Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

売らなかったサウンドトラック

2017-08-31 03:27:29 | コラム
えれー久し振りに、映画関係のサウンドトラックCD(以下サントラ)を購入した。

『ツイン・ピークス』、新シーズンの2枚組サントラ。
(発売はまだなので、厳密には購入予約)


音楽CDが増えない。
かつては映画サントラだけで500枚はあったのに、現在はすべてのCDで70枚程度。

断捨離をしたわけでもなければ、音楽を聴かなくなったわけでもない。

すべての音源をパソコン/スマホに取り込んだ結果である。
ほとんどを売ってしまったので、残っているものは、よほど好きなもの/ジャケットそのものにも価値を見出したもの、、、ということになる。


そんなわけできょうは、「とことん気に入った」「売らなかった」映画のサントラ10傑を展開。

一般アンケートを取れば、おそらく『トップガン』(86)あたりが1位になりそうだが、
トム・クルーズ主演であれば、『7月4日に生まれて』(89)や『カクテル』(88)のほうがいい。

前者はジョン・ウィリアムスが担当しているし、後者には『ココモ』が入っているからね。


※強調しておきたいのは、「映画音楽10傑」ではなく、あくまでも「映画サントラ10傑」であること


(1)『アマデウス』(84)



ほんとうかどうかは分からないが・・・

シーンに音楽をあわせたのではなく、音楽にシーンをあわせたのだという。




(2)『カジノ』(95)

ロックにも精通するスコセッシの面目躍如。

しかし、『マタイ受難曲』や『軽蔑』からの引用などなど、ただ好きな曲を流しているってわけじゃない。

(3)『オーバー・ザ・トップ』(87)

スタローン好きにとっての、マストアイテム。




(4)『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』(80)

SFを神話にまで引き上げたのは、ジョン・ウィリアムスが率いるオーケストラたちなんだ。

(5)『ラストエンペラー』(87)

初めて購入したサントラだから。



坂本教授ばかり言及されるが、デヴィッド・バーンが参加しているところも忘れちゃいけない。

(6)『アンダーグラウンド』(95)

ヤケクソっぽい音なのに、それが集まると美しく聞こえるというマジック。




(7)『炎のランナー』(81)

ヴァンゲリスと出会った作品。

ひょっとしたら作曲家で、いちばん好きなひとかもしれない。

けれども有名な曲なので、映画に出会う前から、この曲を耳にしていた―そのことが、なんというか感動的。

(8)『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(84)

知らない世界なのに、郷愁を感じさせる音創り。



さすが、エンニオ・モリコーネの仕事。

(9)『トレインスポッティング』(96)

ヒットナンバーつるべ打ちのなかにあって、一際異彩を放つイギー・ポップ。

(10)『コックと泥棒、その妻と愛人』(89)

マイケル・ナイマンの最高傑作。

みんな、聴いたことがあるでしょう。





(次点)次点であることが不思議だが、『タクシードライバー』(76)。

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明日のコラムは・・・

『熱病 + 8月コラムの目次』
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ファイターも沙羅ちゃんも

