く」つ

こちら、劣化した自分のインソール(29cm)。

たった2ヶ月で、こんなになっちゃった…。


デカい?
まぁそれは置いておいて、この劣化具合だけで歩きかた・体重のかけかたがまちがっている・かなり特徴があることが分かるでしょう。

まっすぐ歩けている?みたいな(^^;)

歩きかたには「そのひとの性格が出る」といったのは、『いまを生きる』(89)のキーティング先生だったか。

どんな靴を選ぶのか、靴下はどんなか…を含めて、まったくそのとおり!だと思います。


『オズの魔法使』(39)

「物語のなかの靴」といえば、自分にとっては『シンデレラ』でなく、まずコレですね^^


靴下のチョイスも完璧で、こういっちゃアレですが・・・
そちら側の趣味の持ち主にも「大」好評のはずです。


『フォレスト・ガンプ』(94)

ずっと走れるのはフォレストの能力だけでなく、NIKEのクオリティでもあるという。
速いひとの靴って、基本デザインはシンプルなのです。

派手派手している自分は、、、みなまでいう必要はないですね。



『シン・ウルトラマン』(2022)

通勤時にはスニーカー、職場に到着すると、わざわざヒールに履き替える長澤まさみ。
このキャラクター造形に対し「時代を読んでいない、気持ち悪い。尻の描写もアングルも含めてセクハラ的」という意見は多かった。


自分?

まぁ自分好みではあるけれども、このくらいのバジェットなら、そうした気配り?は必要だったかな。
つまり独立系なら許されたことなのかも…という気はする。

と同時に、長澤まさみは時代的にも立場的にも「いえる」ひとだったはずなので、敢えて受け入れたという捉えかたも出来る、よって一部で声のあがった「気の毒」というのは当てはまらないのでは?とも思ったり。


『キル・ビル』シリーズ(2003)

アシックスのオニツカタイガー。

いわゆる「ばえる」靴。
とっても鮮やかだけれど、これは履くひとを選びそうだなぁ。

かなり勇気が要ると思う。でもハマればそーとー格好よいはず!!



『ジョジョ・ラビット』(2019)

トップ画像。
靴というより、靴の「ひも」が重要。

この小道具の使いかたは見事、とっても切なかったね…。


次回のしりとりは・・・
く「つ」→「つ」ま。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(437)

2022-11-27 00:10:00 | コラム
つ「りー」→「りー」く

映画『アマデウス』(84)は、
観ていないひとのなかで勘違いされることが多く、モーツァルトの伝記映画ではなく、モーツァルトの「毒殺説」からヒントを得た「天才と凡人」「神とヒト」の物語。

モーツァルトの才能を羨んだ宮廷作曲家サリエリは、モーツァルトのあらゆる活動にヨコヤリを入れようと家政婦を送り込む。


彼女の情報(リーク)により、サリエリはモーツァルトが戯曲『フィガロの結婚』に音楽をつけていることを知る。
当然、サリエリはそれを皇帝ヨーゼフ2世の耳に入れる(リーク)。

皇帝は、『フィガロの結婚』の上演を固く禁じていた。
曰く「階級闘争を煽るものだから。妹は、国民を怖がり始めている」




リーク(leak)を直訳すると「漏れる」。
液体だけでなく、それは情報も指していて。

映画にかぎらず小説や漫画、舞台も、「情報のリーク」によって物語が動き出すことが「よく」ある。

「多用」はどうかと思うけれど、いざというときに使えば抜群の効果が期待出来るっていうね。


たとえば。
『天国と地獄』(63…トップ画像)、権藤さんの片腕だった河西はボスが身代金を出すか出さないかで迷い、弱みを見せ始めた途端、
敵対していた重役たちにボス情報(=自社株をコツコツ貯めていたこと、誘拐で脅迫に遭っていること)をリークする。

「貴様、あのクソ上役たちに俺を売ったな!?」
「えぇ、売りましたとも」
「大阪の話も喋ったのか!?」
「えぇ、すっかりね」
「この、ゲス野郎!!」


たとえば。
『JFK』(91)、暗殺事件を調べる検事に「実際の名前は明かせない」と断りを入れつつ、そーとーな機密情報をリークしてくれる謎の男X大佐。

これだけ明かして「法廷には立てない」とか「私がいえないことは自分で調べろ」とか「幸運を祈る」とか、ちょっとよく分からない、混乱させるだけのひと…ともいえるんだけどね笑

さらに告訴を煽るし(^^;)



たとえば。
ちょっと変化球でいえば、『L.A.コンフィデンシャル』(97)。

知るはずもないひとが口にした「ロロ・トマシ」という人名。

これは真犯人自らがリークしちゃった、つまり「墓穴を掘った」事案でしたね^^



あすのしりとりは・・・
りー「く」→「く」つ。

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日本女優別10傑(31)黒木華

2022-11-26 00:10:00 | コラム
~黒木華のキャリア10傑~

「はな」じゃなくって、「はる」なんだよね。
これは分からん、最初から「はるちゃん」といえたひとは、出来るひとじゃなくて、逆に常識?を知らんひとってことになるんじゃないか。。。

京都造形芸術大学で演技を学んだ32歳、意外と「演技学校」出身の俳優さんって少ないから「異色の経歴」になるのかもしれません。


(1)『小さいおうち』(2014)

女中タキの少女時代を演じ、ベルリン映画祭主演賞受賞。

やや古風な顔立ちなので、山田洋次に気に入られるのはよく分かる。



(2)『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)

岩井俊二的な、あまりに岩井俊二的な。



(3)『ビブリア古書堂の事件手帖』(2018)

三上延による人気ライトノベルを映画化、監督(三島有紀子)にも恵まれ、なかなか見応えのある作品かと。

華ちゃんはもちろん、書店主「兼」探偵を演じる。


(4)『ソロモンの偽証』(2015)

宮部みゆきの長編小説を2部作で発表、映画も創りこまれていた佳作だった。



(5)『幕が上がる』(2015)

ももクロ(たち)主演、演劇部の青春を描いた傑作。
華ちゃんは、新任教師を好演。


(6)『シャニダールの花』(2013)

監督・石井岳龍、共演・綾野剛による恋愛ファンタジー。

女性の胸に「シャニダール」(=花)が芽吹くという設定が、いかにも石井監督らしいなと。


(7)『甘いお酒でうがい』(2020)

芸人シソンヌじろうが原作脚本を担当、映画の出来もよいのでコロナショックがなければ、もう少し話題になったのかも…。



(8)『散り椿』(2018)

原作・葉室麟、脚本・小泉堯史、監督・木村大作御大による本格時代劇。



(9)『永い言い訳』(2016)

モックン主演、西川美和監督の力作。
主人公の浮気相手の役だが、ドキッとするほどリアリティがあって、華ちゃんを真に「巧い!」と思ったのはこの映画からかも。


(10)『母と暮せば』(2015)

監督・山田洋次、主演・吉永小百合。

井上ひさし未完の「戦後三部作の一部」を映画化、共演の二宮和也くんの演技に感心したなぁ!

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明日のコラムは・・・

『シネマしりとり「薀蓄篇」(437)』
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