Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

TEI-MOU

2020-07-31 00:10:00 | コラム
毛深いほうではない。

かといって、ぜんぜん生えてないわけではない。

一般的な成人男子と同じくらいじゃないかな、すね毛とかは。


べつに最近のことでもないけれど、男子の剃毛が流行っているらしい。

堀江くんとか、だいぶ早い段階で剃ってたし。
(本人は気分よいかもしれないが・・・あのひとの場合、自分とはまたちがった方向に下品が際立っているから、さっぱりしているはずなのに、その実さっぱりした感じがないんだよね笑)

自分?

いいよ、べつに。
身だしなみとして、鼻毛・耳毛はきっちり処理するけれど、腋毛とか陰毛、すね毛はそのまんまで。


見てると、触っていると、なんか知らんがいとおしくなってくるし笑

「剃ってくれなきゃ別れる」とハニーにいわれたとしたら、そんな女とはこっちから絶縁状を叩きつけてやる。
(ほんとうか? やれんのか!?


自分の世代あるいはそれ以上のひとって、そんな風に思う傾向が強そうだけど、実際はどうなんだべか―。


ん?

女子はどうかって?

ハイジニーナが好みなのか、あるいはボーボーでいいのかって?

どっちもいけますよ、そりゃあね。

このあたりの好みは、世代関係なくそれぞれの嗜好で分かれそうだが・・・って、あれ、ほぼほぼ「下の毛」の話になっちゃった汗汗


※映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』、プッシーキャット役の子の腋毛は、とってもナチュラルで悪くなかったよね



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明日のコラムは・・・

『思ったより電気代が。。。 + 07月コラムの目次』
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傘がない

2020-07-30 00:10:00 | コラム
「―雨は、歩道のゴミを洗い流してくれるからいい」
「―いつか、聖なる雨が降ってクズどもを洗い流すだろう」

※映画『タクシードライバー』(76)より
※トップ画像は、ヒッチコックの『海外特派員』(40)


梅雨が終わらない。
(・・・って、これは数日前に予約投稿でアップしているものなので、公開の時点では梅雨明けしているかもしれないが。というか、してほしい。さっさとしろ)


で、きょうのタイトル。

いや持ってるよ、ビニール傘と、折り畳みのやつを。

ただ「冬以外は」滅多に使わない。

雨が降っていても、
豪雨または、ひじょうに冷たく感じる雨(=つまり冬)のとき以外は、キャップを被るだけでしのぎ、濡れても気にせず放っておくのだった。


家帰ってシャワー浴びればいいのだし。
そもそもキッタネー男なんだからキッタネー要素が少しでも洗い流されればいいと思っているし。


先日―。
知り合いの女子が豪雨のなか傘を必死に差して街を歩いていると、びしょ濡れになってとぼとぼと歩く女子中学生を見かけたという。

「一緒に入る?」と声をかけ、駅まで同性の相合傘。

若い子にあわせようと必死に声をかけるも、ぎこちない会話のまま駅に到着。

けれど女子中学生は、別れ際にとびきりの笑顔を見せて「ありがとうございました!!」と返した。

その笑顔に触れて「もう、きょうはこれで充分だ」と思ったという。


いい話だ・・・。

おじさんの時点で自分には出来ない行為なのだけれどもね、
声かけたら叫ばれるだろうし涙、
叫ばなかったとしてもダッシュで逃げていくことだろう涙涙


・・・いや、そういう話ではなくてね。

傘があるといっても、前述したように「よほどのことがないと差さない」ものだから、持ち歩くことをあまりしないのだよね。

彼女の話を聞いて、自分は濡れたままで「この傘どうぞ」といえれば、かっけー! んじゃないか。。。と、ちょっと思ったという話ですよ。


まぁそれでも怯えられる/逃げ出される可能性は低くはないので、余計なことはしないほうがいいのかな。





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『TEI-MOU』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(340)

2020-07-29 00:10:00 | コラム
いしいたか「し」→「し」ーおぶらぶ(シー・オブ・ラブ)