2017-08-30 00:10:00 | コラム
5週間くらいのあいだに、体重が5kgくらい落ちている。

ダイエットしているわけではないから不思議だなぁ、、、と。


暑さのため、というわけでもないだろう。

肉ばっかり喰っているし、ビールばっかり呑んでいるし。

チューネンになると脂肪は落ち難いとされており、まぁ落ちるのは悪いことじゃないのでラッキーといえばラッキーだが、ちょいと怖い現象ではある。


肥満児だったことが影響し、家には何台も体重計がある。

毎日、それぞれの体重計で目方を計っている。

体重計が壊れている? ことだってあるだろうから、ほんとうにその目方なのかを確認するため。

ただ、現在は「やや重め」ではあるが、自分にとっては適正といえば適正体重だから、べつに痩せる気はないっていう。


まぁいいや、もうしばらく様子を見てみよう。


格闘技を取材していると、大きな山場というものが3つ訪れる。

ひとつが、カード発表。

ひとつが、前日計量。




最後はもちろん、試合そのもの。


計量に失敗し、試合そのものが流れるケースもあれば、失敗した選手がペナルティを課されるケースもある。

だからファイターは必死、
密着取材が許されたとして最も神経を使うのもまた、この減量期間なのである。

普段では苛つかない質問でも、基本的に腹が減っているから怒りっぽくなっている、、、というのもあるし。


ファイターの数だけ、減量の仕方もある。

計画を立て、時間をかけてゆっくり落とすもの。

計量数日前になって、一気に落とすもの。

ほぼ適正体重だから落とす必要がないものも居るし、肉ばっかり喰って面白いように落ちていくものも居たりして。


つくづく過酷なスポーツだ、と思っていたが、先日、スキージャンプの高梨沙羅ちゃんが「体重がなさ過ぎて」失格、というニュース記事を読み、えぇ! あの競技にも体重が関係しているのか!? と驚いた。


急激に可愛くなったことで話題をさらった沙羅ちゃんだが、
そうだよな、どんなスポーツだって体重と無関係ではいられず、どれがいちばん過酷とか、簡単にはいえないものだよなぁと。


結論。
アスリートは、みんなスゲーよ。

5kg痩せたからって、よく分からないが褒美だ褒美♪ とケンタッキーかぶりついている自分には真似の出来ない世界だ。


※格闘技で、最も燃えた入場のシーンは未だこれ…なかなかこれを超すものに出会えないなぁ




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明日のコラムは・・・

『売らなかったサウンドトラック』
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好き好き、大嫌い

2017-08-29 00:10:00 | コラム
少し前の本ブログで「嫌いな、苦手な食べ物」(小豆やら、ホシブドウやら)を書いたので、
じゃあ改めて「この世のなかすべて」を対象とする、好きなものと嫌いなものを挙げていこうかと。

嫌いな食べ物から想像するに、「嫌いなもの」も沢山あるのでは・・・と自分でも想像したが、意外と少ない。

自分のアンテナに引っかかるもの=興味があるもの、好きそうなもの、であるからして、そもそも「嫌いそうなもの」には目も触れないようにしているから、、、かもしれない。

数年前に会った年下の男の子は、その逆で、嫌いなものは沢山挙げられるのに、好きなものを問うと口ごもるようなところがあった。

たぶん、照れているのだろう。

ふふふ若造めが!!


では、いってみよう。

思いつくままなので、漏れているのは結構ありそうだが。

まず、好きなものから。

嫌いなものは最後に持ってきたが、なんと3つしか挙げられなかったよ。


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映画、映画館

書店

美術館

格闘技会場

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マーティン・スコセッシ

デヴィッド・リンチ

ブライアン・デ・パルマ

ジョエル&イーサン・コーエン兄弟

ギャスパー・ノエ

ポール・トーマス・アンダーソン

クエンティン・タランティーノ

チャールズ・チャップリン

ジャッキー・チェン

シルベスター・スタローン

ロバート・デ・ニーロ

ハーベイ・カイテル

ジョディ・フォスター

ジュリアン・ムーア

黒澤明

今村昌平

大島渚

塚本晋也

石井隆

ツイン・ピークス

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MMA

ボクシング

キックボクシング

柔道

桜庭和志

エメリヤーエンコ・ヒョードル

勇利アルバチャコフ



モハメド・アリ


プロ野球

伊藤智仁



野茂英雄

田中将大

サッカー

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マイケル・ナイマン

ザ・ローリング・ストーンズ

レディオヘッド

YMO

Perfume

BABYMETAL

クリープハイプ




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夏目漱石

川端康成

沼正三

村上龍

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アンディ・ウォーホール

レンブラント・ファン・レイン

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック


ジャン=ポール・ゴルチエ

アディダス

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小林よしのり

唐沢なをき

しりあがり寿


初代ガンダム

キン肉マン

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有吉弘行

SUNDAY NIGHT DREAMER

サンドウィッチマン

松本人志

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アイルランド

日本

ブラジル

群馬県

東京都


キイロイトリ

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ケンタッキーフライドチキン

マクドナルド

(家庭の、つまり、かーちゃんの)鶏の唐揚げ

松屋

(家庭の、つまり、かーちゃんの)カレー

生ビール

セブンスター

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女子高生

ふともも

ふくらはぎ

スクール水着

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大勢の女子タレント

AV

(未だ)エロ本

射精

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※ここから、嫌いなもの

GOOGLEのCM…イケてる感じに創ってあるが、逆にイケてない





痰を吐くジジイ…自分も、そうなりつつあるからか

いきがっているアンちゃん

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『ファイターも沙羅ちゃんも』
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初体験 リッジモント・ハイ(236)