好きな、海のうた。

『青い珊瑚礁』


ディズニーの『アンダー・ザ・シー』、
杉山清貴の『さよならのオーシャン』、
同名映画も大好き『八月の濡れた砂』、

『冬のリヴィエラ』


そして、フィル・フィリップスの『シー・オブ・ラブ』。

王道中の王道だが、これはたぶん同名映画の影響が大きい。

アル・パチーノ、エレン・バーキン共演のサスペンス。

中年刑事パチーノが、捜査線上に浮かんだ容疑者バーキンに惚れてしまう、、、という物語。

事件は、現代でいう婚活サイトみたいなところで出会った男を殺害、
現場には必ず『シー・オブ・ラブ』のレコードがあると。

パチーノは婚活クラブに登録し、様々な女性に出会い、そうしてバーキンに辿り着く・・・。

いわゆる『氷の微笑』(92)系の、ファムファタル映画。
映画が誕生してからずっとずっと描かれてきた物語。

悪口じゃなくってね、これぞ映画の本分だと自分は思ってます。

ただバーキンは男好きのする顔とはいえ、さすがにケバ過ぎるし、性器が歩いているような感じがして、さらにいえば、ちょっと身体の部位ひとつひとつがゴツイ。

いやこれも、べつに悪口じゃない。

実際、自分は好きだしパチーノがやられちゃうのも無理はないと思っている。



話を戻し。
なぜこういう物語が量産されているのか、なぜそれが映画の本分だと思っているのか。

第一に、映画はやっぱり見世物なので、高尚なものよりも「結局はエログロに行きつく」から。

第二に、これは単純なことで、女性監督やプロデューサーが増えてきているものの、映画業界を牛耳っているのは男だから。
この世界が逆転すれば、物語も自然と逆転することでしょう。

・・・まぁ自分としては、物語がこのように転がっていくのであれば、男だろうが女だろうが楽しめますがね。
そういう意味では平等主義者です、いやマジで笑




次回のしりとりは・・・
しーおぶら「ぶ」→「ぶ」き。

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『傘がない』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(339)

2020-07-28 00:10:00 | コラム
じんぎなきたたか「い」→「い」しいたかし

石井隆には劇画家と映画監督、ふたつの顔がある。

自分より上の世代にとっては前者、自分の世代にとっては後者になるだろうか。


早稲田大学を卒業した直後に劇画家デビュー、


憂いを帯びる運命の女・名美の物語が好評を博し、にっかつロマンポルノの波にも乗って(原作者としてだけでなく)脚本家としても起用される。

80年代早々に、映画監督にも挑戦するはずだった。
しかし撮影所は衛生面で問題があり、それにより体調を崩してしまう。

88年―撮影所の環境が「以前よりはマシ」になり、『天使のはらわた 赤い眩暈』で満を持して映画監督デビュー。

大竹しのぶ×永瀬正敏の『死んでもいい』(92)、
余貴美子×竹中直人の『ヌードの夜』(93)、

夏川結衣×根津甚八の『夜がまた来る』(94)、

※たぶんこれが、最高傑作!!


川上麻衣子×根津甚八の『天使のはらわた 赤い閃光』(94)、

いずれも、名美と村木の因縁めいた物語。

オールスターの犯罪劇『GONIN』(95)においても、ナミィというキャバ嬢を用意する徹底ぶり。



夫人は初恋のひとだそうで、石井隆というひとはロマンチストであり、一途でもあるわけなんだね。


『GONIN2』(96)や『黒の天使』シリーズ(98、99)、
井上晴美が好演した『フリーズ・ミー』(2000)、
団鬼六の代表作を杉本彩主演で映画化した『花と蛇』(2004)、
『ヌードの夜/愛は惜しみなく奪う』(2010)、壇蜜が好演する『甘い鞭』(2013)、『GONIN サーガ』(2015)などなど、90年代後半は必ずしも「名美と村木の物語」を描いてきたわけじゃない、

でも石井隆を知っているひとは、わずか数秒の映像だけで「あぁ石井隆の映画だ」と気づくと思う。

そのくらい、石井隆の映画には個性が凝縮されている。

雨、夜、ネオン、血。
どんなテクニシャンが「石井風」に撮ろうが、おそらくニセモノであることを見破ることが出来る。

誰がどう撮っても、石井隆の絵は真似が出来ない―いわゆるポピュラーな映像作家ではないが、いちどハマるとなかなか抜け出せない魅力のあるひとなのです。。。


あすのしりとりは・・・
いしいたか「し」→「し」-おぶらぶ。

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『シネマしりとり「薀蓄篇」(340)』
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団地のにおい

2020-07-27 00:10:00 | コラム
先日、『アメトーーク!』(テレビ朝日)で「団地住んでいた芸人」を放送していた。

NON STYLE石田、平野ノラ、霜降り明星せいや、空気階段・鈴木もぐら、アジアン馬場園、スタンダップコーギー奥村が出演。

自分は「住んでいた」じゃなく現在進行形の団地族なので、たぶん「住んでいたひと」以上に楽しめた、、、気がする。

エレベーターないところが多いので、足腰鍛えられるとか。
あってもメンテナンスが行き届いてないから、到着時に段差が出来るとか。
ベランダ側は不用心、
プライバシーだだ洩れ、
駅まで徒歩55分とか(これは極端!笑)
などなどなどなど。

番組後半では、自分の住まいからそう遠くない永山団地のオシャレに改造された部屋(=トップ画像)が紹介されていた。

たしかにオシャレ過ぎて、団地っぽくない。

くそー負けていられるか、自分のとこはどうじゃ? なんつって。



ただ、なかのほうはともかく、ソトヅラはどう繕ってみたって団地は団地よね。

タワーマンションに憧れがないといえば、ウソになる。
まぁでも、なんといっても安いからね団地は。

分相応、分相応ですよ、やっぱり笑笑


※団地映画といえば、これ



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