2017-08-28 06:24:48 | コラム
本ブログで度々言及する映画、『ピアノ・レッスン』(93)。

本作を特別好きな理由はいくつかあるが、たぶん公開当時に付き合っていた子からの影響もあるのだろうと思う。

彼女が特に好きだったシーンは、海のなかに沈んだエイダが浮上してくるところ。

劇場で一緒に観たときこそ声は出さなかったものの、家でビデオ鑑賞する際は、きまって「来た来た来たー!」と織田裕二ばりに叫んでいた。

愛のために、再び今生へと再生するこのシーンは、たしかに感動的。


ただそれ以上に、個人的に感銘を受けたところが・・・

声を失った、というより、自ら話すことを放棄したエイダが、自分の分身である鍵盤を使い、愛のことばを刻むシークエンス。


「Dear George, you will have my heart, Ada McGrathe」(トップ画像)


「わたしのハートは、あなたのもの」という意味だが、最後の署名は「エイダの旧姓」なのである。


未婚、ということになっている。

旦那スチュアートが激怒し、彼女の指を切断したのは、愛のことばそのものより、この署名だったのだと思われる。


それにしてもスチュアートを演じたサム・ニールは、こういう役が似合う。

アジャーニ嬢に振り回される『ポゼッション』(80)もそうであったし、『オーメン/最後の闘争』(81)では成人したダミアンを演じていた。
生まれながらにして不幸、みたいな。

父性に目覚める主人公を好演した『ジュラシック・パーク』(93)もあるけれど、上記した作品のほうがインパクト強いものね。


そうそう、きのう挙げ忘れたが、映画のなかの印象的な愛の告白でもうひとつ。


レイア姫「I love you」
ハンソロ「I know」




でしょう、やっぱり!!


さて。
自分が、「生まれて初めて、声に出して愛の告白」をしたエピソード。

それは高校1年の冬、、、であるからして、意外と? 遅い。

ただ相手の石川陽子ちゃん(たぶん、もう旧姓だ)というのは、前日に言及した「7年のあいだに3度」告白した子である。

1度目は、なんとカセットテープに録音してそれを送る形で告白をした。
これが、小学2年か3年のとき。

根性なしといわれればそれまでだが、当時はたぶん、それこそが完璧だ! と思っていたんだ。


でも、声に出してんじゃん?


そうかもしれないが、生の声じゃないので失格。

そして当然のように、そんな気持ち悪い告白の答えは「NO!」であった。


その3年後の小学6年時に、今度は恋文で告白。

江戸川乱歩の長編小説をプレゼント、目次の次ページに恋文を挟みこんでおいた。

これまた、「NO!」。


中学生になり、陽子ちゃんとは疎遠に。
(それまでだって、親密という間柄ではなかったけれど)

肥満化が顕著になった時期でもあり、性格は内向きを極める。
だから再び告白するという気も起こらなかったし、さらにいえば、同じクラスに金子真理ちゃん(たぶん旧姓)と田口果代子ちゃん(たぶん旧姓)という二大美人が出現したため陽子ちゃんのことを忘れかけていたというのもある。


その3年後、高校1年生の夏。

やばい自分、このままでは童貞のまま一生を終えることになるかもしれない!

と焦り始め、100kgを超えていた体重を70kg台にまでシェイプアップ。

そう、きっかけは、性欲だったんだ。

性欲の先に現れたのが・・・と書くと少し失礼になるが、陽子ちゃんだった。


痩せたことで自信がついた自分は、やっと「自分の声」で愛を伝えることを決意、

「―牧野と申しますが、陽子ちゃん居ますか?」
「―どちらの牧野さんですか」

電話に出た陽子ちゃんママから怪しまれたが、そうだよな、陽子ちゃんは女子高に進学したんだものな。

「七小、三中で一緒だったものです。クラス会が企画されたので…」
「あぁ、そうでしたか!」

後半は、もちろん嘘だった。


真冬に、母校・館林市立第7小学校の校庭に呼び出す。

ヒトコト「好きです!」とか、「振られているけど、やっぱり諦めきれない!」程度でよかったはずなのに・・・

根性なしなので「想いを証明するために痩せた」だとか、余計なことをベラベラと喋りつづけてしまった。

そのあいだ、陽子ちゃんはずっと俯いていた。


彼女を見て、答えを聞く前から「もうアウトだ」と思ってしまった。

思った時点で負けな気もするが、思ってしまったんだから仕方あるまい。


そして答えは、やっぱり「NO!」だった。

陽子ちゃんはやさしい子なので「いまは、勉強で精一杯」といってくれた。


そういえば陽子ちゃんは、3度とも自分の口から答えを発してくれたんだっけ。

こっちはカセットテープ、紙、そしてようやく声に出したというのに。


どれがベストというのはないのかもしれないけれど、断られたにしても、声に出したときのほうが清々しさはあった、、、ような気がします、はい。


おわり。


※当時、夢中になっていた曲




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『好き好き、大嫌い』
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初体験 リッジモント・ハイ(235)

2017-08-27 00:10:00 | コラム
きのうの朝日新聞別紙で、「愛している、といったことがありますか」というアンケート結果が載っていた。

結果は日本人らしく? 「NO」が優勢。

それでも30~40年前に比べたら、「YES」は増えているのではないかしら。


面白いのは「YES」だったひとの「なぜ、いったのか」への回答。

「なぜ」と聞くのも妙な気がするが、「気持ちが高ぶっていたから」と答えたひとが多かった。


そうかやっぱり「愛している」って、平常心では発しない台詞なのか。

聴覚を失った男の恋愛を描いたドラマ『愛していると言ってくれ』(95、TBS)なんていうのもあったが、映画や、とくに歌では多用される「愛している」ということばは、現実世界ではそれほど使われていない、、、ということなのか。


自分?

モノスゴ使っている。

使い過ぎて、安っぽく聞こえるくらい。

じゃあダメじゃん! になるかもしれないけれど。。。


恋愛経験は(たぶん)ヒトナミで、多くも少なくもないほうか。

成就率でいったら、圧倒的に低いけどね!!


告白した回数は、ひじょうに多い。

ときどき「告白したことがない。いつも相手から」などとぬかす男に会うが、信じられない。

そんな経験は、たったいちどだけである。

同じ女子に、7年のあいだに計3度告白し3度とも振られたこともある。
その7年のあいだに別の子に惚れ、その子にもきちんと告白しているから、本気度という点では???だが。


告白の形、でいえば、自分らしく恋文が圧倒的に多かった。

気分はシラノ(トップ画像)だ。

自分の恋情は、口ではなく、文字にしたほうが伝わると信じていたところがあるので。

それでも全体の半分くらいで、残りは、相手を前にしての「声を出して想いを伝える」だった。

そんなわけで今回の初体験シリーズは、「生まれて初めて、声に出して告白した日」でいってみよう。


「告白シーン」で印象に残る映画は、ふたつ。

鍵盤に愛のことばを刻む『ピアノ・レッスン』(2003)と、恋愛オムニバス『ラブ・アクチュアリー』(2003)。

後者は、映画のジャンルとしては自分が積極的に観ないタイプではあるものの、ひじょうに感心させられた。


(1)彼氏が在宅中に、玄関の前で声に出さずに告白する男




(2)愛する少女に想いを伝えるため、空港内を疾走する少年





いいですなぁ。
どちらのシーンも映画的で、これを実際にやろうとすると、なかなかに難儀だろう。


つづく。

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『初体験 リッジモント・ハイ(236)』
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